室内装飾アドバイザー
この記事を読んで分かることは以下のようになります
- アクセントクロスとは?
- アクセントクロスの費用
- アクセントクロスについての考察
- アクセントクロスを使った実例(画像付き)
- アクセントクロスの選び方
- 部屋ごとに考えるアクセントクロス
- アクセントクロスで失敗しない方法
繰り返し読むことで、アクセントクロスのより実践的な考えが身につくと思います。
この記事を「ブックマーク」していただけると執筆者冥利に尽きます。
アクセントクロスとは
ぼんやりとしたお部屋を「おしゃれ」に変える‟アクセントクロス”
アクセントクロスを簡単に説明すると、お部屋の壁紙を部分的に変えて‟アクセント”をつけるテクニックです。
つまり、壁紙をコーディネートしてデザインを楽しむ技術です。
お部屋にアクセントをつけるデザインは海外で一般的な手法ですが、今では日本でも「アクセントクロス」として浸透しています。
そんなアクセントクロスですが、一般的には以下のような場所に使われています。
- 壁の1面
- 天井
- お部屋の角から角まで
- カウンターの上下
- テレビボード背面
- トイレ(便器背面)
しかしアクセントクロスを使う場所にルールはありませんので、自分の好きな位置に使っても問題ありません。
とはいえ、アクセントクロスを適当に決めてしまうと…
- 暗い部屋になってしまった
- 落着かない部屋になってしまった
- アクセントクロスが目立ちすぎて安っぽい部屋になってしまった
このような失敗のリスクもありますので、多くの人がアクセントクロスの使い方に悩んでいます。
※アクセントクロスの選び方については後ほど解説します。
アクセントクロスの費用
アクセントクロスとして使う壁紙の種類にもよりますが、国内壁紙メーカーの一般的な材料を使用すれば高額になることはありません。
ですので、「おしゃれなお部屋にしたい」という方はぜひアクセントクロスにチャレンジしてください。
ちなみに、「アクセントクロスの費用が知りたい」という方は関連記事をご覧ください。
【3分で予算が分かる】アクセントクロスの費用ってどのくらい?アクセントクロスを自分でⅮⅠY
すでに壁紙が貼られている部屋にアクセントクロスを使いたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時は2つの選択肢があります。
- ⅮⅠYする
- 業者に依頼する
それぞれ詳しく解説した関連記事がありますのでご覧ください。
【アクセントクロスをDIY】自分で壁紙張り替えにチャレンジしたい人が読むべき記事 【部分的な壁紙張替え予算】1部分を張替える壁紙リフォームのメリットとポイントアクセントクロスについての考察
室内装飾アドバイザー
アクセントクロスの選び方は自由ですので、自分の個性を表現したり、オリジナリティ溢れる演出も楽しめます。
一方で気になるのが自分のセンスではないでしょうか。
「派手すぎないか?」
「暗すぎないか?」
「お部屋に合っているか?」
この辺りは誰しもが気になるところでしょう。
そんな不安を感じたときの指標となるのが自分の好きな「スタイル」です。
スタイルとは
- シンプル
- モダン
- エレガント
抽象的に感じる方もいるかも知れませんが、このような「型」のことを指します。
「何が言いたいのか?」
と言いますと、自分の好きなスタイルに沿ってアクセントクロスを選べば大きな失敗を防ぐことが可能だということ。
つまり、アクセントクロス選びの近道は「自分の好きなスタイルを探すこと」かも知れません。
「自分好みのスタイルが分からない」
「自分好みのスタイルが知りたい」
このような方は関連記事がお役に立てるかもしれません。
【シュミレーション】壁紙を選ぶ前に自分の好みを探そうアクセントクロスに飽きないか不安
アクセントクロスに飽きてしまうという方も実際にいらっしゃいます。
「どうすれば飽きないの?」
こんな方は次の記事で深堀していますので参考にしてください。
アクセントクロスに飽きる理由とプロも実践する後悔しないテクニックアクセントクロス選びで消耗しない
アクセントクロス選びも重要ですが、空間を「おしゃれ」に演出することが本来の目的だと思います。
ですので、壁紙でお部屋をおしゃれに見せる方法を紹介した記事も参考にしてください。
【壁紙だけでお部屋がおしゃれ】写真を見て真似できる簡単な方法アクセントクロスの施工実例
アクセントクロスの使い方で悩んだら「とにかく多くの施工実例を見る」ことが大切です。
「そんな使い方もあるんだ!」
「自分もこんな感じにしたい!」
事例を見るうちに、自分の好きなアクセントクロスの使い方が見つかるかもしれません。
自分の好みが見つかれば、言い方は悪いですが「センス」を盗めばOKです。
ということで、この章ではアクセントクロスの施工例を紹介していきます。
室内装飾アドバイザー
アクセントクロスの実例
アクセントクロスを「ラグ」や「カーペット」でコーディネート
ベージュのカーペットとコーディネートされたアクセントクロス。
寝室に落ち着く色合いのアクセントクロスを使った実例です。
アクセントクロスを「家具」とコーディネート
ここからはソファーや「家具」「床の色」などに合わせたアクセントクロスを紹介します。
グレーの壁に黄色のポイントが上手なコーディネート。
アクセントクロス施工例のポイント
ここまでご覧いただいた施工事例の共通点は「家具」や「インテリア」とのバランスが上手く調和している点です。
要するに…
住まい全体のバランスを考えることがアクセントクロスを選ぶうえで最も大切なポイントになります。
それでは要点を整理します。
- お部屋全体のバランス(色)を考える
- ラグやカーペット、カーテンに合わせる
- アクセサリーやインテリア・絵画なども考慮する
- アクセントクロスを使うのは1面のみという概念を捨てても良い
ちなみに、壁紙にはたくさんの「色」がありますので「ラグ」を決めてから合わせる等のバランスを取る方法もポピュラーです。
部屋ごとに考えるアクセントクロス
ここからは、「戸建て」や「マンション」など複数のお部屋がある住まいについて、「アクセントクロスの使い分け」を解説していきます。
室内装飾アドバイザー
という方はお部屋ごとの関連記事も合わせてどうぞ
リビングのアクセントクロス
生活の中心で長い時間を過ごす「リビング」は、家族や来客など人が集まる場所だからこそ、アクセントクロス選びにも悩んでしまう人が多い空間です。
リビングに使うアクセントクロス選びの方法を下記関連記事で記事にしています。
【無駄】リビングにアクセントクロスは必要?迷ってる方にプロが教えますキッチンにつかうアクセントクロス
キッチンは女性の砦….こんな言い方をすると怒られるかもですが、圧倒的に女性の方が長い時間を過ごすのではないでしょうか。
女性らしくおしゃれなキッチンにするには?….アクセントクロスがポイントになるかもしれません。
キッチンのアクセントクロスは関連記事をどうぞ。
キッチンに使うアクセントクロスの実例を紹介|気に入った実例を真似しましょう玄関にアクセントクロス
玄関は「住まいの顔」です。
朝の外出時や帰宅してドアを開けた瞬間、おしゃれな「玄関」に一日の疲れも癒されるのではないでしょうか。
玄関のアクセントクロスについては関連記事をどうぞ
【玄関にアクセントクロス】おしゃれな壁紙で住まいのグレードアップ寝室・ベッドルームの壁紙選び
寝室もリビングと同じように長い時間過ごすため、できれば落ち着く壁紙を選びたい場所です。
とはいえ完全なプライベートルームなので、リビングとは違い誰にも気兼ねなく個性を主張できるスペースでもあります。
寝室に使うアクセントクロスについて詳しく知りたい方は関連記事をご覧ください。
【寝室のアクセントクロス】ベッドルームにひと工夫でお洒落に演出する方法子供部屋のアクセントクロス
子供部屋の壁紙は、お子さんの成長を見越して決めることも大切です。
子供部屋に使うアクセントクロスについて詳しく知りたい方は関連記事をご覧ください。
【子供部屋にアクセントクロス】成長しても後悔しないための賢い戦略トイレに使うアクセントクロス
トイレもおしゃれなアクセントクロス事例は沢山あります。
トイレに使うアクセントクロスについて詳しく知りたい方は関連記事をご覧ください。
【解決】トイレの壁紙(クロス)プロが教える選び方「参考施工例30選」アクセントクロスの選び方:実践編
室内装飾アドバイザー
それでは、アクセントクロスを選ぶ際の注意点を挙げてみます
- アクセントクロスを決める際には大きめのサンプルを取り寄せる
- ベースとなる壁紙とメリハリを付ける
- 家具や床色、カーテンなど大きな面積を占める色も意識する
- 全体のバランスをイメージする
この辺りが知っておきたい注意点になります。
少し深堀していきたいと思います。
アクセントクロスを使う場所
「アクセントクロスを使いたいけどどこに使えばいいんだろう?」
下記の関連記事では、「プロはお部屋のどこにアクセントクロスを使うのか」という点を分かりやすく記事にしています。
【そうだったのか!】アクセントクロスを使う場所をプロがズバリ教えますアクセントクロスの配色
アクセントクロスを使う際には「配色」も大事な要素です。
具体的なアクセントクロスの色選びについて詳しく説明した関連記事もおすすめです。
【簡単な配色】アクセントクロスは何色が良いの?壁紙の色選びで悩んだらどうぞアクセントクロスに輸入壁紙を使う
アクセントクロスに使う壁紙の候補が日本製の壁紙では見つからない場合、「輸入壁紙」から選ぶとイメージに近いものが見つかるかもしれません。
日本国内のメーカーが作るものとは違い、輸入壁紙の色使いやハッキリした柄は魅力的です。
下記の関連記事で「輸入壁紙」についてまとめていますので参考にしてください。
【輸入壁紙・輸入クロス】施工例と購入方法などアクセントクロスに悩んだらお勧めアクセントクロスを動画で解説
アクセントクロスの選び方を動画で見たいという方はこちらの動画をどうぞ
その他の参考施工事例
下記の関連記事でも画像を使って壁紙の選び方に迫っています。
アクセントクロスで失敗しないために
繰り返しになりますが、アクセントクロス選びで失敗してしまう原因はトータルバランスが悪いときです。
ですので、アクセントクロスを選ぶ前にはお部屋のイメージを作ることが大事になります。
家具の配置位置や「ソファー」「家具の色」「ドアや床の色」を考え、時間があれば実際の色を写真などで用意するのも良いと思います。
お部屋をどんな配色にするのか「テーマ」を考えてからアクセントクロス選びに取り組むと、比較的スムーズに決めることができます。
- お部屋のイメージを考える
- 家具や床の色との調和
- 配色のテーマを決める
イメージがないままに壁紙のカタログを眺めても決まりにくく、無理に決めてしまうと失敗の原因になります。
とはいえ、失敗を恐れてばかりでは決めることができませんのでシンプルに考えることも大切です。
室内装飾アドバイザー
アクセントクロスを選ぶ際にはメリハリの利いた壁紙を思い切って使ってみると予想以上に良い仕上がりになります。
優柔不断にならず思い切った選択こそがアクセントクロスを選ぶコツではないでしょうか。
アクセントクロスから選ぶと決まらない
繰り返しますが、アクセントクロス選びで迷ってしまう多くの原因は「家具」が決まっていないという方が多いです。
ですので、アクセントクロスの事は一旦忘れ「家具」から選ぶことで前進することもあります。
家具の色を引き立たせるという目的でアクセントクロスを選べば「すんなり決まる」ことが多いので、実際に私のお客様にも勧めています。
「ソファー」や「ベッド」などの大きな家具は存在感が大きく、初めに選ぶとお部屋の全体像が見えてきます。
お洒落で価格的にもお求めやすい家具を取り扱う通販店や、高級家具を取り扱う家具店を紹介しますので、実際に購入するであろう家具を見つけてイメージしてください。
室内装飾アドバイザー
たくさんの家具サイトを見てイメージづくりしたいという方は、下記記事もご覧ください。
【おすすめインテリア】家具を探すならここ!プロが本気で選んだ良い物が見つかる家具店アクセントクロスに失敗したら
「色々悩んで選んだのに失敗してしまった」
このような時どのような対処法があるのでしょうか?
現場のプロが経験を生かしてアクセントクロス失敗の対処法を解説します。
【対処法】アクセントクロスで失敗したら張替えれば解決しますアクセントクロスを専門家に選んでもらう
時間がなかったり、自分で選ぶ自信が無い場合は専門家に選んで貰うのも良い方法です。
長い間生活する住まいですので、言い方は悪いかもですが「素人」が急に決めても満足できるかと言えば微妙かもしれません。
しかし
- デザイナー
- 設計士
- 建築家
- プランナー
- コーディネーター
このあたりの専門家はあなたの住まいにマッチするアクセントクロスを全体のバランスを考えつつ決めてくれます
要するに、住まいの雰囲気を壊さないよう、あなたの希望に沿ったデザインで選んでくれます。
これは本質的な部分ですが、アクセントクロス選びで最も難しいのは…
「客観的に見ておかしくないのか?」
…という点です。
自分では良いと思って選んだアクセントクロスでも、来客時にお客さんの反応が悪くショックを受ける人は意外に多いものです。
そうなると…
「せっかくの新生活が喜び半減…」
なんてこともありますよね。
ですので、「アクセントクロスで失敗したくない」という人は、その道のプロに丸投げしてしまうのが賢い選択かもしれません。
専門家に選んでもらえば、自分自身はもちろん誰から見てもお洒落なお部屋に仕上がります。
でも…「専門家を知らない」という人も多いのではないでしょうか?
そんなとき、安価に専門家を探すならテレビCMでおなじみの「知識・スキル・経験」を売り買いできるフリーマーケット「ココナラ」が便利です。
普通は数万円かかるコーディネートでも「1000円~3000円」というお手頃な価格で選んでくれます。
専門家の登録者数も多いので、相性の良い専門家を探すのもかんたん。
「プロ」におしゃれを依頼する方法も一見の価値ありです。
ココナラについても記事にしています。
もっと詳しく知りたい方は関連記事をどうぞ
【壁紙選びはプロにまかせる】ココナラの専門家をつかって「おしゃれ」なお部屋室内装飾アドバイザー
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回はアクセントクロスのお話をしましたが、住まいの一角とはいえ、使い方や選び方によって最高にスタイリッシュな空間演出ができると思います。
沢山の施工事例を参考に、自分好みのアクセントクロスにチャレンジして下さい。
その他関連記事もご覧ください。
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