親方
アパートの壁紙リフォームしてきたので、DIYを考えてる人は参考にしてください。
アクセントクロスを施工しました。
お部屋の壁紙をDIYしたい方の参考になるよう画像をたくさん撮って施工してきましたので、興味がある方はどうぞご覧ください。
ということで、退去後のアパートにアクセントクロスを施工してきました。
デザインの好みはさておき、クロスの貼り方を詳しく説明したいと思います。
親方
キッチンの背面にアクセントクロス
冒頭のビフォーアフターの通りなのですが、キッチン背面にレンガ調のアクセントクロスを貼ってきました。
アクセントクロスを貼る位置は「マジックでオーナーさんの指示」がありました。
ここから、ここまでという指示に従います。
アクセントクロスは壁の1面に使うことが多いのですが、決まりはないのでドコに使おうと自由です。
なので、今回のようなアクセントクロスの使い方ももちろん「あり」です。
ちょっと面倒な指示ですが、とにかく作業開始です。
アクセントクロス(壁紙)のⅮⅠY手順
それでは簡単に「壁紙リフォーム」の手順を紹介します。
- コンセントカバーや器具を外す
- 既存の壁紙を剥がす
- 新しい壁紙を貼る
簡単に手順を説明するとこんな順番です。
ひとつずつ詳しく説明します。
コンセントカバーや器具を外す
コンセントカバーや壁についてる器具は、クロス施工の邪魔になりますので外せるものは全て外します。
さらに、器具を外すことで綺麗に仕上がりますので面倒ですが外すことをお勧めします。
養生をする
このように作業前に養生すると床も汚さず、片付けが楽です。
親方
既存の壁紙を剥がす
剥がし始め…
最初の「とっかかり」が難しいかもですがカッターで剥がす起点を作ると簡単です。
このように、白い裏紙が残るよう時間をかけて丁寧に剥がしてください。
半分くらい剥がしました。
ちなみに…
このマジック部分ですが、あらかじめ定規とカッターで切り込んでおきます。
真っすぐ垂直になるようメジャーで印をつけカットしてください。
綺麗に剥がし終わりました。
壁紙の剥がし方を詳しく知りたいという方は関連記事もどうぞ。
【壁紙の剥がし方】クロスの裏紙が残らない時の対処法「石膏ボード」「コンクリート」編親方
アクセントクロス(壁紙)を貼る
今回のリフォームは壁紙を綺麗に剥がすことができましたので「パテ」は必要なかったのですが、裏紙まで剥がれてしまったり下地が凸凹の場合はパテで平滑になるよう調整が必要です。
それではクロスを貼ります。
1枚目の壁紙を貼る
垂直を見ながら壁紙を貼り付けます。
左上の吊り戸棚が邪魔ですね。
ハサミでカットします。
ハサミで切ったらこんな感じです。
親方
カッターで切ることもできますが、吊り戸棚にキズが付きますのでハサミを使います。
次に「刷毛」を使い空気を抜きます。
刷毛は横に使わず、上下の縦方向に使ってください。
横に刷くとクロスが伸びて乾燥が終わり、収縮時にジョイントが開いてしまいますので。
ちなみに道具ですが、DIYなら7点セットがおすすめです。
空気を出したら「竹べら」を使い切り込むための角を出していきます。
「竹べら」と言いましたが、私が使ってるのはご覧の通り「ナイフ」です。
竹べらだと長年使ってるうちに削れてきますので、私は数年前からナイフに変えました。
話しが脱線しましたが、切りシロ部分全部の角を出したら「地ベラ」とカッターで要らない部分をカットします。
親方
内装用のカッターの刃はすぐに切れ味が劣化しますので、こまめに折るようにすると良いです。
私は切れ味重視で0.2㎜の替え刃を使ってます。
次にコンセントプレートと器具部分を処理します。
器具の取り付けプレートの大きさでクロスを切り抜きます。※大きく開けすぎないよう注意が必要です
切れたら「穴」から器具を通せばOKです。
切ったら取り付けます。
取り付けたらこんな感じです。
すべて切り終わったら、残った「のり」をスポンジで綺麗に拭き取ります。
糊の拭き取りは重要です。
糊拭きが甘いと乾いた後に悲惨なので、指で触って「キュッキュッ」となるくらい綺麗に拭き取ってください。
これで「1枚目」が貼れました。
2枚目の壁紙を貼る
今回はレンガ調のビニルクロスなので「柄合わせ」の必要があります。
1枚目との違いはこの「柄合わせ」ですね。
1枚目のクロスに重ねることで「柄」が合います。
重ね巾は材料によって違いますが、ちょうどいい重ね巾を見ながら柄を合わせていきます。
柄合わせは、重なり部分を「めくったり閉じたり」繰り返すと分かりやすいです。
柄合わせについては関連記事で詳しく説明しています。
【3分でわかる】柄のある壁紙(クロス)を貼る方法「柄合わせ」柄が合ったら、重なったジョイントをカットします。
地ベラでカットするクロス屋さんもいますが、私は定規を使うことをお勧めします。
理由はジョイントの隙間を防止するためです。
ジョイントをカットするときはカッターが垂直になるように気を付けてください。
角度が変わると「被ったり隙間ができたり」面倒なことになります。
もう一つ
カッターは壁方向に寝かすように使ってください。
寝かすことで「切りすぎ」を防ぎ、さらに、切れ味も良いです。
全部切ったら重なりの下になってたクロスを取り外します。
こんな感じです。
あとは、ハンドローラーで圧着すれば完成。
クロスのジョイントが開かないよう、左右15cmくらいをジョイント方向に寄せながら圧着してください。
入隅の処理
壁のコーナー部分を「入隅」出っ張った角を「出隅」と言います。
今回のリフォームは「入隅」がありますが貼り方を知っていれば簡単です。
ということで「入隅」の綺麗な貼り方を説明します。
その前に…
入隅はキチンとラインがでると綺麗です。
なので、既存の壁紙を剥がした際に入隅の裏紙をカットします。
これで仕上りは綺麗な角になります。
ジョイント方向を刷いたら、入隅左側のクロスがくっつかないよう入隅を刷毛でくっつけます。
次に「竹べら」を使い入隅のラインを出していきます。
竹べらで破らないよう、左側のクロスを手で寄せながらラインを出せばOKです。
こんな感じです。
壁紙の仕上げ
同じ手順で次のクロスも貼り付けます。
しかし、今回の壁紙リフォームは壁の途中で材料が変わるのが難しいところです。
もう一度振り返ります。
このようにフードの横で貼り分けでしたよね。
なので、壁紙を剥がすときに定規を使い真っ直ぐ垂直にカットしました。
こんな感じで綺麗に剥がしました。
この貼り分けを処理するわけですが、貼り分け部分の既存壁紙に竹べらを使うと簡単です。
既存の壁紙にそって、ラインが出るよう何度も竹べらを当てます。
ばっちりラインが出たら
このように地ベラを押し当てカットします。
すると
隙間のない綺麗な貼り分けが完成します。
後はハンドローラーで圧着すればOKです。
完成しました。
後片付け
完成したので後片付けをしますが、上記したように「養生」のおかげで簡単です。
このように丸めて
テープで止めれば一瞬です。
床にゴミもありませんし、糊もついていません。
まとめ
壁紙のリフォームを「DIY」で検討してる方向けに画像をたくさん使い、分かりやすく壁紙の貼り方を説明してきました。
ポイントをもう一度おさらいしてみます。
- コンセントプレートなどの器具は外す
- 剥がす前に養生する
- 裏紙が残るよう、根気よく丁寧に剥がす
- 刷毛は横に使わない
- 竹べらをキッチリつかう
- カッターは垂直に
- ハンドローラーで圧着する際は左右15cmくらいを寄せる
このあたりに注意すれば大丈夫だと思います。
とはいえ、今回の記事を見ても自分でDIYする自信がないという方は仲介業者を通さず、クロス屋さんに直接依頼することで「費用」を抑えることが可能です。
詳しくは関連記事をどうぞ。
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