クロス職人の親方ブログ

【簡単計測】壁紙(クロス)の測り方!4分で計算方法がバッチリ

親方

この道30年クロス職人の親方です。

壁紙の測り方が分からないとDIYできないですよね!

DIYで壁紙(クロス)の張り替えに挑戦という方に壁紙の測り方をご紹介します。

読んで頂ければDIYする際に壁紙(クロス)が足りなくて困る事はなくなると思います。

それでは早速見ていきます。

壁紙を測る前の準備(無地のクロス)

まずは、無地の壁紙を計る方法から説明します。

といっても、壁紙を測る前の準備として

  • スケール(メジャー)
  • メモ

を用意してください。

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大手通販サイトでも手に入りますが、ホームセンターの方が早いです。

壁紙必要数の計算方法(ⅮⅠY向け)

それでは早速、無地の壁紙を計る方法を説明します。

その①:実測する

壁の高さ(床から天井まで)と横幅(角から角まで)を測ります。

壁紙の測り方参考図

図のように床から天井までの高さ、角から角までの横幅を測ってください。

測ったらメモを取って下さい。

その②:壁の面積を計算する

横幅と高さが分かったら、それらの長さを掛けて面積を求めてください。

壁の高さと横幅を測った参考図

参考画像の高さは235cm、横幅は355cmです。

今更ですが、ややこしくならないためにm単位で計算することをおすすめします。

例:235cm=2.35m 355cm=3.55m

この数字を掛け算して面積を求めます。

「2.35m×3.55m=8.342…㎡」

ご覧のように、参考図の面積は8.342…㎡だと分かりました。

その③:面積に20%プラスする

一般的な壁紙は横幅が90cmしかありません…輸入壁紙だと50cmくらいですが…。

なので、面積のままのm数で壁紙を注文しても1割ほど足りないという計算になるはずです。

分かりやすく言うと…「1m×0.9m=0.9㎡」です。

8.342…㎡÷0.9㎡=9.268888.…

となり、実質9.3mほど必要になるのですが、壁紙を貼る時には枠周りや繋ぎ目をカットしますので1割くらい捨てる計算になります。

ちょっとややこしいですよね?・・・

なので、簡単な方法があります。

それは、「面積×1.2」という計算方法です

要するに壁紙を貼りたい部分の面積を求めて1.2倍すればOKという訳です。

参考画像で言うと「面積は8.342㎡」だったので、8.342×1.2=10.104になり、この10.104が必要なメートル数だという事になります。

しかし、壁紙の注文は「10cm単位」なので、小数点を切り捨て「10m」注文すれば良いという事になります。

ただ、「失敗するかもしれない」という自信のない方は10m以上注文してもOKです。

一旦まとめます。

無地の壁紙の測り方
  1. 壁紙を貼る面の横幅と高さを計る
  2. 壁紙を貼る部分の面積を計算する
  3. 計算した面積に1.2を掛ける

これで大丈夫です。

プロが測る壁紙(クロス)計算方法

ここまではDIYの方向けに壁紙の計算方法を紹介しましたが、本格的なプロの場合では計算方法が若干異なります。

必要ないかもですが、詳しく説明します。

プロが行う計算方法だと「壁の横幅÷壁紙の有効巾」を計算し、必要な壁紙の枚数を割り出します。

次に「高さ+切りしろ」を計算し、必要な長さを割り出します。

イメージをつかむために参考図をどうぞ

壁紙の測り方参考図

この参考図を例にします。

必要な枚数の計算方法は…

  • 壁の横幅:3.6m
  • 壁紙の有効幅:92cm

この参考図で考えると、3.6÷0.92=3.9130…なので、壁紙が4巾必要になります。

一方、壁紙の長さは…

  • 壁の高さ:2.35m
  • 切りしろ:5cm

壁紙の長さを決めるには「壁の高さと切りしろ」を足します。

2.35m+0.05m=2.4m

つまり、2.4mの壁紙が4本必要という計算になるので「2.4×4=9.6m

このように、仮に壁の横幅が3.6mで壁の高さが2.35mだと仮定すると9.6mの壁紙が必要だという計算になります。

この計算が、ややこしくない方はこの方法でも構いませんが、DIYだと失敗する恐れもありますので、少し余分に考えた方が良いと思います。

柄のある壁紙・クロスの計算方法

ここからは柄合わせが必要な壁紙の計算方法を紹介します。

前提ですが、花柄やレンガ調のような柄のある壁紙には「リピート」というものがあります。

リピートとは「同じ柄までの間隔」のことで、壁紙の種類によって変わります。

リピートのある壁紙

壁紙のカタログを見ると、このように壁紙ごとにリピートが表示してあります。

このレンガの壁紙のリピートは62cmです。

ちなみに、柄のある壁紙はリピートを無視して計算すると足りなくなります。

なので、リピートの計算方法を紹介します。

壁の高さ÷リピート

分かりやすく説明します。

柄のある壁紙では、「壁の高さを測ってリピート」で割ります。

【参考図壁の高さ235cm】

壁の高さの参考図

この壁に貼りたい壁紙のリピートが30cmだとしたら、235cm÷30cm=7.8333…..になります。

要するに、「235cmの壁に30cm間隔の柄が何回入るか?」が知りたいだけなのですが…

7.8333…になりましたので、小数点を切り上げ8回入るという事が分かります。

リピート×柄の数

柄の回数が分かれば後は簡単です。

「柄の数×リピート」

を計算すれば必要な壁紙の長さが分かります。

参考図をもとに計算してみます。

235cm÷30cm=7.8333…切り上げて8回

30cm×8=240cm

つまり、参考図の壁にリピート30cmの柄壁紙を貼るには240cm必要という事になります。

壁の横幅を調べる

つぎに、壁の横幅を調べます。

壁の高さと横幅を測った参考図

壁の横幅が分かったら、壁紙の横幅(有効幅)で割ります。

355cm÷92cm(横幅が92cmの壁紙の場合)=3.8586……となります。

必要な枚数を求める

3.8586という数字は壁紙が3巾と0.8586巾必要な事を示しています。

とはいえ、0.8586なんて注文は出来ないので小数点は切り上げて計算します。

3.8586=4

これで横幅が355cmの壁には4枚の壁紙が必要だとわかりました。

高さと枚数を掛ける

上でリピート計算した高さは240cmでした。

必要な枚数は4枚でした。

なので、240cm×4巾=9.6m

つまり、この壁に必要な数量は9.6mとなります。

柄のある壁紙の計算方法は、こんな感じです。

柄の壁紙を簡単に貼る方法も記事にしていますので必要でしたら参考にして下さい。

【3分でわかる】柄のある壁紙(クロス)を貼る方法「柄合わせ」

クロスの測り方まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

説明下手が露骨に出た感じになってしまいましたw

最後にまとめたいと思います。

  • 無地の壁紙の計算方法は「面積×1.2」
  • 柄のある壁紙の計算方法は「(柄の回数×リピート)×必要な壁紙枚数」

こんな感じで計算すると、ⅮIYで壁紙を貼る際の必要な数量が分かるのではないでしょうか。

ちなみに、初心者が壁紙を貼る時に参考になるような記事もありますので、必要ならご覧ください。

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