親方
「壁紙を張り替えたいけど剥がし方が分からない」
そんな方にプロのクロス職人がアドバイスします。
早速ですが、壁紙の剥がし方を結論からお伝えします
- 壁紙の剥がし方→裏紙が残るように剥がす
- 裏紙まで剥がれてしまったら→段差があればパテで平滑にする
- 壁紙が剥がれないとき→スクレイパーを使う
壁紙の張り替えをする場合には「既存の壁紙を剥がす」のが基本ですが、私たちプロのクロス職人でも上手く剥がせないこともあります。
なので「はじめて壁紙のDIYをする」という初心者の方にはハードルが高い作業です。
例えば…
「どこまで剥がせばいいのか分からない」
…だとか…
「剥がしすぎてしまった!」
という場合もあるのではないでしょうか。
ちなみに、インターネットで壁紙の剥がし方を検索すると…
「裏紙が残るように剥がす」
このような回答が多いですよね。
とはいえ、裏紙まで剥がれてしまったり「石膏ボードの表面まで剥がしてグレー」が見えてしまった時の対処法はなかなか見つかりません。
という事でこの記事では
- 壁紙の張り替えでは裏紙を残すとはどういうことか?
- 裏紙まで剥がれてしまった時の対処法
- 壁紙が全然剥がれない時の便利グッズ(スクレイパー)
このあたりをお伝えしたいと思います。
壁紙の剥がし方の基本は「裏紙」を残す
一般的に、壁紙を剥がすと「裏打ち」と呼ばれる薄紙が残るように作られています。
ちなみに、裏打ちとは裏紙のことです。
では、なぜ「裏打ち」が残るように作られているのかと言うと「壁紙を張り替えるため」です。
要するに、裏打ちを残すことで新しく貼る壁紙がキチンと接着するという訳です。
ですので、壁紙を剥がす際には「裏紙が残るように剥がす」と100点満点だと言えます。
とはいえ、すべてのケースで「裏紙」が残るとは限りません。
ということで、次章では裏紙が剥がれてしまった場合を考えます。
裏紙まで剥がれてしまった時の対処法
裏紙が残るように剥がすとは言っても「環境」「経年」によっては上手く剥がれないこともあります。
特に古い建物の場合では、壁紙とパテ部分が全然接着していない事も良くあります。
理由はと言うと・・・
- 昔はパテの質が悪かったから
- ペーパー後に粉が残ったまま壁紙を張った
- 糊の水分が多かった
このようなことが考えられます。
しかし、理由はどうあれ壁紙を剥がしすぎてしまったらパテをするしかありません。
壁紙を剥がしすぎた時の対処法はパテ
壁紙の裏紙が残らず、石膏ボードの表面まで剥がれてしまったらパテで段差を平滑にします。
この画像のように、裏紙が残ったところと裏紙まで剥がれたところの境目をパテで平滑に整えます。
また「コンクリート面への直貼り」や「ケイカル板」のような下地でも裏紙が残らない事は良くあります。
原因は「シーラー処理」の不足です。
このような場合は、壁紙(クロス)を剥がした後にシーラー処理をすればOKです。
シーラー処理の方法
シーラー処理のポイントですが、1度塗りではなく「2~3度塗り」で皮膜が出来るよう繰り返し塗布してください。
ちなみに「シーラー処理」は下記のようなシーラーをペンキ用のローラーで塗布します。
塗り方のポイントは下地が乾いてから重ねて塗布することです。
シーラー完成の目安としては「水をかけて弾くくらい」がベストの状態です。
また、石膏ボードの表面が剥がれてグレーの状態になった部分にもシーラーを塗布すると接着力が上がります。
さらに、下記では思い付く限り裏紙の対処方法を紹介します。
剥がしすぎたクロスの対処法
質問:パテ上の裏紙が剥がれてしまった
回答:パテ処理で裏紙の段差を平滑にする
質問:石膏ボードのグレーが出てきた
回答:パテで平滑にしシーラー処理
質問:石膏(白い部分)が出てきた
回答:プラゾール処理→パテ→シーラー処理
質問:裏紙は残ったけど部分的に浮いている
回答:そのままでも貼れるが、薄い壁紙を貼るなら剥がしてパテ
質問:コンクリート面で裏紙が剥がれた
回答:シラー処理(段差があればパテ)
質問:ケイカル板下地の裏紙が剥がれた
回答:シラー処理(段差があればパテ)
質問:化粧板(プリントボード)の裏紙が剥がれた
回答:プラゾール処理(段差があればパテ)
このような方法で対処しますが、簡単に言うと「新しい壁紙の糊がくっ付く」ようにすればOKという事になります。
裏紙が浮いてると壁紙を貼っても膨れる
裏紙が浮いた状態で壁紙を貼ると「貼った直後」は浮きが目立ちます。
こんな感じです。
このような「壁紙の浮き」は時間とともに綺麗になります。
その辺りについてはこの記事をどうぞ。

壁紙が全然剥がれない時の便利グッズ
たまにですが、「壁紙が少しずつしか剥がれない」こともあります。
原因として考えられるのは…
- 経年
- 糊
- 壁紙の材質
ここら辺ですが、壁紙を張り替える以上は「剥がしてしまう」必要があります。
そんな「全然剥がれない壁紙」を剥がすときに役立つアイテムを紹介します。
「オルファ(OLFA)のスクレイパー」です。
実際に私も「チビチビしか剥がれない」時などに使っていますが、オルファのスクレイパーを使えば時間短縮に役立ちます。
もしも「なかなか剥がれない」壁紙を剥がすことになったら是非使ってみてください。おすすめですので!
また、「便利アイテム」ではないのですが、石膏ボードの表面まで剥がし「グレー」の状態にすることもあります。
「グレー」状態にするとシーラー処理が必要になりますが、早い方を考え選択しています。
壁紙の剥がし方まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事では壁紙の剥がし方という事で「壁紙の裏紙」について処理方法をお伝えました。
記事の最後にポイントをまとめます。
- 壁紙の張り替えでは「裏紙を残すのが基本」
- 裏紙まで剥がれてしまったら、ケースごとに「対処法方」を参考に対処する
- どうしても剥がれない壁紙は、忍耐強くコツコツ剥がす
こんな感じです。
親方










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