クロス職人の親方ブログ

【壁紙の材料を支給】貼るだけ・施工だけをクロス職人にお願いする方法

材料を自分で用意して貼ってもらう

親方

この道30年、クロス職人の親方です。

「壁紙は自分で用意するから貼って欲しい」という人に向けた記事です。

「自分で壁紙を用意したいんだけど…貼ってくれるクロス屋さんいないかな~」

気に入った壁紙が「輸入品」だったり「特殊品」のような国内メーカーで取り扱いの無い壁紙の場合、クロス職人さんに工事だけお願いできるか心配ですよね。

つまり、あなたが準備した壁紙をクロス屋さんが貼ってくれるのか?…ということですね。

一般論として「材料支給」で工事してくれるクロス屋さんを探すのは「かなり難しい」と言えます。

クロス屋さんが施工だけを嫌がる理由として考えられるのは…

  • 材料支給では利益が薄い
  • 取扱ったことのない壁紙は仕上りが保証できない
  • 支給された材料が足りなかったり…面倒そうに思える

この辺りだと思います。

なので、国内メーカーで取扱いがある壁紙なら「材工」で依頼するのが最善です。

とはいえ、壁紙の国内メーカーが分からないという方はこの記事をどうぞ。

取扱メーカーのイメージ【壁紙のメーカー】クロスの製造・販売メーカーを一覧で紹介

ということで、この記事では「自分で準備した壁紙」を貼ってもらう方法を紹介したいと思います。

壁紙を自分で準備して貼ってもらうなら理由を話す

基本中の基本ですが壁紙に関わらず…

塗装屋さんに「塗料を準備するから塗って欲しい」…とか…

工務店に「フローリング材を準備するから貼って欲しい」…みたいな…

…いわゆる「手間仕事」だけの依頼は、職人さんを見つけるのも難しいですし、見つかったとしても「嫌々」やってもらう感じになり気まずい思いをしてしまいます。

理由は色々ありますが「価格的な面」というのが大きいのではないでしょうか。

分かりやすく言うと…

「材料費に利益を乗せられるのは嫌だから自分で用意します」

…みたいな変な勘繰りをされている場合も考えられます。

つまり「何故自分で壁紙を用意するのか」ハッキリした理由を伝える事が、自分で準備した壁紙を貼ってもらうことの第一歩になります。

とはいえ、以下のような理由ならあきらめた方が良いかも知れません。

  • ネットで安い壁紙を見つけたから
  • 材料は自分で用意した方が安上がりだと思ったから
  • 糊付きの壁紙を自分で貼るのは難しそうだったから

このような理由なら知り合いにクロス屋さんがいない限り貼ってもらうのは困難です。

施工賃が高くてもOKというなら別ですが…

上記の理由をひとつずつ深堀していきます。

ネットで安い壁紙を見つけたから

いくらインターネットで購入できる壁紙が安いと言っても、クロス屋さんでも用意できる壁紙ならクロス屋さんの仕入れ値の方が安いと言えます。

壁紙の工事は「材料+施工」で一つの商品になりますので、施工だけの依頼はある意味では中途半端な商品になるとも言えますよね。

つまり「品質の保証が出来ない」となります。

なので、気に入った壁紙が見つかり「工事を依頼したい」と思ったら工事業者に「自分で見つけた壁紙は取扱いできるか」を確認することをおすすめします。

取扱いがあれば材工でお願いしてください。

材料は自分で用意した方が安上がりだと思ったから

「材料を自分で用意すれば安いんじゃないの?」

これはあながち間違いとは言えませんが、壁紙工事には「材料」以外にも副資材と呼ばれる物が必要です。

  • 糊・コークボンド
  • パテ・コーナーテープ
  • 下敷きテープ・エンボステープ

この辺りを考慮しないまま「高い・安い」を判断すると、逆に「高い費用」が必要になるケースもあります。

つまり、自分で材料を準備しても安く抑えられる訳ではないという事。

どうしても壁紙の材料代を安く抑えたいなら「材料費」と「施工費」を分けた見積もりを準備してもらい、交渉の余地があるようなら交渉する方が賢明です。

糊付きの壁紙を自分で貼るのは難しそうだったから

インターネット上には壁紙DIY向けに「糊付きの壁紙」が販売されています。

そんな「糊付き壁紙」をどうしてもという事で実際に私も施工したことがあります。

批判する訳ではありませんが、控えめに言っても仕上りが綺麗だとは言えませんでした。

原因はというと

  • 糊が薄くて接着力が悪い
  • 下敷きテープが付いていない
  • 裁断が面倒で捗らない

こんな印象を受けました。

プロのクロス屋さんは「糊無しの壁紙」に糊付け機械を使って糊付けします。

その際には…

  • 材質や環境に合わせた糊の分量を壁紙に塗布する
  • 壁紙に下敷きテープを装着する(下地を切らないための副資材)
  • 必要なオープンタイムを取る(材料のうませ時間)

これらを判断しつつ最適な糊付けをしますので、もともと糊が付いているような壁紙は信用できません。

繰り返しですが、自分で糊付けした壁紙じゃないと品質保証できないということです。

なので、仕事として糊付きの壁紙を施工するなんてことはあり得ません。

以上のような理由ではなく…

「業者では取扱いの無い輸入壁紙」

「市販されていない特殊壁紙」

「国内メーカーでの取り扱いが無い壁紙」

このような壁紙を使いたくて仕方なく自分で壁紙を準備するならキチンと理由を告げ、かつ、一定の条件を付けて業者を探すと良いかも知れません。

一定の条件とは…

  • 仕上りについてはノンクレーム
  • 施工費用はお任せ
  • 材料は多めに用意する
  • 糊なしの壁紙を選ぶ

この辺りです。

これで依頼すれば貼ってくれるクロス屋さんが見つかるのではないでしょうか。

こう書くとかなりの上から目線だと感じるかもですが、プロとしてお金をもらい壁紙を貼るからには「いい加減な仕事」はしたくありませんし、初めて触れる壁紙で悪評が付くのも嫌なのです。

繰り返しになりますが、壁紙工事は「材料+施工」で一つの商品ですので、業者で準備できる壁紙なら材工で依頼する事をおすすめします。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

この記事では「自分で用意した壁紙をクロス屋さんに貼ってもらう方法」という事で紹介しました。

最後にポイントをまとめたいと思います。

  • 業者でも取り扱いがある壁紙なら自分で材料を準備しない
  • 施工金額は業者にお任せで依頼する
  • 仕上りはノンクレーム

こんな感じですが、いずれにしても腕の良い業者を見つける必要があるのは言うまでもありません。

その辺りはこちらの記事をどうぞ。

壁紙業者の探し方【壁紙業者の探し方】5分で分かるクロス張り替え業者を選ぶ方法「クロス職人のおすすめ」

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という事でこの記事は以上になります。

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