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親方
壁紙・クロスの下地について解説します。
壁紙の「DIY」にチャレンジする人が増えてますが、壁紙(クロス)は「貼り方」より「下地作り」が重要です。
要するに、壁紙(クロス)を綺麗に仕上げたいなら下地を極める…ということです。
ということで、この記事では
- 壁紙の下地作り
- 壁紙「下地」の重要性
- 下地作りに役立つアイテム
このあたりを解説したいと思います。
壁紙の下地作り
壁紙の下地作りといっても「下地の素材」によって違いがあります。
下地の素材とは
- プラスターボードやベニヤ板
- 壁紙の張替え
- プリント合板
- ペンキ
- コンクリート
- ケイカル板
- 和室の壁
大まかにいうとこんな感じですね。
ひとつずつ詳しく解説しながら見ていきます。
※飛ばし読みで自分に必要な部分だけご覧ください。
プラスターボードやベニヤ板
新築や増築の場合は「プラスターボード」や「ベニヤ板」が一般的です。
俗に言う「新規」の下地です。
この「プラスターボード」や「ベニヤ板」に壁紙が貼れる下地の作り方は
- パテ処理
- ペーパー処理
となります。
パテ処理
細かく説明すると、粉末状の「石膏パテ」を適量の水で溶かし「ペースト状」のパテで下地材の継ぎ目や凹凸を埋めます。
上記のような「石膏パテ」に「パテベラ」を使って平滑にする…となります。
ペーパー処理
パテが乾燥したら「サンドペーパー」を使い、さらに平滑にします。
ペーパーは「#100」番くらいの目でOKです。
なめらかに仕上げる事で「壁紙」の仕上がりも綺麗になります。
壁紙の張替え
壁紙の「張替え」の場合は「既存」のクロスを剥がします。
注意点は「剥がしすぎない」ことです。
普通に剥がせば「裏紙」が残った状態で剥がせますので問題ありません。
と言っても、古い壁紙や「ボンド」の入った糊を使っていた場合には、なかなか剥げません。
なので、裏紙ごと剥がし「グレー」が見える状態にするのも仕方ありません。
もし「グレー」の下地状態になってしまったら「接着力」が落ちますのでグレー部分に「シーラー」を塗布すればOKです。
シーラーとは上記のような下地処理剤です。
もしもですが…
グレーの状態にもできないほど「剥がせない」場合は、既存クロスへの「上貼り」も検討するかと思います。
その際には下記の参考記事をご覧ください。
壁紙の上から壁紙を貼りたい?リフォームで剥がさず上貼りする方法
【禁断】壁紙の上から壁紙を貼りたい?クロスを剥がさず上貼りする方法プリント合板
プリント合板に「壁紙」を貼る場合は、クロスを貼れる下地に変える必要があります。
プリント合板にクロスの張れる下地とは
- プリント合板にボードを上張りする
- ボンドで下地処理をする
この2つがあります。
ここで詳しく説明すると長くなりますので、やり方については参考記事をどうぞ。
【プリント合板にクロス】DIYで壁紙を貼るポイントをプロが解説
【プリント合板にクロス】DIYで壁紙を貼るポイントをプロが解説ペンキ
ペンキの上にクロスを貼る場合も「壁紙が貼れる」状態に作り変えます。
しかし、ペンキには大きく分けて以下の種類があります。
- 水性塗料
- 油性塗料(OP)
それぞれで下地処理の方法は違います。
そんなの面倒だという方に間違いない方法は、新しいボードを貼ることになります。
とはいえ、ここで説明するのは長くなりますので…下記の記事をどうぞご覧ください。
【ペンキ下地に壁紙】クロスは塗装の上に貼れるのか?施工方法を解説コンクリート
コンクリートの上にクロスを貼る場合は…
- ペーパー処理
- シーラー処理
このような工程で問題なく貼れます。
①ペーパー処理
壁紙を貼るコンクリート面の全体をペーパー処理します。
ペーパー処理の最中に凹凸が見つかったら「パテ処理」も必要です。
②シーラー処理
コンクリート全面に「シーラー処理」します。
2~3度塗りでコンクリート表面に「膜」ができればOKです。
目安としては…
コンクリートが水滴を吸い込まなくなれば完成です。
ペンキ用のローラーを使えば綺麗に塗布できます。
ケイカル板
ケイカル板も「コンクリート」と同じようにシーラー処理が必要です。
手順としては
- シーラー処理
- パテ処理
- パテ部分のペーパー処理
このようになります。
クロス屋さんの中には「パテ処理」を最初にする人もいますが「ケイカル板」は水分吸収が早いので「パテ」の付けすぎになりがちです。
なので、シーラー処理からする方が安全です。※パテを付けすぎると「ペーパー処理」が大変ですので
和室の壁
和室の壁にクロスを貼る場合でも「下地処理」が必要です。
ポロポロ落ちてくる「砂壁」や「土壁」の対処方法をまとめた記事でご確認ください。
【自分でリフォーム】和室の砂壁をⅮⅠYでクロスに変える方法と費用 【和室にクロスを貼る】壁紙を貼れる下地作り3つの方法|さらば砂壁 【クロス下地の疑問】ざらざらした壁に壁紙は貼れるのか?壁紙「下地」の重要性
ここまで「下地処理」の方法を解説してきましたが、この章では、その重要性をお伝えしたいと思います。
冒頭でも言いましたが「壁紙」の仕上りは「下地」で完成度に差が出ます。
今日は現場出勤。塗装も終わり、クロス貼り施工中です。リノベーションは下地が悪い事が多く、下地に時間を掛けないと美しく仕上がりません。 pic.twitter.com/WWY6zjqe1n
— studio m+ (@mplus911) 2014年6月21日
こんな感じですね。
クロスは材質が薄いので、下地の形状がもろに影響します。
素材が厚く「目立たない」物もありますが、それでも下地の状態に影響されます。
なので、上手いクロス職人ほど下地作りに時間をかけます。
下地さえ綺麗なら大きな問題にならないからです。
ここでいう綺麗な「下地」とは平滑で凹凸がない下地のことです。
ということで、壁紙のDIYにチャレンジするなら「パテ処理」に時間をかけてください。
下地作りに役立つアイテム
プロも使う「下地作り」に役立つものを紹介したいと思います。
パテベラ
パテは2~3回、平滑になるまで重ね塗りします。
はじめは幅の狭いパテベラを使ってください。
2回目以降は幅があっても大丈夫です。
1回目のパテが乾燥したら「ペーパー処理」すると綺麗に出来ます。
段差があればパテの巾を広げて「ゆるやか」にしてください。
スクレイパー
既存のクロスが剥がれない時には「スクレイパー」が役立ちます。
この「スクレイパー」は幅が狭いため、かなり重宝しています。
どうしても剥がせない時は使ってみてください。
ブルーシート、マスカー
養生の道具です。
クロスの下地作りは「ゴミ」や「ホコリ」が大量にでます。
作業を始める前に「養生」しておくと掃除が楽です。
マスカーはテープ付きなので、隙間を作りません。
隙間から細かい「ホコリ」など入りますので「マスカー」も重宝します。
プラゾール
プラゾールはクロス糊に混ぜるボンドです。
しかし、使い方はさまざまで、クロスの曲がりが悪い「角」に塗ったり「シーラー」の代わりに使ったりもできます。
使い方は水で希釈しますが、分量が分からない場合は「1対1」で何度か重ね塗りすればOKです。
掲示板クロスを貼るときにも使ってます。
クロスの下地作りまとめ
色んなパターンの下地作りを紹介しました。
最後に簡単にまとめると
- プラスターボード・ケイカル板以外はシーラーが必要
- ペンキ下地の場合は「ボンド」で処理する
- どんな下地でも「パテ処理」が必要
- ペーパー処理はなめらかに
こんな感じです。
繰り返しですが、DIYで壁紙に挑戦するなら「下地」がポイントです。
ということで、この記事は以上です。
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