窓装飾プランナーのマドカです
専門家としてのアドバイスで、カーテンの下から差し込む光についての対処法をお伝えします。
カーテンの下から漏れる光にお悩みではありませんか?
とくに寝室だと、小窓のカーテンの裾から差し込む光が睡眠の妨げになり「まぶしくて熟睡できない」という方も少なくないと思います。
そこで今回は、
- カーテンの下から光が漏れる主な原因
- カーテンの下から眩しい光が漏れるときの対処法
- カーテン下からの光漏れを防ぐには?
このような内容でお届けしますので、カーテンの光漏れでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
※カーテンの上・横・中央からの光漏れについてはこちらの記事をどうぞ。
【カーテンの隙間】上から眩しい光が漏れるときの対処法【プロが伝授】
【カーテンの隙間】横から眩しい光が漏れるときの対処法【プロが伝授】
【カーテンの隙間】中央(真ん中)の光漏れを防ぐには?【プロが伝授】
【プロが解説】カーテンの下から光が漏れる主な原因
では、「カーテンの下から光が漏れる主な原因」は何でしょうか。
その原因はカーテンの丈にありますが、窓の種類によってちょっと変わります。
- 腰高窓や小窓の場合 → カーテンの丈が窓の高さとほぼ同じか、少しだけ長い
- 掃き出し窓の場合 → カーテンの丈が窓の高さよりも短い
それぞれみていきましょう。
「腰高窓(小窓)」のカーテンの下から光が漏れる場合
腰高窓(小窓)の場合は、カーテンの丈が窓の高さとほぼ同じ、または裾の長さが短め(窓下5cm位)になっていることが主な原因です。
つまり、カーテンの長さが窓の高さと同じくらいだと、窓は隠れてもカーテンの裾から漏れる光は防げません。
特に「ベッドの頭上や真横」に窓があれば、窓の下側から直接日差しを受けてしまうため睡眠にも影響しますよね。
また室内にいても紫外線はお肌にダメージを与えるため、日差しが強い部屋の窓はカーテンの長さ(丈)にも注意したいところです。
こうした点から、小さい窓へカーテンをつける際に裾からの光漏れを防ぐには、カーテン丈を窓の高さより20cm以上長く伸ばすのがおすすめです。
「掃き出し窓」のカーテンの下から光が漏れる場合
掃き出し窓の場合は、窓の高さよりもカーテンの丈が短いことが原因で、裾から光が漏れてしまいます。
通常オーダーカーテンは、「厚地のドレープカーテンを床から約1cm短く」「レースカーテンは床から約2cm短く」するのが一般的ですが、掃き出し窓の下からの光漏れを防ぐには、カーテン丈(裾)を床まで伸ばす必要があります。
因みに、カーテン丈を床に擦る長さで仕立てることを「ブレイクスタイル」と言います。
※ブレイクスタイルについてはこちらの記事をどうぞ。
【ブレイクスタイル】カーテンの裾を伸ばすなら何cmを選ぶ?【プロが解説】【プロが伝授】カーテンの下から眩しい光が漏れる時の対処法
カーテンから光漏れ過ぎ寝れない事件 pic.twitter.com/wpTPaW1J
— ㍄ (@MA1LL) 2012年5月26日
ねもい。ねもい。
カーテンから光漏れまくって
明るくて何度も目が覚めて
目覚ましの1時間前に起床した!支度も早く終わったので
朝食食べに来たのですが
パン焼いてたら焦げました。
悲しいです。苦いな。 pic.twitter.com/gZkxIZdZmI— ゆまち【高橋由真】 (@yumachi1021) 2017年6月5日
光漏れでこのようなツイートもありますね。
では、カーテンの下から漏れる光を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
対策として3つの方法があります。
- ①カーテンフックの微調整
- ②窓枠の中にもカーテンを取りつける
- ③カーテンの裾に布をつける
順番に説明します。
対処法①「カーテンフックの微調整」
すぐにできる対処法として、とりあえずカーテンのフックを確認しましょう。
もしフックの種類がBフック(カーテンレールを隠すタイプ)なら、カーテンの丈を下に3cm~4cmくらい伸ばすことができます。
つまり、カーテンを下にズラして丈を長くみせる応急処置みたいなものですね。
但しカーテンの上部は下げた分だけ下にズレてしまうので、Bフックで隠れていたカーテンレールがみえてしまい、上からの光漏れにつながる可能性があります。
なのでこの方法は、上からの光漏れには支障がなくカーテンの下からの光漏れだけが気になるときに試してみてください。
掃き出し窓なら、カーテンの裾が今より1~2cm長くなるだけでも光漏れが軽減すると思います。
※カーテンのフックについてはこちらの記事をどうぞ。
【カーテンフックの選び方】Aフック?それともBフック?対処法②「窓枠内にカーテンを取りつける」
腰高窓や小窓の場合は、Bフックで調整しても長さが足りず光漏れが軽減しない可能性がありますよね。
こういう時は「つっぱり式のカーテンレール」で、枠内にもカーテンを取り付けてみてはいかがでしょうか。
窓の内側から光を抑えられるので、「カーテンの下から差し込む光」もかなり小さくなると思います。
また、つっぱり式はネジを使わなくても簡単にカーテンが付けられるため、枠内のカーテンが邪魔になったらいつでも取り外しがききます。
つっぱり式のカーテンレールはネットやホームセンターでも手に入りますし、100円ショップで買える普通のつっぱり棒なら、市販のカフェカーテンを通すだけで当面の光漏れ対策になると思います。
但し、どちらのレールを選ぶにしても、枠内の下側に隙間があかないようカーテンをつけることがポイントですよ。
※つっぱり式のカーテンレールについてはこちらの記事をどうぞ。
【カーテンの取付け】壁に穴をあけられない時は「つっぱりレール」がお薦め!※天井付が可能な装飾レールについて興味のある方はこちらの記事をどうぞ。
【天井付ができる!】お洒落な装飾カーテンレール「8選」窓枠の内側にブラインドをつける方法もある
因みに、窓の外側にカーテン、内側にブラインドを取り付けてカーテンの光漏れを防ぐ方法もあります。
※詳しくはこちらの記事をどうぞ。
【ネジ穴不要!】つっぱり式のアルミブラインドで遮熱・遮光もばっちり対処法③「カーテンの裾に布をつける」
それ以外にも、「カーテンの裾に別の布を取り付ける」という方法もあります。
これは光漏れのための応急処置なので、装飾性には欠けますがカーテンの裾におしゃれな布をクリップで留めるなど、睡眠の時間だけ気になるカーテンの光漏れを防ぐ手軽な解決方法といえます。
目が覚めたら、クリップで留めた布を外せばいつものカーテンに元通り!
なので、夜勤あけで昼夜逆転の生活を送っているなど、今すぐカーテンの下から漏れる光をなんとかしたい…そんな方におすすめの方法です。
【プロが伝授】カーテンの下からの光漏れを防ぐには?
カーテンを買う前に窓の下からの光漏れを避けたい時は、窓の高さよりも「丈の長いカーテン」を選んだりオーダーするようにしましょう。
目安は次の通り。
- 掃き出し窓の場合→「床に着く長さ」または「床よりも長めにする」
- 腰窓の場合→「窓枠下より20cm以上長くする」または「床までの長さでもOK」
このように、窓の大きさを問わずカーテンの丈を長めにすることが下からの光漏れを防ぐポイントです。
また「窓の光漏れ対策」としてもう一つ忘れてはいけないのが、遮光カーテン(1級がおすすめ)を選ぶということ。
これも光漏れを軽減するために必要な機能だといえます。
※遮光カーテンについてはこちらの記事をどうぞ。
【遮光カーテン】1級・2級・3級の違いと光漏れを防ぐ取りつけ方【プロが解説します】まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は、カーテンの下から光が漏れる場合の対処法についてお伝えしました。
内容をもう一度まとめます。
- カーテンの下から光が漏れる主な原因 → カーテンの長さが窓の高さとほぼ同じ、または短くなっている。
- カーテンの下から光が漏れるときの対処法 → 「フックの微調整」「窓枠内にカーテン或いはブラインドを付ける」「カーテンの裾に別の布をつける」
- カーテンの下からの光漏れを防ぐには → 「窓の高さよりもカーテンの丈を長めにする」「遮光(できれば1級)カーテンを選ぶ」
カーテンと窓の隙間による光は、カーテンの大きさや取り付け方によって「上下左右」のどこからでも差し込む可能性があります。
日常生活に支障があれば、思い切ってカーテンを買い替えるのが最善の方法といえますが、選ぶまでに時間もかかりますし費用の負担もありますよね。
早めに対処したい時には、こうした方法を知っているだけで役に立つかもしれません。
カーテンと窓の隙間による光漏れは、想像以上に日常生活のストレスになりますので、ご自身に合う対処法で光漏れを防ぎましょう。
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