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クロス職人の親方ブログ

【カーテンフックの選び方】Aフック?それともBフック?

カーテンフックについて


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窓装飾プランナーのマドカです

カーテンのフックタイプで迷った経験はありませんか。

カーテンを取り付けるには、一般的にフックという名前の部品が必要になります。

近年、この「フック」はカーテンに付属されていますので、わざわざフックだけを準備する必要はありません。(※フックが別売りも有)

但しオーダーカーテンの場合は、フックのタイプによってカーテン長さ(総丈)にも影響しますので、その違いを知っておきましょう。

そこで今回は、

  • カーテンフックとは?
  • AフックとBフック(アジャスターフック)の違い
  • レールの種類による「カーテンフックの選び方」

このような内容でお届けします。

カーテンフックとは?

カーテンフック

カーテンフックは、カーテンをレールに吊るす(引っ掛ける)ための部品です。

スチール製のフックなどもありますが、主に市場に出回っているのは「アジャスターフック」と呼ばれるものです。

アジャスターフックには、

  • カーテンレールが見えるAフック
  • カーテンレールが隠れるBフック

この2種類があります。

何となく、どちらでも良いのでは?

と思うかもしれませんね。

でも実は、AフックとBフックではカーテン全体の長さ(総丈)が変わるため、選択を間違えるとカーテンが天井に閊えたり、光漏れの原因になってしまう可能性もあるんです。

カーテンレールの種類や窓の形状にぴったりフィットするカーテンを作るには、フックの選び方も重要なポイントになるというわけです。

では、このAフックとBフックの違いをみていきましょう。

AフックとBフック(アジャスターフック)の違い

カーテンフック

こちらの画像は「アジャスターフック」のイメージですが、既にご存知の方も多いのではないでしょうか。

一見どちらも同じように見えますが、AフックとBフックの大きな違いは、フックの位置(高さ)になります。

上の画像でみると、左側がAフック右側がBフックです。

●Aフック → フックの位置(引っかけるところ)が上側になっている

●Bフック → フックの位置(引っかけるところ)が下側になっている

「Aフック」のカーテンイメージ

カーテンのAフックイメージ

こちらはAフックを使用したカーテンのイメージです。

Aフックは、画像のように正面からでも「カーテンレールが見える」状態になります。

Aフックの場合は様々なカーテンレールに対応できますので、主に装飾性レールや、カーテンボックス内のレール、そして窓側のカーテンレールに使われることが多いです。

窓装飾プランナー

お店や通販でもすぐに買える大量生産の「既製カーテン」は、ほぼ全てがAフックになっています。

「Bフック」のカーテンイメージ

カーテンのBフックイメージ

一方、こちらはBフックを使用したカーテンのイメージです。

Bフックは、画像のように正面からみると「カーテンレールが隠れる」状態になります。

機能性レールを隠したいときや、カーテンとレールの隙間による光漏れを防ぐときにおすすめです。

窓装飾プランナー

Bフックは主にオーダーカーテンに使われるフックタイプで、オーダーではAフックとBフックが自由に選べます。

AフックとBフックの微調整について

カーテンのAフックとBフック

アジャスターフックは元々同じものですが、カーテンの製作時に予め指定された「Aフック」と「Bフック」どちらかの形で付属されます。

つまりAフックは高い位置に、Bフックは低い位置に設定されているわけですが、この可動範囲でカーテンの高さを微調整できることになります。

因みに、アジャスターフックの主な可動範囲(微調整できるサイズ)は次の通りです。

  • Aフックなら、上方向に約1~2cm。下方向に約3~4cm。
  • Bフックなら、上方向に約3~4cm。下方向に約1~2cm。

フックの微調整にも注意!

このように、アジャスターフックはカーテンの長さを変えられるのがメリットになっています。

但し高さを調整できるからといって、カーテンの長さを適当に決めてしまうと、カーテンの総丈(全体の長さ)にも影響するので注意が必要です。

そもそも届いたカーテンの長さ(総丈)を変えることはできませんので、たとえフックで調整できたとしても、カーテン全体が「上に上がるか」「下に下がるか」のどちらかなのです。

例えば、Aフックのカーテンを下方向に下げ過ぎるとフック本体が丸見えになり、カーテンの裾が床に着いてしまいます。

一方で、Bフックのカーテンを上方向に上げ過ぎるとカーテンが天井に閊えたり、裾が窓の高さよりも短くなってしまいます。

そのためフックで微調整しすぎると、「裾が短くみえたり」「床に引きずってしまう」こともあるため、できるだけ調整しなくても済むようにオーダーすることをおすすめします。

では、アジャスターフックはどのように選べば良いのでしょうか。

※カーテンの測り方については、こちらの記事をどうぞ。

カーテンの採寸方法【カーテンの採寸方法】カーテンの正しい測り方について

レールの種類(取り付け方)による「カーテンフックの選び方」

フックの選び方は、カーテンレールの種類と取り付け方で判断することができます。

機能性カーテンレールの場合

カーテン二重吊り フックタイプ

一般的なアルミ製や角形の機能レールに、カーテンを取り付ける場合、

  • 室内側のカーテンは「Bフック」、窓側のカーテンは「Aフック」になります。

カーテンボックスが設置されている場合

カーテンボックス内 フックタイプ

箱型や、天井埋め込み式のボックス内にカーテンを取り付ける場合、

  • 室内側のカーテンと、窓側のカーテンの両方とも「Aフック」になります。

装飾レールと機能レールの場合

装飾レールと機能レールのフックタイプ

室内側が装飾レールで、窓側が機能レールの場合、

  • 室内側のカーテンは「Aフック」、窓側のカーテンは「Bフック」になります。

装飾レールダブル付の場合

装飾レールダブル付けのフックタイプ

2本とも装飾レールの場合、

  • 室内側のカーテンと、窓側のカーテンの両方とも「Aフック」になります。

※カーテンのヒダについては、こちらの記事をどうぞ。
カーテンのヒダ倍率【カーテンのヒダについて】 1.5倍ヒダや2倍ヒダとは?【プロが解説します】

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は、AフックとBフックの違いについてお伝えしました。

「カーテンの高さはフックで微調整できるから気にしない」

という方もいらっしゃるかもしれませんね。

でもカーテンの1cmの誤差は見た目を左右することがありますので、できるだけフックで微調整しなくても済むように正確な採寸がおすすめです。

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