クロス職人の親方ブログ

【カーテンのヒダについて】 1.5倍ヒダや2倍ヒダとは?

カーテンのヒダ倍率

窓装飾プランナーのマドカです

窓装飾プランナーのマドカです。

「カーテンのヒダ倍率ってどういう意味?」こんな風に感じてはいませんか。

カーテンのヒダについて、よくお問い合わせをいただくことがありますので、この記事ではカーテンのヒダ倍率について解説したいと思います。

【カーテンのヒダについて】 1.5倍ヒダや2倍ヒダとは?

悩む女性

カーテンの「ヒダ倍率」というのは、カーテンレールの長さに対する生地量のことです。

たとえば、1.5倍ヒダ2倍ヒダという言葉をよく耳にされるのではないでしょうか。

少し例を挙げて説明します。(※生地のゆとりや縫いしろは含めない単純計算です)

(例).カーテンレールの長さが200cmの窓に1.5倍ヒダのカーテンを付けるなら?

  • レール巾200cm×1.5倍=300cmの生地が必要となります。

(例).カーテンレールの長さが200cmの窓に2倍ヒダのカーテンを付けるなら?

  • レール巾200cm×2.0倍=400cmの生地が必要となります。

このように、ヒダ倍率はカーテンレールの長さに対して使われる「生地の量」を意味しますが、要はヒダ倍率が大きいほどカーテンにボリュームが出るということなんですね。

横幅は単純に計算していますが、オーダーカーテンを製作するときには「カーテンの横幅のゆとり」「カーテンの高さ」「上下左右の折り返し」「生地の柄リピート(タテとヨコの柄パターンの繰り返し)」なども含めて正確な生地量を算出しますので、もっと要尺が増えます。

窓装飾プランナーのマドカです

そのため、時にはお客様から「オーダーカーテンはそんなに生地が必要なんですね」と驚かれることもありますよ。

では、ヒダの取り方でどれくらい印象が変わるのかみていきましょう。

フラットカーテン(ヒダ無し)

フラットカーテン ヒダ無し

ヒダを寄せないシンプルなカーテン

名前の通り、ヒダを摘まない状態でフラットに仕上げるのが「フラットカーテン」です。

生地そのままの風合いが楽しめるので、柄をはっきりみせたいカーテンに向いています。

またフラットカーテンは、横幅のゆとり(倍率)の大きさで見た目の印象が変わるのも特徴で、一般的には1.1倍で仕上げるのが標準的ですが、ウェーブを出したい場合は1.5倍や1.7倍くらいで仕上げることもできます。

フラットカーテンの主な倍率

  • カーテンレールと同じ長さの1.0倍 → ゆとりがなく真っ直ぐな状態。
  • カーテンレールの長さに対して1.1倍 → ほんの少しゆとりがある
  • カーテンレールの長さに対して1.2倍 → 軽くゆとりがある。
  • カーテンレールの長さに対して1.3倍 → ウェーブがでる。
  • カーテンレールの長さに対して1.4倍 → やや大きめのウェーブがでる。
  • カーテンレールの長さに対して1.5倍 → 大きめのウェーブがでる。

※フラットカーテンについて興味のある方はこちらの記事をどうぞ。

フラットカーテン【フラットカーテン】オーダー前に知って得する「7つの知識」

ワンプリーツ(1ッ山)カーテン ※1.5倍ヒダ~2.0倍ヒダ

1.5倍(1ッ山)ヒダカーテン

1ッ山で仕上げるワンプリーツカーテン

カーテンレールの長さに対して、約1.5倍~2.0倍の生地を使うのが「ワンプリーツカーテン」です。

カーテンの上部を1ッ山(ワンプリーツ)でつまみ、すっきりとシャープな印象になります。

「フラットカーテンでは物足りないけれど、ヒダのボリュームが多いのは苦手」という方にお薦めのスタイルです。
※1.5倍以上に対応しています。

1.5倍(2ッ山)ヒダカーテン

1.5倍(2ッ山)ヒダカーテン

2ッ山で仕上げる1.5倍ヒダカーテン

カーテンレールの長さに対して、約1.5倍の生地を使うのが「1.5倍ヒダカーテン」です。

レールの長さが200cmの場合は、その1.5倍にあたる約300cmの生地を2ッ山でつまみ、レール巾に収まるよう仕立てます。

1.5倍ヒダのカーテンは、ヒダとヒダの間隔が約15cm前後と広めで仕上がりはカジュアルな印象になり、比較的カーテンの柄がみえやすくなります。

2.0倍(3ッ山)ヒダカーテン

2.0倍(3ッ山)ヒダカーテン

3ッ山で仕上げる2.0倍ヒダカーテン

カーテンレールの長さに対して、約2.0倍の生地を使うのが「2.0倍ヒダカーテン」です。

レールの長さが200cmの場合は、その2.0倍にあたる約400cmの生地を3ッ山でつまみ、レール巾に収まるよう仕立てます。

2.0倍ヒダのカーテンは、ヒダとヒダの間隔が約12cm前後になり、1.5倍ヒダに比べるとウェーブラインが深くなるため高級感があります。

また、2.0倍ヒダはオーダーカーテンの標準的な仕様ですが、生地のデザインなどにより「1.5倍ヒダ」や「フラット」と使い分けるのがおすすめです。

2.5倍(3ッ山)ヒダカーテン ※高級仕様

2.5倍(3ッ山)ヒダカーテン

3ッ山で仕上げる2.5倍ヒダカーテン

カーテンレールの長さに対して、約2.5倍の生地を使うのが「2.5倍ヒダカーテン」です。

レールの長さが200cmの場合は、その2.5倍にあたる約500cmの生地を3ッ山でつまみ、レール巾に収まるよう仕立てます。

2.5倍ヒダのカーテンは、一般的な2.0倍ヒダと同じく「3ッ山仕様」ですが、ヒダとヒダの間隔が約10cm前後と狭くなり生地量もさらに増えるため、ウェーブラインの凹凸が深くなることで重厚感のある仕上がりになります。

2.5倍ギャザーヒダカーテン

ギャザーヒダカーテン

ギャザーで仕上げる2.5倍ヒダカーテン

同じくカーテンレールの長さに対して、約2.5倍の生地を使うのが「2.5倍ギャザーヒダカーテン」です。

カーテンの上部にギャザーテープを縫いつける方法で、たくさんのヒダを寄せるため、主に薄地のレースカーテンに使われることが多く、エレガントなスタイルの演出に向いています。

※カーテンのフックについてはこちらの記事をどうぞ。

カーテンフックについて【カーテンフックの選び方】Aフック?それともBフック?

まとめ

いかがでしたか。

今回は「カーテンのヒダ倍率」についてお伝えしましたが、ヒダ倍率に意味や、1.5倍ヒダ、2.0倍ヒダの違いが少しだけお分かりいただけたのではないでしょうか。

ヒダ倍率とは「カーテンの生地量」にあたり、倍率によってカーテンの見栄えや印象も変わります。

カーテンのヒダ倍率の選び方として参考までにお伝えすると、

  • 柄をはっきりみせる → フラットがおすすめ
  • カジュアルに仕上げる → 1.5倍ヒダがおすすめ
  • 一般的なオーダーカーテン → 2.0倍ヒダがおすすめ
  • 高級感のある仕上がり → 2.5倍(3ッ山)ヒダがおすすめ
  • ボリューム感のあるレースカーテン → 2.5倍(ギャザー)ヒダがおすすめ

このような感じになります。

カーテンのヒダを工夫することで、お部屋をカジュアルにみせたり高級感を出したりと好きなように雰囲気が変えられますよ。

因みに価格も安い順になっていますので、カーテンの費用を抑えたい時でも「ヒダ倍率」に注目してみると良いでしょう。

(※フラットカーテンと1.5倍ヒダカーテンは、同じ価格になる場合もあります)

既製カーテンイージーオーダーカーテンはほぼ「1.5倍ヒダ」と決まっていますが、フルオーダーカーテンヒダ倍率を自由に選択することができます。

価格だけではなく、見た目の印象も変えられるカーテンのヒダ倍率を上手に選び、お部屋のコーディネートに活かしてみてくださいね。

※既製カーテンやオーダーカーテンの違いについて興味のある方はこちらの記事をどうぞ。

既製カーテン イージーオーダー フルオーダーの違い【カーテンの買い方】既製カーテン・イージーオーダー・フルオーダーの違いをプロが解説します!

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