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窓装飾プランナーのマドカです
カーテンの横幅のゆとりについて解説します。
カーテンを選ぶとき、「横幅の大きさ」で悩んだ経験はありませんか。
カーテンは使い勝手や機能性の面から、横幅に少し余裕(ゆとり)を持たせるのが一般的です。
でも、
「何を基準にサイズを決めるのか分からない…」
という方も多いのでは。
そこで本記事では、カーテン幅のゆとりを決めるポイントについてお伝えします。
横幅のゆとりは「カーテンレールの長さ×1.03~1.05」が一般的
まず結論から言いますと、カーテン幅のゆとりは「カーテンレールの長さ×1.05」が主な基準になります。
つまりカーテンの横幅は、レールの長さに対して5%くらいのゆとりを加えましょうという事なんですね。
このゆとりを加えることで、カーテンを閉じた時に中央がピチピチにつっぱるのを防いだり、光漏れの防止にも繋がります。
また、カーテンを洗ったときに縮む可能性もありますので、こうした点もカーテンの横幅にゆとりをもたせる理由です。
【カーテンの隙間】中央(真ん中)の光漏れを防ぐには?【プロが伝授】大きい窓は3%~4%のゆとりで充分
一般的に、カーテン巾のゆとりは5%で問題ないのですが、大きい窓の場合は必ずしもそうではありません。
たとえば、
カーテンレールの長さが300cm~400cmの場合は、「レールの長さ×1.04」。
カーテンレールの長さが500cm以上であれば、「レールの長さ×1.03」これくらいのゆとりで十分なんです。
仮に全ての窓に5%のゆとりを加えてしまうと、窓幅が大きくなればなる程ゆとりが増えて見栄えにも影響するからです。
どんなに素敵なカーテンでも、横幅が大きすぎると見た目が悪くなる可能性もありますので、ご自身でカーテンを作ったりゆとりを計算する際は、窓の大きさも考慮すると良いでしょう。
因みに、カーテン1枚あたりのゆとり(余巾)は、4cm~8cmくらいがおすすめですよ。
窓装飾プランナーのマドカです
横幅のゆとりを細かく気にしない方は、窓の大きさに関係なく5%をプラスすればOKですが、ゆとりを小さくしたい方は3%~4%くらいを目安にしてください。
カーテンの横幅の測り方
では実際に、カーテンの横幅はどこを測れば良いのでしょうか。
まずゆとりを計算する前に、窓の大きさを正しく計測しなくてはいけませんよね。
カーテンの横幅の採寸は、カーテンレールの長さが基準になります。
しかしよくあるケースは「窓枠の大きさ」を測ってしまうこと。これは間違いです!
「窓の横幅=カーテンの横幅」ではありません。
また通常は、窓幅よりもカーテンレールを長めに設置するのが理想的です。
そうすることで「光漏れを防ぐ」「装飾性が高まる」などの利点があります。
例外としては、壁やエアコンなどの障害物により「窓の横幅とカーテンレールを同じ長さにする」場合もありますが、カーテンの横幅を測るときは、必ずカーテンレールの長さを測るようにしましょう。
窓装飾プランナーのマドカです
レールが設置されていない場合は、横幅の目安として窓幅を測ることもありますが、本来はカーテンレールの長さを測るのが「カーテン幅」の正しい採寸方法です。
カーテンレールの長さを測る
カーテンの横幅の測り方は、次のようになります。
- 機能性レールの場合:カーテンレール両端の固定ランナーから固定ランナーまで
- 装飾性レールの場合:両端のキャップ(飾り)を除く中央のポール(レール)の長さ
機能性レールの場合は、両端に固定された輪っか「リングランナーからリングランナー迄の長さ」を測ります。
装飾性レールの場合は「中央のポール(レール)の長さ」を測りますが、ここで注意すべき点は、両端のキャップを含めないということです。
キャップ(ギボシとも呼びます)はあくまでも装飾の一部なので。
例えば、アイアンタイプの長い装飾レールだと、片方の飾りだけで10cm~26cm程になり、両サイドの飾りを合わせると20cm~50cm前後くらいの長さになるものがあります。
そのため、万が一この飾りを含めて測ってしまうと、ゆとりが余り過ぎてカーテンの幅はブカブカの状態に…。
カーテンの横幅にレールの飾りは関係ありませんので、装飾レールの場合はキャップを含まないように気をつけましょう!(これ結構間違う方が多いです^^;)
レールの長さを測ったら、最後にカーテンに余裕をもたせるための「ゆとり5%」を加えます。
※カーテンレールの種類についてはこちらの記事をどうぞ。
【カーテンレールの種類と上手な選び方】取り付けの際に注意すること!「片開き」と「両開き」のカーテンのゆとり
カーテンは、「1枚の片開き」と「2枚の両開き」が選択できます。
正確にいうと5%のゆとりは、両開きが基準です。
そのため、片開きのカーテンに5%のゆとりは大きすぎる場合があるので、片開きでは1枚あたり4cm前後のゆとりを目安にすると良いでしょう。
- (両開き)カーテンレールが165cmの時 → 165cm×1.05=カーテン幅は174cm
- (両開き)カーテンレールが205cmの時 → 205cm×1.05=カーテン幅は216cm
- (両開き)カーテンレールが310cmの時 → 310cm×1.04=カーテン幅は322cm
- (片開き)カーテンレールが165cmの時 → カーテン幅は169cmまたは170cm
- (片開き)カーテンレールが205cmの時 → カーテン幅は209cmまたは210cm
- (片開き)カーテンレールが310cmの時 → カーテン幅は314cmまたは315cm
綿や麻などは縮みやすい
また、カーテンの素材によって「ゆとりの取り方」が変わることがあります。
特に綿や麻(リネン)などの天然素材100%のカーテンは、生地の性質によって違いはあるものの、水洗いをすると幅が2%~10%以上も縮む可能性があるため、通常よりも横幅のゆとりを大きくしたり、あえて丈も長くします。
中でもリネン素材は洗えないものが多いのですが、ポリエステルとの混合であればほぼお洗濯が可能です。
いずれにせよ、天然素材は「伸び縮み」が激しいので横幅のゆとりにも注意したいですね。
もし水洗い可能な表示があれば、通常よりもカーテン幅に余裕をとっておくと安心です。
カーテン幅のゆとりの目安
では参考までに、カーテン幅のゆとりを例にあげてみます。
「既製カーテン(規格サイズ)」と「オーダーカーテン」の2つのパターンで記載してみました。
既製カーテンの「幅と丈」の目安
既製カーテンは大量生産されるもので、最初からサイズが決められています。
規格サイズのため窓に合わないケースも多いですが、窓の大きさに合えば既製カーテンでOK! カーテンをオーダーで注文する必要がありません。
こういうケースは「カーテンの費用をできるだけ抑えたい」という方にもお勧めですね。
既製カーテンは、大型量販店やホームセンター、インターネットでも手軽に購入できるのが特徴です。
一般的なサイズは下記の通りで、最近では様々なサイズを取り扱っているお店もあります。
既製カーテンの場合、丈は厚地のドレープカーテンよりレースカーテンの方が2cm短くなります。
一般的な「既製ドレープカーテン」のサイズ
- ①幅100cm×丈135cm ※カーテン1枚
- ②幅100cm×丈178cm ※カーテン1枚
- ③幅100cm×丈200cm ※カーテン1枚
一般的な「既製レースカーテン」のサイズ
- ①幅100cm×丈133cm ※カーテン1枚
- ②幅100cm×丈176cm ※カーテン1枚
- ③幅100cm×丈198cm ※カーテン1枚
例えば、両開きなら
●横幅はレールの長さが:180cm~200cm
高さは:カーテンレールのリングランナー下側~窓枠下まで120cmの窓の場合
→(既製カーテン)幅100cm×丈135cm✕2枚の既製カーテンが合います。
●横幅はレールの長さが:180cm~200cm
高さは:カーテンレールのリングランナー下側~床まで(又は希望の位置まで)180cmの窓の場合
→(既製カーテン)幅100cm×丈178cm✕2枚の既製カーテンが合います。
●横幅はレールの長さが:180cm~200cm
高さは:カーテンレールのリングランナー下側~床まで202cmの窓の場合
→(既製カーテン)幅100cm×丈200cm✕2枚の既製カーテンが合います。
窓装飾プランナーのマドカです
巾のゆとりや丈が、大きくなったり少し短くなったりして、オーダーカーテンのように「窓にぴったりサイズ」というわけにはいきませんが、既製カーテンなら大体このような窓の大きさに使うことができますよ。
オーダーカーテンの「幅」の目安
こちらは1cm単位でオーダーする場合の、カーテン幅を目安にまとめたものです。
普通のカーテンと天然素材を分けて記載しています。
前述のように、綿や麻の天然素材は水洗いをすると「縮みやすい」傾向にありますね。
なので、ゆとりは大きくみています。
※カーテンレールの長さは一般的な規格サイズを基準にしました。
※普通のカーテンと天然素材(綿や麻)に分けています。
カーテンレールの長さ | カーテン幅の目安 (レール幅×1.05) | 天然素材の幅の目安 (レール幅×1.05~1.1) |
91cm | 96cm | 96cm~100cm |
100cm | 105cm | 105cm~110cm |
150cm | 158cm | 158cm~165cm |
182cm | 192cm | 192cm~200cm |
200cm | 210cm | 210cm~220cm |
273cm | 287cm | 287cm~300cm |
カーテンレールの長さ | カーテン幅の目安 (レール幅×1.04) | 天然素材の幅の目安 (レール幅×1.04~1.08) |
300cm | 312cm | 312cm~324cm |
364cm | 378cm | 378cm~393cm |
400cm | 416cm | 416cm~432cm |
カーテンレールの長さ | カーテン幅の目安 (レール幅×1.03) | 天然素材の幅の目安 (レール幅×1.03~1.06) |
455cm | 469cm | 467cm~482cm |
500cm | 515cm | 515cm~530cm |
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は「カーテン幅のゆとり」についてお伝えしましたが、何となく計算方法がお分かりいただけたのではないでしょうか。
カーテンの幅は大きすぎてはダメ!という事ではありませんが、窓の大きさにぴったりマッチしていれば見た目も美しいものです。
天然素材やポリエステルといった素材等も考慮しつつ、カーテンに相応しいゆとりをとって窓の装飾性を高めましょう♪
窓装飾プランナーのマドカです
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