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壁紙は塗装の上に貼れるのか?クロスをペンキの上に貼る方法

塗装の上に壁紙を貼る

壁紙を塗装の上に貼りたいという相談がたまにあります。

壁紙は塗装の上に貼れるのか?

こんな質問を良く受けますので、この記事で詳しく解説しようと思います。

塗装面にクロスを貼りたい方は参考にしてください。

クロスを貼るには塗装の種類で考え方が変わる

まず最初にお伝えしたいのは、後々剥がれても平気な場合はそのままでもクロスは貼れるということです。

何も考えずに、ただ貼り付けるだけなら簡単なのですが、将来的に剥がれるのが嫌なら塗装の上に壁紙を直接貼るのはやめた方が良いでしょう。

簡単に言うと、塗装面に直接壁紙を貼ったら、短い期間で剥がれる恐れがあるということです。


壁紙の接着剤はでんぷん系の物が主流で、接着剤が下地に吸収されることで接着します。

塗装の場合、接着剤を吸収しませんので長持ちさせるためには、壁紙が接着する下地に作り変える必要があるのです。

壁紙が貼れる下地に変えるにはいくつか方法がありますので挙げてみます。

塗装の上に壁紙を貼るための下地作り―ボード・ベニヤ

塗装の上に壁紙を貼るための一番確実な方法は、塗装の上にプラスターボードやベニヤ板などを増し貼り(上張り)し、接着剤を吸水する下地に変える方法です。

ボード、ベニヤを上張りすれば通常の接着力になりますので、壁紙を貼ってすぐに剥がれてくることはありません。

壁紙の対応年数や張替えるまでの期間、寿命を書いた記事がありますので、知りたい方は関連記事をご覧ください。

塗装の上にプラスターボードやベニヤ板を貼る方法が確実な方法ですが、デメリットとして金額的に高くなります。

ですので、できるだけ安く抑えたいという方に次の方法を紹介します。

塗装にシーラー処理を施し壁紙が貼れる下地に変える

「シーラー処理」というと一般の人はあまり聞かない言葉だと思いますので、説明したいと思います。

先ほども説明した通り、壁紙の接着剤は吸収しないと接着しません。

塗装面、特にOP(油性塗料)は全く接着剤を吸収しませんので、接着剤が乾燥したら剥がれてしまいます。

そこで、シーラーという下地材を塗装表面に塗り、壁紙を貼ることのできる下地に変えてしまおうというのが「シーラー処理」です。

シーラーを塗ることで塗装表面に膜が作れますので、シーラーの膜に壁紙が接着できるということになります。

ただし、シーラー処理が有効なのはペンキ(OP)に限ると考えた方が無難です。

水性塗料にシーラー処理をしても、壁紙が剥がれず長持ちするかは冒険になります。

理由を説明します。


水性塗料の表面を手で撫でると塗料が手に付く場合があるのですが、これは塗料が劣化し、粉吹きした状態にあるからです。

粉を吹く状態にある塗装の上にシーラー処理をしても、シーラー自体が接着しません。

くっついていないシーラの上に壁紙を貼れば、いずれ剥がれてしまいます。

ですので水性塗料の上に壁紙を貼る場合は、もうひと手間が必要になります。

シーラー処理はボードやベニヤ板より安価な方法ですが、塗装の種類と状態をキチンと判断しないと、せっかく張った壁紙がすぐに剥がれてしまう事になります。


先ほど触れた、水性塗料のシーラー処理ですが、塗装表面が粉を吹いている状態の場合は、シーラー処理の前に「油性シーラー」を塗装表面に塗ることをお勧めします。

油性シーラーは劣化した塗料の補強ができますので、塗装の状態にもよりますが、壁紙の対応年数くらいは長持ちするはずです。

油性シーラーで塗装表面を補強し、完全に乾燥した後に通常の「シーラー処理」をすれば水性塗料でも問題ないと言えるでしょう。

コスト的には油性シーラーの塗布分だけ高くなってしまいます。

塗装の上に壁紙を貼る場合の下地問題

上記のような処理をすることで塗装の上にも壁紙が貼れることが分かりました。

次に問題になるのが、壁紙の仕上がりです。

プラスターボードのような平坦な下地に塗装してある場合は、壁紙を上から貼っても凸凹なく真っすぐな状態が期待できますが、コンクリート・モルタルの上に塗装してある場合は、平坦で真っすぐな状態は望めないかもしれません。

コンクリート面に壁紙を貼ると、少なからず波打って見える部分や、凹凸が気になる場所が出てきます。

パテ処理である程度はなだらかに出来ますが、定規を当ててみると完璧に真っすぐではない事が分かると思います。

真っすぐじゃないと嫌だという神経質な方は、シーラー処理ではなくプラスターボードなどで下地を作ることを勧めます。

または、下地の凸凹が気にならない柄の入った壁紙などを使うと良いのではないでしょうか。

まとめ

塗装の上に壁紙を貼る方法を記事にしました。

結論として、塗装の上にも壁紙は貼れるが、壁紙を貼れる下地に変える必要があるということになります。

最後にもう一度、下地の方法を挙げておきます。

  • プラスターボード・ベニヤ板・合板などを塗装面に上張りする
  • 油性塗料の上はシーラー処理
  • 水性塗料の上は「油性シーラー」の後に「シーラー処理」