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【カーテンボックス計画】二重吊りカーテンの奥行きはどれくらい必要?【スタイル別にプロが解説】

窓装飾プランナーのマドカです

この記事では「カーテンボックスの奥行き」について解説します。

新築やリフォーム、またはリノベーションの際に「カーテンボックスを設置する」という方は多いと思います。

カーテンボックスには天井に埋め込むタイプ後から設置できるものなど、さまざまな種類や取り付け方がありますが、ボックスを付けることでカーテン上部の隙間がなくなり、

「窓上からの光漏れを防げる」

「省エネ効果につながる(冷暖房効率のUP)」

「装飾性が高まる」

このようなメリットが得られます。

ただ、カーテンボックスの設置は殆どが業者に依頼するため「サイズの奥行きがどれくらい必要なのか」ご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際にも気に入ったカーテンがボックス内に納まらず、業者とトラブルになってしまったというお話を耳にしたことがあります。

そこで今回は、カーテンボックスを新しく設置する場合の「寸法や奥行き」について解説しますので、ぜひ参考にして下さい。

本記事の内容は、

  • カーテンボックスの奥行きはどれくらいが理想なの?
  • カーテンボックスの奥行き①「カーテンの場合」
  • カーテンボックスの奥行き②「メカもの+カーテンの場合」
  • インナーサッシ(二重窓)には注意しよう

このような流れです。

多様化するウィンドウトリートメント(シェードやロールスクリーンなど)にも対応できる、カーテンボックスの寸法と奥行きが分かります。

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カーテンボックスの奥行きはどれくらいが理想なの?

一般的に多くつかわれているカーテンボックスの奥行は、150mm~180mmです。

けれど窓装飾にはカーテン以外にも、ローマンシェード、ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ブラインド等、さまざまな商品があります。

例えば「カーテン+プレーンシェード」や「カーテン+ブラインド」というように自由な組合せができるため、窓装飾に必要なカーテンボックスの奥行きを把握しておくと、サイズを気にせずに取付けることができます。

カーテンボックスの奥行き①「カーテンの場合」

では、ボックス内にカーテンを設置するときの寸法と奥行きをみていきましょう。

窓装飾プランナーのマドカです

因みに、こちらでご紹介するのは一般的なサイズの例です。

カーテンの吊り方には、シングル(1枚吊り)とダブル(2枚吊り)があります。

カーテン・シングル(1枚吊り)の場合

カーテンボックスの奥行き カーテンシングル

カーテンを一枚吊りにする場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも90mm以上で、120mmあれば理想的です。

カーテン・ダブル(2重吊り)の場合

カーテンボックスの奥行き カーテン二重吊り

カーテンを2重吊りにする場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも150mm以上で、180mmあれば理想的です。

イメージ画像は、室内側(内)が厚地のドレープカーテン、窓側(外)がレースカーテンの場合です。

※因みに、フロントレース仕様(レースカーテンを室内側にする場合)は、ボックス内の寸法が逆になります。

フラットカーテン・ダブル(2重吊り)の場合

カーテンボックスの奥行き フラットカーテンダブル

フラットカーテンを2重吊りにする場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも150mm以上で、200mmあれば理想的です。

フラットカーテンには「ヒダ山」がありませんが、カーテンレールの長さに対して「1.1倍~1.7倍程度のゆとり」を加えて製作するため、この倍率によって見栄えや納まりも違ってきます。

たとえば1.1倍~1.2倍くらいのゆとりなら、ほぼ平面的なフラットカーテンになるのでカーテンボックスの奥行きも150mmくらいであれば問題ないといえます。

しかし1.3倍~1.5倍以上になると下図のようにウェーブが大きくなるため、フラットカーテンを2重吊りにするなら180~200mmくらいを目安にしておきましょう。

こちらはフラットカーテンを真上からみたときのイメージになります。

カーテンボックス内 フラットカーテン納まり

カーテンボックス内 フラットカーテン納まり

カーテンボックスの奥行き②「メカもの+カーテンの場合」

ここからは、ボックス内に普通のカーテンと上下に昇降するメカもの(ローマンシェード・ロールスクリーン・ブラインド)を設置する場合の寸法と奥行きをみていきます。

ローマンシェード(シングル)の場合

カーテンボックス ローマンシェードシングル

プレーンシェードやシェープシェード、或いはバルーンシェードというように、シェードスタイルを総称してローマンシェードといいます。

ローマンシェードのシングルタイプの場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも100mm以上で、120mmあれば理想的です。

窓装飾プランナーのマドカです

シングルタイプでは、メカそのものは70mmで納まりますが「取り付けや昇降」の際に前後のゆとりが必要です。

ローマンシェードとカーテンの組合せ

カーテンボックス ローマンシェードとカーテン

ローマンシェード+カーテンの組合せの場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも150mm以上で、180mmあれば理想的です。

注意

シェードのスタイル(バルーンなど)によっては、前のカーテンと裾の部分が干渉する可能性があるので、ボリュームのあるシェードの場合は180mm~200mmくらいゆとりをみておきましょう。

ロールスクリーンとカーテンの組合せ

カーテンボックス ロールスクリーンとカーテン

ロールスクリーン(ロールカーテン)+カーテンの組合せの場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも150mm以上で、180mmあれば理想的です。

横型ブラインドとカーテンの組合せ

カーテンボックス 横型ブラインドとカーテン

横型のブラインドは、羽根(スラット)の巾が15mmと25mm、木製タイプでは35mmと50mmが一般的です。なので、

「横型ブラインド15mm・25mm+カーテン」の組合せの場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも150mm以上で、180mmあれば理想的です。

「横型ブラインド35mm・50mm+カーテン」の組合せの場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも150mm以上で、200mmあれば理想的です。

窓装飾プランナーのマドカです

後者の50mmは、木製ブラインドに多いサイズです。

縦型ブラインド80mmとカーテンの組合せ

カーテンボックス 縦型ブラインドとカーテン

縦型のブラインドは、羽根(ルーバー)の巾が75mm、80mm、100mm、125mmなどがあります。なので、

「縦型ブラインド75mm・80mm+カーテン」の組合せの場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも200mm以上で、250mmあれば理想的です。

「縦型ブラインド100mm・125mm+カーテン」の組合せの場合、カーテンボックスの奥行きは最低でも250mm以上で、300mmあれば理想的です。

注意

縦型ブラインドの場合は、裾の部分がカーテンと干渉する可能性があるので250mmくらいを目安にすると良いでしょう。

インナーサッシ(二重窓)には注意しよう

それぞれスタイル別に、カーテンボックスの理想的な奥行きについてご紹介しました。

リフォーム時に注意したいのは、カーテンボックスの内側に後からインナーサッシ(二重窓)を取り付けるケースです。

こうなるとインナーサッシが前方に突き出てしまい、その分カーテンボックスの奥行きが狭くなります。

当初計画していたカーテンが付けられなくなる可能性もありますので、こういう場合は注意しておきたいですね。

【カーテンボックス計画】のまとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

窓周りをすっきりとみせて装飾性も高まる「カーテンボックス」。

自分の理想のカーテンがコーディネートできるように、新築やリフォームの際にはぜひ奥行きに注目してください。

※グラビエンスについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

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