親方
クローゼットドア傷んでませんか?
クローゼットが新品で格好良いとお部屋のグレードが上がったように感じます。
逆に、傷や汚れが目立つクローゼットはお部屋全体の印象が古くなり、壁紙を張替えてイメージチェンジしたとしてもお部屋が新築のようにピカピカには見えません。
ということで、傷んだクローゼットドアを「リアテックシート」でリメイクしてきましたので、DIYをお考えの方に向けて記事にしたいと思います。
クローゼットの扉は傷みやすい
ユニットもののクローゼットはプリントの化粧シートで仕上げてますので、簡単に傷ついたり経年劣化してしまいます。
なのでクローゼットの使い方が雑だったり、手荒じゃなくてもいつの間にか劣化してしまいます。
こんな感じですね。
このあたりは、既製品のクローゼットはそういう物だと諦めるしかありませんが綺麗好きの人は見過ごせないことですよね。
そこで、今回クローゼットのドアのリメイクにおすすめしたいのがサンゲツが発売している「リアテックシート」です。
リアテックシートの材質は「塩ビ」で接着剤が付いたシールタイプの製品です。
「購入したいけどどこに売ってるの?」と言う方は大手通販サイトで安く手に入ります。
ちなみに、リアテックシートはクローゼット表面素材より強度があり丈夫なので1度リメイクしてしまえば長い間質感をキープできます。
つまり、賢いリフォームと言えます。
リアテックシートには色んな柄やパターンがありますので、クローゼットがたいして傷んでなくても気分転換目的でリメイクしても高級感がUPするのでおすすめです。
リアテックシートでクローゼットをリメイク(下地)
それでは画像を使いながら、リメイクのコツやポイントを紹介していきます。
下地処理その1:クローゼットの扉を外す
作業が楽なので、クローゼットから扉を外すことをおすすめします。
クローゼットの扉は、蝶番を外せば簡単に脱着できると思います。
「外すのが面倒」という方も最終的な仕上りに差が付きますので頑張って取り外してください。
扉を外したら「取手」も外してしまいます。
このように全ての取手を取り外し、無くさないよう保管してください。
下地処理その2:クローゼット扉の「やすり掛け」
やすり掛けには2つの意味があります。
- クローゼット表面を平滑に整える
- プライマーの接着力を良くする
こんな感じです。
一つ目の「クローゼット表面を平滑に整える」ですが、クローゼット表面に付着した「ゴミ」「汚れ」などをペーパー処理することで取り除く効果があります。
リアテックシートを貼るうえでポイントになるのが「プライマー処理」なのですが、サンドペーパーを使うことでプライマーの付きが良くなります。
「足付け」という呼び方もされていますよね。
なので、例えクローゼット表面が平滑で綺麗だとしても「足付け」のために「やすり掛け」は必要な作業です。
ちなみに、私の場合サンドペーパーは#100番を使ってます。
ホームセンターやネット通販で簡単に手に入ります。
下地処理その3:クローゼット扉にプライマーを塗る
ここで大事なポイントをお話しします。
それは「プライマー」の話なのですが、クローゼットのようなプリントには「ダイノックフィルム」用のプライマーがおすすめです。
勿論、リアテックシート用のプライマーも販売されているのですが、クローゼット表面のような浸透性が低い下地の場合はリアテックプライマーでは「ラッカーシンナー」で希釈しないと「ムラ」になってしまいます。
その点「ダイノックのプライマー」はサラッとした塗りあがりなので下地ムラが目立つような事はありません。
覚えて欲しいポイントをお伝えすると…
- 吸収が良い下地には「リアテックプライマー」
- 吸収が悪い下地には「ダイノックプライマー」
となります。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。

なので、一般的な既製品のクローゼットは「ダイノックプライマー」を使います。
もしも、ご自宅のクローゼットが「無垢材」のような吸収の良い素材なら「リアテックプライマー」をお使いください。
見分け方が分からないという場合は「水」をかけて、吸収するか弾くかをチェックしてください。
リアテックでクローゼットをリメイク(貼り付け)
上記で紹介した方法で下地処理すれば、貼り付けは簡単です。
結論として「下地処理」が肝心ということになります。
それではここからはリアテックシートの貼り付けを見ていきます。
リアテックの貼り方その1:裁断
リアテックシートを貼る前に材料の「裁断」をします。
裁断のポイントは…
- 定規を使う
- 床を傷つけないよう下敷きを使う
- 切りシロを取りすぎない
このあたりです。
一つずつ説明します。
定規を使う
リアテックシートを裁断する時は「定規」を使うと作業が楽です。
理由はと言うと「真っすぐな部分をクローゼットの端に合わせて貼れば良いから」という事になります。
貼り付けた後は出来るだけ「カット」したくないので、定規を使ってください。
床を傷つけないよう下敷きを使う
私の場合は「カーペット」を下敷きとして使っていますが、床などにカッターの痕が残らないよう「下敷き」があると良いです。
それに、慣れないうちは「下敷き」があった方が綺麗に真っすぐカットできます。
切りシロを取りすぎない
材料はクローゼットより大きめにカットします。
大きめにカットすることを切りシロを取るといいます。
この切りシロですが、あまり取りすぎるとリアテックが貼りにくいです。
なので、縦横2cmくらい大きめにカットすればOKです。
リアテックの貼り方その2:エア出し
リアテックシートを購入すると「スキージー」という空気を抜く道具が付いてきます。
このスキージーを使い空気を抜くのですが、間を開けてしまうと空気が残りますので順番に抜くようにしてください。
リアテックの貼り方その3:コーナー部分の曲げ方
正面だけ貼ればOKという方には必要ありませんが、クローゼットの扉には「コーナー」があります。
この「コーナー」部分まで巻きたいという場合は「タオル」のような布を使うと簡単です。
布を使いコーナー部分をなぞるように圧着すると空気も残らず綺麗に仕上がります。
クローゼットにリアテックシート「ビフォーアフター」
説明通りに貼ってもらえば綺麗なクローゼットの出来上がりです。
ビフォーアフターをご覧ください。
ビフォー
アフター
リアテックシートを貼り終えたら、外した順番通りに「取手」や「扉」を取り付ければ完成です。
今回はもともとのデザインに近いリアテックシートを使いましたが、木目調やレンガ調、単色カラーなど本当に色んなデザインがありますので自分好みのシートでおしゃれなクローゼットを楽しんでください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事では、傷んだクローゼットのリメイクという事で「リアテックシート」を使った修復方法を紹介しました。
最後にリアテックシートを綺麗に貼るポイントをまとめたいと思います。
- クローゼットの扉を外し取手も外す
- プライマーはクローゼットの素材によって使い分ける
- 定規を使って裁断し、切りシロを取りすぎない
- 空気を抜くときは順番に押さえる
こんな感じです。
貼り方について言えるのは「慣れ」が必要なので、試し貼りで練習してから本番みたいな感じがおすすめです。
という事でこの記事は以上です。
人気記事壁紙張り替え業者を探す方法