新築やリフォームの際、和室や書斎の窓にプリーツスクリーンを購入する人が増えていますが、よく操作方法についてのご質問があります。
そこで、国内の老舗メーカー3社(ニチベイ・タチカワブラインド・TOSO)のプリーツスクリーンについて種類別に操作方法をご紹介しますので、購入時の参考にしてください。
今回は、ニチベイ編です。
※TOSO(トーソー)編はこちら。
【プリーツスクリーンの操作方法】コード式やチェーン式の使いかた【TOSO編】
※立川ブラインド編はこちら。
【プリーツスクリーンの操作方法】コード式やチェーン式の使いかた【タチカワブラインド編】
プリーツスクリーンの操作方法「ニチベイ編」
ニチベイのプリーツスクリーンには、「シングルスタイル」「ツインスタイル」「アップダウンスタイル」の3種類があり、スタイル別に操作方法が選べます。
【ニチベイプリーツスクリーン・シングルスタイルの操作方法(5タイプ)】
●コード式
●ループコード式
●チェーン式
●スマートコード式
●コードレス式
【ニチベイプリーツスクリーン・ツインスタイルの操作方法(5タイプ)】
●コード式
●ループコード式
●チェーン式
●ワンチェーン式
●コードレス式
【ニチベイプリーツスクリーン・アップダウンスタイルの操作方法(3タイプ)】
●コード式
●ループコード式
●チェーン式
では、順番にみていきましょう。
ニチベイプリーツスクリーン・シングルスタイルの操作方法
こちらは、ニチベイのプリーツスクリーン・シングルスタイルの操作方法です。
(※引用元:ニチベイ)
シングルスタイルは、1枚のスクリーンが「上昇・下降」するシンプルなスタイルです。
コード式
シングルスタイルコード式では、昇降を「コード1本」で操作します。
コードを下に引くとスクリーンが上昇し、止めた位置からコードを軽く引くとストッパーが解除されて自動的に下降します。
プリーツスクリーンを止めたい位置で補助コードを軽く引くと止まります。
ループコード式
シングルスタイルループコード式では、昇降を「コード1本」で操作します。
手前側の操作コードを下に引くとスクリーンが上がり、奥側の操作コードを引くとスクリーンが下降します。
また、スクリーンを止めたい位置で操作をやめると停止します。
因みに「コード式」と「ループコード式」はほとんど同じ操作方法ですが、対応できるプリーツスクリーンの大きさと構造上の違いがあります。
【コード式】では、コードの紐がプリーツスクリーンのボトムレールに繋がっています。
【ループコード式】では、コードの紐はボトムレールには繋がっていません。
チェーン式
シングルスタイルのチェーン式では、昇降はボールチェーンで行います。
手前側のボールチェーンを引いて手を離すとスクリーンが下降し、途中で止めたいときは手前側のボールチェーンを再度引くと止まります。
スクリーンを上げるときは、ボールチェーンを引いた分だけ上昇します。
スマートコード式
シングルスタイルスマートコード式では、昇降はボトルプルコードで操作します。
ボトルプルコードを少し引くとゆっくり下降して、途中で止める場合はボトルプルコードを少し引くとその位置で停止します。
スクリーンを上げるときは、ボトルプルコードを下に引くと引いた分だけスクリーンが上昇します。
※プリーツスクリーンのスマートコード式についてはこちらの記事をどうぞ。
【小さな子供やペットがいても安心】プリーツスクリーンの【スマートコード式】コードレス式
シングルスタイルのコードレス式では、昇降はボトムレールのグリップで操作します。
グリップを下に引いてスクリーンを下ろし、手を止めた位置で止まります。
上げるときはグリップを持ち上げます。
ニチベイプリーツスクリーン・ツインスタイルの操作方法
こちらは、ニチベイのプリーツスクリーン・ツインスタイルの操作方法です。
ツインスタイルは、2種類の生地を組み合わせて、採光や視線のコントロールが自由自在にできるスタイルです。
コード式
ツインスタイルのコード式では、昇降(不透明生地)と調光(シースルー生地)はそれぞれのコードで操作します。
昇降側のコードを少し下へ引くとストッパーが解除されて不透明生地が下がり、さらにコードを引くとスクリーンがたたみ上がります。
途中で止めたいときは、コードを軽く下に引くと止まります。
透明のレース生地(シースルー)は、調光側で操作します。
調光コードを少し下に引くとストッパーが解除されてシースルー生地が下がり、止めたい位置でコードを軽く下に引くと止まります。
またツインスタイルのコード式では、昇降コードと調光コードの操作側は左右両側に振り分けられます。(※操作コードが右側、調光コードが左側、もしくはその逆です)
ループコード式
ツインスタイルのループコード式では、昇降は操作コードで、調光は調光コードで操作します。(※2種類のコードは操作側に配置されます)
手前の操作コードを引くとスクリーンが上昇し、奥川の操作コードを引くとスクリーンが下降します。
スクリーンを止めたいときは、止める位置で操作をやめると停止します。
また、不透明生地とシースルー生地の割合は調光コードを引いて調整します。
チェーン式
ツインスタイルのチェーン式では、昇降操作はボールチェーン、調光はコードで行います。
手前のボールチェーンを引いてから手を離すとゆっくりとスクリーンが下降し、下がりきった状態でボールチェーンを引くとスクリーンがたたみ上がります。
調光コードを少し下に引くとストッパーが解除されてシースルー生地が下がり、途中で止める場合はボールチェーンの奥川を少し下に引くと止まります。
ワンチェーン式
ツインスタイルワンチェーン式の昇降時は、スクリーン全体をたたみ上げたい時は手前のボールチェーンを引き下げ、スクリーン全体を下ろしたい時は、手前のボールチェーンを少し引いて手を離すとゆっくり下降します。
ツインスタイルワンチェーン式の調光時は、中間バーを上げて調光する時は奥川のチェーンを引き下げ、中間バーを下ろしたい時は奥川のチェーンを少し引いて手を離すとゆっくり下降します。
コードレス式
ツインスタイルのコードレス式では、昇降はスクリーン下のボトムレールのグリップで、調光は中間バーのグリップでそれぞれ操作します。
ニチベイプリーツスクリーン・アップダウンスタイルの操作方法
こちらは、ニチベイのプリーツスクリーン・アップダウンスタイルの操作方法です。
アップダウンスタイルは、空気を分断せず採光と通気が同時に行えるスタイルです。
コード式
アップダウンスタイルのコード式では、昇降と調光は各コードで操作します。
昇降コードを引くとスクリーンが下がり、下がりきったスクリーンの昇降コードを軽く引くとたたみ上がります。
開口は、調光コードで操作します。
またアップダウンスタイルのコード式では、昇降コードと調光コードの操作側は左右両側に振り分けられます。(※操作コードが右側、調光コードが左側、もしくはその逆です)
ループコード式
アップダウンスタイルのループコード式では、昇降は操作コードで、調光は調光用コードで操作します。(※2種類のコードはいずれも操作側に配置されます)
チェーン式
アップダウンスタイルのチェーン式では、昇降操作はボールチェーンで行い、調光操作は調光コードで行います。
手前のボールチェーンを引くとスクリーンが上昇し、手前のボールチェーンを軽く引いて手を離すと自動的にスクリーンが下降します。
途中で止めたいときは、手前のボールチェーンを軽く引くと止まります。
開口部の割合は、調光コードを引いて調整します。
※プリーツスクリーンのアップダウンスタイルについてはこちらの記事をどうぞ。
【プリーツスクリーン】上が開く!アップダウンスタイルまとめ
以上が、ニチベイプリーツスクリーンの操作方法です。
このように、プリーツスクリーンは操作方法も選べるようになっていますので、家族構成や環境にあわせて一番使いやすいものを選ぶことが大切ですね。
とくに小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、「スマートコード式」や「コードレス式」が安全ですから、プリーツスクリーンの購入時はお店の方と相談して購入されることをおすすめします。
※こちらの記事もお役立てください。
【プリーツスクリーンの特徴】遮光機能やメリット・デメリットも解説します プロが教える!【プリーツスクリーン】ツインタイプで絶対に後悔しないための選び方 【鴨居のカーテン】障子を外して「プリーツスクリーン」を取り付けました