窓装飾プランナーのマドカです
上が開くプリーツスクリーンをご存知ですか?
先日お客様から、
「プリーツスクリーンで上が開く商品はありませんか?」
このような問い合わせをいただきました。
お話を伺ったところ
- リビングと寝室にプリーツスクリーンを検討中
- リビングは窓の上だけ風を通したり、外の景色を見たい(目隠しも必要)
- 寝室はベッドに横たわって腰窓から夜空を眺めたい
とのご要望でした。
そこで今回は、同じような願望をお持ちの方にぴったりのアイテム。
大手国内メーカー「株式会社ニチベイ」のプリーツスクリーンアップダウンスタイルをご紹介したいと思います。
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上も開くプリーツスクリーン・アップダウンスタイル
ニチベイのプリーツスクリーンアップダウンスタイルは、画像のように「上下どちらからでも開閉できる」のが最大の特徴です。
アップダウンスタイルは、スクリーンを好きな位置で止められますので、中央だけを目隠ししたり、通気や採光を自由に調整できます。
また上が開くことで、夜はロマンティックに月や星空を眺めたり、室内でくつろぎながら「花火を観賞」といった楽しみ方もできますよ。
このようにプリーツスクリーンのアップダウンスタイルなら、窓辺はもちろん、間仕切りに活用したり店舗などの目隠しにも最適です。
一般的なシングルスタイルとツインスタイルは、上が開かない
因みに、皆様もよくご存じの一般的なプリーツスクリーンといえば、
- 「シングルスタイル」→ 1枚の生地で仕立てるタイプ。
- 「ツインスタイル」→ 2枚の生地で仕立てるタイプ。
概ねこの2つだと思いますが、このシングルスタイルとツインスタイルは、下は開いても上は固定されていて開くことができません。
そのため窓の上側を開きたい場合は、上下両方向に昇降(スライド)する、アップダウンスタイルがおすすめです♪
【プリーツスクリーンの特徴】遮光機能やメリット・デメリットも解説しますアップダウンスタイルは「シングルのみ」製作が可能
プリーツスクリーンのアップダウンスタイルは、シングルスタイル(1枚操作)のみ製作が可能で、ツインスタイル(2枚操作)には対応しておらず、生地を選ぶ際は「レース生地または不透明生地」のどちらか1種類の選択となります。
オーダーカーテンの専門店なら、「ニチベイのアップダウンスタイル」といえば直ぐに伝わりますので、商品のタイプや生地選びに迷った場合は気軽に相談してみましょう。
プリーツスクリーン「アップダウンスタイル」の使い方
アップダウンスタイルには、次のような使い方があります。
- ①下を閉じたまま、上部からの光を採り入れたり空を眺めることができます。
- ②上下を開くことができるので、空間の間仕切りにも最適です。
- ③上からの太陽光や視線を遮り、お庭や外の景色を楽しむことができます。
- ④全閉して室内のプライバシーが守れます。
操作方法
アップダウンスタイルの操作方法には、
- コード式
- ループコード式
- チェーン式
この3つのタイプがあります。
「コード式」は、昇降も調光も1本のコードで操作します。
「ループコード式」は、2本のコードが付いており、昇降は「操作用のコード」、調光は「調光用のコード」でそれぞれ使い分けて操作します。
「チェーン式」は、ボールチェーンとコードの2種類の紐が付いています。
昇降は「ボールチェーン」で行い、手前に軽く引いて手を離すと自動的にスクリーンが下降します。
調光は「コード」で操作します。
窓装飾プランナーのマドカです
調光の際に上を開くことができます♪ 使い方は、こちらのニチベイさんの動画が参考になりますよ。
プリーツスクリーンのアップダウンスタイルは「割高」に
このように、上が開くだけでとても開放感がありますよね。
とはいえ、皆さんが気になるのはアップダウンスタイルのお値段ではないでしょうか。
価格の面では、一般的なプリーツスクリーンのシングルスタイルに比べると割高になりますが、ツインスタイルに比べると割安です。
また、掛け率や割引率などの違いから販売店によってお値段が違ってくると思いますので、本記事のアイキャッチ画像のプリーツスクリーン「コトカ(商品名)」を例に、メーカー希望小売価格を記載してみました。
因みに同じ商品でも、コード式やチェーン式などの操作方法で価格は異なるため、参考までに3タイプそれぞれの価格をご紹介します。
※価格は、現時点(令和4年6月10日現在)でのメーカー希望小売価格です。
※ニチベイプリーツスクリーン参考商品(コトカ): 製品サイズW1800mm✕H1800mm。
「コトカ」シングルスタイルの場合。
コード式 | 定価48,000円(税抜) |
ループコード式 | 定価50,400円(税抜) |
チェーン式 | 定価54,800円(税抜) |
スマートコード式 | 定価56,300円(税抜) |
「コトカ」ツインスタイルの場合。
コード式 | 定価76,600円(税抜) |
ループコード式 | 定価76,600円(税抜)※コード式と同価格 |
チェーン式 | 定価81,000円(税抜) |
ワンチェーン式 | 定価85,400円(税抜) |
「コトカ」アップダウンスタイルの場合。
コード式 | 定価60,100円(税抜) |
ループコード式 | 定価62,500円(税抜) |
チェーン式 | 定価66,900円(税抜) |
いかがでしょうか。
やはりツインスタイルが一番割高にはなりますが、シングルスタイルとアップダウンスタイルの「3種の各操作方法」で差額を計算してみると、どれも12,100円と同じ差額になりました。
定価だけをみると高額でちょっと驚くかもしれませんね。
しかし実際にオーダーで注文する際は、販売店ごとに定価の割引価格で購入することができます。
おそらく平均すると、定価の35%~45%くらいの割引率になるのではないでしょうか。
プリーツスクリーンのアップダウンスタイルは弊社でも承っておりますし、地域のオーダーカーテン専門店、または大手通販サイトでもオーダーすることが可能です♪
※プリーツスクリーンについてはこちらの記事もどうぞ。
【鴨居のカーテン】障子を外して「プリーツスクリーン」を取り付けました 【プリーツスクリーン】上手な選び方のポイントを解説します プロが教える!【プリーツスクリーン】ツインタイプで絶対に後悔しないための選び方※ハニカムスクリーンのアップダウンスタイルはこちらの記事をどうぞ。
【ハニカムスクリーン】上が開く!アップダウンスタイルまとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は、ニチベイのプリーツスクリーン「上が開くアップダウンスタイル」をご紹介しました。
例えば、プリーツスクリーンのツインスタイルでも、上側にレース生地を配置すればうっすらと外の景色は望めますが、窓を開けて風を採り入れたり外の景色をクリアに楽しむなら、アップダウンスタイルのほうが向いています。
上が開くプリーツスクリーンをお探しならぜひ参考にして下さいね♪