窓装飾プランナーの マドカです
プリーツスクリーンのツインタイプは「上下の生地の配置」に注意しましょう。
1台で2種類の生地が操作できる、プリーツスクリーンのツインタイプ。
光を採り込みながら外からの視線も防げる便利なスタイルですが、このツインタイプを選ぶ際に「レース生地」と「不透明生地」を、上下どちらに配置するか悩む方も多いのではないでしょうか。
実はプリーツスクリーンのツインタイプは、上下の生地の選び方で役割が大きく変わります。
そのため最初の選択を間違えてしまうと、後々、使い勝手や居心地に悪影響が出る可能性も…。
しかし、今回お伝えするポイントを抑えておけば「やっぱり逆にしておくべきだった」と後悔はしなくて済むはずです。
そこで本記事では、プリーツスクリーンのツインタイプで後悔しないための、生地の配置を決める選び方について解説します。
プリーツスクリーンのツインタイプって?
そもそも、プリーツスクリーンのツインタイプがどんな商品なのかというと、
- 上下に開閉させる
- 1台で「薄地と厚地」の2つの役割を果たす
つまり1台のプリーツスクリーンで、レース生地になったり厚地になったり、または半分ずつというような使い分けができます。
カーテンに例えると、レースカーテンと厚地のドレープカーテンが1枚で繋がったようなものですね。
生地の配置がとても重要!
前術のように、プリーツスクリーンのツインタイプは上下の生地の選び方がとても重要なんです。
つまり、日中に光を採り込む「レース生地」、そしてプライバシーを守る「不透明生地」。
この2種類の生地を上と下のどちらに配置するかで、「使い勝手」や「外からの視線」「光の採り入れ方」に大きな影響が出てしまいます。
なので、ツインタイプの生地を選ぶ最初が肝心なのです。
さらにこの上下の配置は、プリーツスクリーンを注文したあとに変更することはできません。
プリーツスクリーンのツインタイプで後悔しないための選び方
ではどのように選べば良いのでしょうか。
日中の日差しや視線を遮る「レース生地」をポイントにみていきましょう。
プリーツスクリーンのレース生地を(上側)に配置する
こちらの画像は、プリーツスクリーンのレース生地を「上側に配置」した際のイメージです。
採光しながら外の視線をシャットアウトする
例えば、道路側に面している窓や、窓よりも低い位置に人通りがある空間は、お部屋で過ごす時も外の視線が気になりますよね。
このような環境の場合は、プリーツスクリーンツインタイプの(上側)をレース生地・(下側)を不透明生地にするのがおすすめです。
そうすると「外の視線を防ぎつつ、上からは日差しを採り入れる」ことができます。
幾つかの例を挙げると、プリーツスクリーンの上側をレース生地・下側を不透明生地にした方が良いケースは次のような例です。
- 外の目線が窓よりも低い位置にある(傾斜道など)
- 隣の家の窓が同じ高さにある
- 光を入れながら睡眠をとりたい
- 部屋の明るさを確保しつつ室内のプライバシーも守りたい
- おもちゃ等で部屋が散らかりやすい(小さいお子様のいるご家庭)
プリーツスクリーンのレース生地を(下側)に配置する
そしてこちらの画像は、プリーツスクリーンのレース生地を「下側に配置」した場合のイメージです。
外の風景を楽しみながら、上からの視線や強い日差しをカットする
プリーツスクリーンツインタイプのレース生地を下側に配置すると、雪見障子のような使い方ができます。
たとえば「高い建物からの視線が気になるけれど、お庭や外の景色を眺めたい…」という場合。
こんな時は、プリーツスクリーンの(上側)を不透明生地・(下側)をレース生地にするのがおすすめです。
そうすると「窓の上から差し込む太陽の光や高層物件からの視線を遮りつつ、外の風景も楽しむ」ことができます。
こちらも幾つか例を挙げると、プリーツスクリーンの上側を不透明生地・下側をレース生地にした方が良いケースは次のような例です。
- 窓から強い日差しが入る
- 光を遮りながら、庭の様子や外の風景を楽しみたい
- 隣の家の2階からの視線が気になる
- 高層ビル(高い建物)からの視線が気になる
このように、プリーツスクリーンのツインタイプは、レース生地と不透明生地の上下の配置によって使い勝手も大きく変わります。
そのためお店で何も相談せずお任せで注文したり、適当に上下の生地を決めてしまうと後から後悔することになるかもしれません。
近くのオーダー専門店や信頼のあるネットショップは、購入前にきちんと説明してもらえるため安心ですが、特に自動見積りで購入できる通販店などを利用する際には、事前に窓の環境や使い勝手をしっかりと確認してから、上下の配置を選ぶようにしましょう。
プリーツスクリーンのツインタイプを使い分ける
また、同じ部屋にプリーツスクリーンを2台以上設置する場合は、窓の方角や外の環境にあわせて「上下の生地」を選ぶのがおすすめです。
画像のように、ひとつの部屋で複数のプリーツスクリーンを設置する際には、「光の入り方」や「視線の防ぎ方」を考慮して上下の生地と配置を選ぶようにしましょう。
- 上から光を入れつつプライバシーを守るときには、レース生地を上・不透明生地を下にする。
- 上からの視線防止と日差しが眩しいときには、不透明生地を上・レース生地を下にする。
※上側が開くプリーツスクリーンをお探しの方はこちらの記事をどうぞ。
【プリーツスクリーン】上が開く!アップダウンスタイルプリーツスクリーンで「遮光」にする際の注意点
また、プリーツスクリーンで「遮光生地」を選ぶ方も多くいらっしゃると思いますが、その際に注意しておきたいのが昇降コードの小さい穴から漏れる光です。
たとえば暗くしたい部屋にプリーツスクリーンを取付ける場合、コード穴から漏れる光は意外と気になる可能性も…。
そのため遮光に拘るときには、プリーツスクリーンの種類にも注目する必要性があります。
近年ではコード穴を無くしたプリーツスクリーンが発売されていまして、一般的なものに比べると少々割高にはなりますが、遮光を重視する場合は是非チェックしてみてください。
国内大手メーカーのタチカワブラインド工業では、コード穴の無い「ゼファー」と「フィーユ」が発売されています。
【プリーツスクリーンの特徴】遮光機能やメリット・デメリットも解説しますまとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は「プリーツスクリーンのツインタイプで絶対に後悔しないための選び方」についてお伝えしました。
このようにツインタイプでは、薄地と厚地を上下どちらに配置するかで使い勝手に影響が出てしまうことをお分かりいただけたのではないでしょうか。
生地の配置は、お伝えしたように注文した後の変更ができないため決める段階がとても重要です!
また完全な遮光にする際は「コード穴からの光漏れ」だけに限らず、「窓の上下や左右からの光漏れ」にも注意する必要がありますね。
光りの入り方や外からの視線は、日常生活に大きく影響するため、プリーツスクリーンを選ぶ際のポイントとしてしっかり抑えておきましょう。