カーテンのコーディネートでは、そのときに何を基準にするかで、選び方や楽しみ方も変わります。
たとえば、
「窓の機能性」
「空間全体のバランス」
「カーテンのイメージを変える」
こうした目的によって、カーテンのスタイルや色の選択も違ってきます。
この記事では、カーテンをコーディネートする際の4つのパターンをまとめてみました。

【コーディネート①】カーテンと別のアイテムをあわせる
カーテンとそれ以外の窓装飾をセットにした、窓の機能性を考えるカーテンコーディネートです。
カーテンとシェード

窓枠の内側にプレーンシェードを納めて、正面側にドレープカーテンを設置したコーディネート例です。
このように柄入りのシェードを使う場合は、カーテンを開けた時にみえるシェードの柄が活かせるように、無地のカーテンを選ぶと効果的です。
また、色については同系色にすると落ち着いた雰囲気になりますし、どちらか一方に存在感のある色をあわせるのもおしゃれです。

ドレープカーテンとバルーンシェードを合わせたコーディネート例です。
ナチュラルテイストのリビングに、華やかなバルーンシェードを取り入れることでエレガントな要素が加わります。
バルーンシェードの面白いところは、生地を下まで降ろすと普通のレースカーテンにみえ、生地を上げるほどに半円状のスカラップが形作られることです。
このように、シンプルなカーテンと対比するようなデザインを組み合わせて楽しむこともできます。
カーテンとロールスクリーン

窓側にロールスクリーン、部屋側にドレープカーテンを設置したコーディネート例です。
ロールスクリーンは、巻き上げた時の生地のたまりが小さくコンパクトに納まるので、窓をすっきりみせる効果があります。
これに対し、ボリュームのあるカーテンには存在感があります。
ロールスクリーンは平面的なイメージですが、手前にカーテンを採用することで、シンプルながらも存在感のある窓辺を演出することができます。
カーテンとブラインド

窓側にブラインド、部屋側にドレープカーテンを設置したコーディネート例です。
ブラインドはプライバシーと調光機能が自在なので、日中の光を調整しながら視線もコントロールしたい場所におすすめです。
ブラインドだけではクールな印象になりがちですが、ファブリックの柔らかさを活かしたドレープカーテンを組み合わせることで、ホットな印象が加わりバランスも良くなります。
また、木製タイプのブラインドとレースカーテンを組み合わせるコーディネートもおすすめです。
【コーディネート②】カーテンを壁紙にあわせる
カーテンの色と壁紙の色柄をあわせる、空間が主役のカーテンコーディネートです。
カーテンと壁紙の色柄を統一する

カーテンと壁紙を同じ色柄でそろえるコーディネート例です。
このように柄が入っている場合は、濃い色を選ぶと圧迫感を感じさせますので、薄い色を選ぶのがポイントになります。

カーテンと壁紙の色をあわせたコーディネート例です。
濃い色を選ぶときは、天井が高かったり広めの部屋がおすすめです。
またカーテンと壁紙以外は、ナチュラルで控えめな色でまとめるのがポイントになります。
【コーディネート③】カーテンに小物をプラスする
カーテンに装飾や小物をあわせる、カーテンが主役のコーディネートです。
カーテンバランス(上飾り)やトリムを使って魅力的に

カーテンに、上飾りのスワッグバランスを組み合わせたコーディネート例です。
バランスはジュエリーのような存在。
カーテンの上に重ねることで、新たな表情が生まれて空間が華やかになります。




シェードにボーダーとトリムをつけたコーディネート例です。
室内側のシェードの色はベージュ。これ一色だと壁と同化してぼやけてみえますよね。
けど両側の縦ボーダーを差し色にすることで、壁との境目ができてアクセントにもなりますし、引き締まったようにもみえます。
一方、窓側のシェードは透け感のあるレース生地です。
同系色のストライプで一見クールにみえますが、裾に丸いトリム(ボンボン)をあしらう事で、柔らかな表情がプラスされています。
おしゃれな小物・タッセルを活用する

タッセルをつかってカーテンを目立たせるコーディネート例です。
現在では、目移りするほどタッセルのバリエーションも増えています。
カーテンと同じ色で束ねるとシンプルにまとまりますが、全く違う色やデザインのタッセルで束ねるとカーテンが一段とおしゃれに見えます。
【コーディネート④】カーテンとファブリックを揃える
カーテンとファブリック(布)揃える、インテリアが主役のコーディネートです。
カーテンと共生地でベッドカバーやクッションを統一


とくに寝室は一日の疲れをリセットする空間なので、お気に入りのファブリックでコーディネートするだけで、気持ちがリフレッシュされるのではないでしょうか。
まとめ
このように、カーテンはインテリアや場所にフォーカスしてコーディネートを楽しむことができます。
新築や引っ越しなどで、これからカーテンを検討するという方はぜひ参考にしてみてください。
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