窓装飾プランナーのマドカです
もしかしてバーチカルブラインドの故障??とお悩みではありませんか
縦型バーチカルブラインドを購入の際には、多くの方がカーテン専門店やプロの業者に取付けを依頼されると思いますので、
「縦型ブラインドが回転しない(回らない)」
このようなお悩みは少ないかもしれません。
けれども、ちょっとした取扱いの誤りでブラインドが回転しなくなることがありますので、突然動かないと慌てますよね。
この記事では、縦型のバーチカルブラインドが回らなくなった時の対処法についてお伝えしますので、困ったときの参考にしてください。
(縦型)バーチカルブラインドが回転しないのはなぜ?
まずバーチカルブラインドが回転しない時は、ルーバー(羽根)の角度が不揃いだったり、ルーバーの取り付け方に主な原因があります。
単にルーバーの角度が不揃いで回転しない場合は、一旦全てのルーバーを全閉状態にしてから「回転操作棒」または「操作バトン」を回転させると正常に戻りますので試してみてください。
一方、取り付けに問題がある場合は、最初の設置状態や、ルーバーを交換したり掛け替えによる不具合で回転しなくなった可能性があります。
バーチカルブラインドは1枚ずつ取外せますので、ウォッシャブル対応の生地は汚れた部分を外して洗う方もいらっしゃいますよね。
その際、外したルーバーは簡単に取り付けられますが、つけ方を間違えるとルーバーがうまく回転せずに動かなくなります。
窓装飾プランナーのマドカです
縦型ブラインドはルーバーを動かすランナーが連動しているため、1枚だけ角度が違っても開閉に影響することがありますよ。
(縦型)バーチカルブラインドが回転しないときの対処法
今回は、縦型ブラインドの大手国内メーカー「ニチベイ」さんと「TOSO」さんの画像をもとに、バーチカルブラインドが回転しないときの対処法について解説したいと思います。
因みに、メーカー「タチカワ」さんの縦型ブラインドも、部品や仕様の細かい部分は異なるものの、ほぼ同じ対処法です。
バーチカルブラインドにはシングルスタイルとレース付き(センターレース)スタイルの2種類がありますので、それぞれみていきましょう。
「シングルスタイル」のルーバーが回転しない場合
シングルスタイルの縦型ブラインドが回転しないときの対処法は、次の通りです。
- ①ルーバーを取り外してランナーフックの向きをそろえる
- ②ルーバーの表裏を一定方向にそろえる
- ③ボトムコードを取付ける(ボトムコード付きの場合)
- ④ルーバーが正常に回転するか確認する
①ルーバーを取り外してランナーフックの向きをそろえる
出典(画像):TOSO
一旦、ルーバーを全て取り外します。
窓装飾プランナーのマドカです
因みに、ルーバー(羽根)はランナーフックから1枚ずつ取外せます。
そのあと回転操作棒を回して、ランナーフック(ルーバーをひっかけるツメの部分)を本体のヘッドレールと直角の状態にします。
※裾にボトムコード(ルーバーを繋いでる紐)が付いてる場合は、ボトムコードもはずして下さいね。
②ルーバーの表裏を一定方向にそろえる
出典:ニチベイ
次に、縦型ブラインド本体のヘッドレールに対して垂直に並ぶように、ルーバーを1枚ずつ取り付けていきます。
ルーバーには表と裏がありますので、ちぐはぐにならないよう必ず表裏が一定方向に揃うように取り付けてください。
③ボトムコードを取付ける(ボトムコード付きの場合)
出典:ニチベイ
ルーバーの裾にボトムコード(スペーサーコード)が付いている縦型ブラインドの場合は、一番端から順にコードをひっかけて完了です。
④ルーバーが正常に回転するか確認する
出典:TOSO
最後に、回転操作棒(操作バトン)を回して、ルーバーが正常に回転するか確認しましょう。
ルーバーが正常に回転しないときは上図のようにねじれている可能性がありますので、その場合はルーバーとボトムコードを正しく付け直してください。
「センターレーススタイル」のルーバーが回転しない場合
センターレーススタイルの縦型ブラインドが回転しないときの対処法は、次の通りです。
- ①ルーバーを取り外してランナーフックの向きをそろえる
- ②不透明(厚地)のルーバーを取り付ける
- ③センターレースのルーバーを取り付ける
- ④ルーバーが正常に回転するか確認する
①ルーバーを取り外してランナーフックの向きをそろえる
出典(画像):TOSO
まずはシングルスタイル同様、ルーバーを全て取り外します。
そのあと回転操作棒を回して、ランナーフック(ルーバーをひっかけるツメの部分)を本体のヘッドレールと直角の状態にします。
※レース付きの場合は、裾にボトムコード(ルーバーを繋いでる紐)は付属しません。
窓装飾プランナーのマドカです
但し、タチカワのレース付き縦型ブラインド(ツーウェイタイプ)の場合は、ボトムコード付が選べるようになっていますので仕様をご確認ください。
②不透明(厚地)のルーバーを取り付ける
出典:ニチベイ
レース付きの場合は、最初に不透明ルーバーを取付けます。
(注).このとき、レース用のフックを1コずつ飛ばしながら付けてくださいね!
縦型ブラインド本体のヘッドレールに対して垂直に並ぶように、ルーバーを1枚ずつ取り付けていきます。(レース用のフックは回転しません)
ルーバーには表と裏がありますので、ちぐはぐにならないよう必ず表面が左側に揃うように取り付けましょう。
③センターレースのルーバーを取り付ける
出典:ニチベイ
次に、センターレースルーバーを不透明ルーバーのあいだに1枚ずつ取付けていきます。
こちらも、表と裏が一定方向に揃うように注意してくださいね。
④ルーバーが正常に回転するか確認する
出典:TOSO
最後に、回転操作棒(操作バトン)を回して、ルーバーが正常に回転するか確認しましょう。
ルーバーが正常に回転しないときは上図のようにねじれている可能性もありますので正しく付け直してください。
まとめ
今回は、バーチカルブラインドが回転しない時の対処法についてお伝えしました。
縦型のブラインドは、ウィンドウトリートメントの中でも高額な商品になりますが、実際に取り付けてみると操作も軽くて快適ですし、窓周りがすっきりした印象になります。
ただ1枚の布を開け閉めするカーテンとは違い機械で操作する仕組みなので、時には予期せぬ不具合が生じるかもしれません。
もしもルーバーが回転しなくなった時には、一旦ルーバー全閉するか、または取り外して最初から取り付けてみてくださいね。
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