窓装飾プランナーのマドカです
本記事は「内側に開く小窓」のカーテンでお悩みの方にお勧めです
内倒しや内開きの窓にカーテンが付けられない…こんなお悩みはありませんか。
文字通り内倒しや内開きの窓は「室内側に開く」ようになっているため、通常はカーテンをつけると窓ガラスに干渉してしまいますね。
またそれが原因で、上下に開閉するロールスクリーンやシェードに変更したりと、普通のカーテンを諦める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、内倒しの窓や小さい窓にカーテンをつけたい方へ、便利なスイングレールをご紹介します。
内開きの小窓にカーテンがつけられる「スイングレール」
内側に開く小窓や扉にカーテンをつける場合は、「スイングレール」がおすすめです。
通常のカーテンレールだと、動かないようにしっかりとネジで固定されるため、窓を開くとカーテンが干渉してしまいますね…。
ところがスイングレールは、扉のように開閉ができる便利なカーテンレールなんです♪
レール本体ごとカーテンが開くので、窓を開ける際もカーテンが邪魔にならず、内倒しや滑り出しの窓でも支障なくカーテンをつけることができます。
スイングレールの特長
では、スイングレールの特長をみていきます。
- レールの長さは60cm・直径は1.6cm
- 扉のように開閉ができ180度回転する
- 換気や出入りが必要な開口部にもOK
- 細身のレールで薄手のカーテンを掛けるのに向いている
出典:タチカワブラインド工業
画像のように、スイングレールは窓の上に取りつけても180度回転するため、「内開きの窓」や「すべり出し窓」などに最適です。
但し、カーテン1枚の許容荷重は片開き1kgまで。
レースカーテンはもちろん、薄地の素材であればドレープカーテンでも問題なく取付けができます。
またスイングレールの1本の長さは60cmなので、カーテンの大きさ(横幅)は片開きで約60~65cmくらいが理想的でしょう。
両開き用にスイングレールを2本取り付ける場合は、窓の横幅が最大(ギリギリ)で120cmの窓に使えます。
窓装飾プランナーのマドカです
スイングレールは窓の横幅より少し長いくらいがおすすめですよ。
例えばスイングレールを取付けの際は、窓の横幅の大きさが「片開きカーテン」で50cm前後。「両開きカーテン」で110cm前後くらいが丁度良いと思います。
内開きの窓でも採光をさまたげない「スイングレール」
また、通常はカーテンを束ねると窓の両側にカーテンの束(たたみ代)ができてしまいますが、スイングレールの場合はカーテンごとレールがスライドするため、カーテンを閉じたままでも開閉が可能! 窓周りがすっきりして採光も妨げません。
こちらは、スイングレールを閉じた状態です。
こちらは、スイングレールを窓に対して垂直に開いた状態です。これなら内倒しの窓にもカーテンが使いやすいですよね。
こちらは片方のスイングレールを閉じて、もう片方のスイングレールを開いた状態です。
こうすると、内倒しや内開きの窓でもカーテンが干渉しないので「外の景色を眺めたり」光や風を採り入れながら「視線を遮る」こともできます。
また小窓に限らず、縦長の掃き出し窓(床までの大きな窓)にも使えますので、換気や出入りが必要な開口部にもぴったりのカーテンレールといえるでしょう。
内開きの窓にスイングレールを選ぶ場合のポイントは?
では、選び方にポイントはあるのでしょうか。
スイングレールを選ぶときは、取付けたいカーテンにフックが付属しているかどうかで判断されると良いです。
- フック付きのカーテンなら → リングランナー付きのスイングレールを選ぶ
- フック無しのカーテンなら → リングランナー無しのスイングレールを選ぶ
つまりスイングレールは、カーテンフックを引っ掛ける「リングランナー」がオプションになっているため、リングランナーが必要かどうかというのがポイントです。
たとえば普段使っているようなフック付きのカーテンなら、リングランナーが付いている方が便利ですよね。
でもポールに通すだけのカフェカーテンや、タブ付カーテンならばリングランナーは必要ありませんので、選ぶカーテンの種類で「ランナーの有無」を選択されると良いでしょう。
扉のように開閉できるスイングレールなら、「内倒しの窓」でも「内開きの窓」でも好みのカーテンをつけることができます。
ただし前述通り、
- カーテンの仕上がりサイズは片開き(1枚あたり)約65cmまで。
- 窓の大きさは横幅約120cmまで。
ほぼこれくらいのサイズに限られてしまいますが、窓の大きさが合えばお目当てのカーテンが取り付けられると思います。
※スイングレールは大手通販サイトでもご覧いただけます。(リングランナーの有無も選べますよ)
因みに余談ですが、スイングレールがなぜ60cmなのか?という点についてメーカーの担当者に確認してみたところ、レールを支えているブラケット(部品)が「60cm以上のカーテンの荷重」に耐えられないからだそうです^^;
窓装飾プランナーのマドカです
60cm以上の長さになるとレールの先端が下がってしまい、平行に保てなくなるという事でした。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、内倒しや内開きの窓でもカーテンの取付けができる「スイングレール」をご紹介しました。
内側に開く窓は、一般的なカーテンの取り付けを諦めてしまう方も少なくないのではないでしょうか。
スイングレールならレール本体が扉のように開閉できますので、カーテンも問題なく付けられますし窓まわりも広く使うことができます。
内倒しや内開きの小さい窓に、カーテンを取付ける際はぜひ参考にしてみてください♪