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クロス職人の親方ブログ

【おすすめ接着剤】コンクリートの壁紙が剥がれた時の対処法方

コンクリートに貼った壁紙


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親方

この道30年クロス工事の親方です。

壁紙って下地の影響が強いんです

ご存知でしょうか?

壁紙(クロス)がいつの間にか剥がれてしまうのって珍しい事じゃないんです。

剥がれてしまう主な理由はこんな感じです。

  • 湿気(結露など)
  • 乾燥
  • 糊の問題

基本的な理由は「環境」によるものが大きいのですが、今回はコンクリートの上に貼った壁紙に焦点をあててお話ししたいと思います。

ちなみに、剥がれた壁紙を補修する方法も紹介しますので

「自分で補修できるだろうか?」

このようにお考えの方は、この記事をぜひ参考にしてください。

コンクリートに貼った壁紙が剥がれてしまう理由

冒頭で壁紙が剥がれてしまう理由を紹介しましたが「コンクリート下地」の場合では

「湿気と乾燥」

この両方が考えられます。

というのも、コンクリート壁は寒暖によって結露してしまう事例が沢山あるからです。

私への相談だけを見ても、年間で20軒以上の補修依頼を受けています。詳しくは関連記事をどうぞ。

コンクリートの壁からかび【壁紙のかび】コンクリートに直接壁紙を張ってカビが生えた時の対処法

逆に、コンクリートは水分の吸収が早く、乾燥しやすい事でも知られています。

ですので、クロス職人がコンクリートに壁紙を貼る際には「シーラー」という下地処理剤を塗布し、コンクリート表面に膜を作ってから壁紙を貼っています。

要するに、コンクリートに壁紙を直貼りすることはありません。

とはいえ、経年によってシーラーの効果も薄れますので壁紙が乾燥し、最終的には壁紙が水分を失い「カピカピ」になって剥がれてしまうのです。

もう一度まとめると

  • コンクリート面の結露によって壁紙が剥がれてしまう
  • コンクリートの乾燥によって壁紙が剥がれてしまう
こんな感じになりますが、稀にコンクリート下地にも拘らず直貼りするクロス屋さんもいますので、単純に手抜き工事ということもありえますが…

親方

手抜きがあるのは非常に残念です。

あまりにも安い工事単価に原因があるかも知れませんが…

コンクリートの壁紙に使うおすすめの接着剤

繰り返しになりますが、コンクリート下地に壁紙を貼る際には、コンクリート表面に「シーラー」で膜を作り、水分吸収を調整したうえで壁紙を貼ります。

ただ、専門的なことになりますが「シーラー」の塗布は1回塗りでは不十分で、表面が水をはじく位のしっかりした膜を作ることが大切になります。

つまり、シーラーは2、3度塗りが基本です。

ちなみに「シーラー」ですが、水で希釈するこのような水性タイプの物がおすすめになります。

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コンクリート面へシーラー処理をした後に接着剤を使うとうまく収まります。

とはいえ、壁紙が少しだけ剥がれてるならこのような接着剤で補修できます。

コンクリートに接着剤のおすすめは?

コンクリート面にシーラを塗布し、しっかりした膜を作れば壁紙は市販されている壁紙用の「でん粉糊」でも充分接着します。

実際、私自身も業務用ですが、普通の壁紙糊で施工しています。

こんなやつです。

しかし、予算に余裕があるなら「原液タイプ」の少し高い糊をおすすめします。

理由は長くなりますので、知りたい方は関連記事をどうぞ。

壁紙のり【おすすめ壁紙のり】クロスは糊付きと糊無しどちらがいいのか?

シーラーを傷つけない

補足ですが、壁紙の接着剤にこだわるよりも、せっかくシーラーで作った「膜」に傷をつけないことの方が重要です。

  • カッターで傷つけない
  • サンドペーパーで傷つけない

膜は薄く傷つきやすいので、この辺りに注意する必要があります。

例えば、壁紙のジョイント処理では「下敷きテープ」を使用したり、シーラーを塗る前に研磨処理を完璧にしておくなどの対策が必要です。

コンクリートの壁紙が剥がれた時の補修方法

ここからは、実際にコンクリートに貼ってある壁紙が剥がれた時の補修方法を紹介します。

前提としてですが、剥がれた壁紙は大抵の場合「縮んで」しまっています。

なので、接着剤を塗ってそのまま接着しても隙間が出来てしまいます。

要するに、縮んでしまった壁紙を「伸ばす」事が剥がれを綺麗に補修する最大のポイントという事になります。

伸ばす方法は簡単で「壁紙に水性糊を塗布」し数分待てばOKです。

つまり、接着剤は壁に塗らず「壁紙に塗布」するという事になります。

このことを専門的な言い方では「オープンタイム」とか「うませ時間」などと呼んでいますが、壁紙は水分を含むと伸びる特徴がありますので

「糊を付けてすぐに貼る」

という補修方法では不十分だと覚えておけば、まったく難しい補修ではありませんよね。

ただ、余りにも広範囲に壁紙が剥がれている場合は、壁紙の寿命だとも言えますので、これを機会に壁紙を張り替えて気分一新してみてはいかがでしょうか?

コンクリートの壁紙剥がれのまとめ

簡単にまとめたいと思います。

少しだけ剥がれた壁紙のおすすめ接着剤は・・・

大きく剥がれた壁紙の補修におすすめの接着剤は・・・

  • シーラー塗布の後にでんぷん系のクロス糊
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という事でこの記事は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ちなみに、壁紙の補修については別の記事に詳しく書いていますので、良かったら読んでみてください。

【壁紙・クロスの補修】プロが教える9つの修理・修繕方法!完全ガイド

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