クロス職人の親方ブログ

【浸水被害】壁紙を濡れたまま放置したらどうなる?「台風や大雨後の処理」

台風による河川の氾濫

親方

この道30年クロス工事の親方です。

毎年水害が酷くなっています。どうぞお気を付けください。

浸水の被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

2019年、8000棟以上もの浸水被害をもたらした台風19号。

過去最大級の甚大な被害をもたらした訳ですが、私の住む地域でも過去台風による浸水被害が起こり、多くの住宅の原状回復工事に携わりました。

そんな経験をもとに、「濡れた壁紙の処理方法」についてお伝えしようと思います。

結論から言うと

  • 濡れた壁紙は張り替えるのがベスト

という事になります。

とはいえ、ただ、壁紙を張り替えるだけでは後々「かび」などの問題が起こりますので…

最も効果的な復旧方法をお伝えします。

浸水した壁紙を放置すると下地が腐る

現在では「ビニールクロス」と呼ばれる通気性の悪い壁紙が主流になっています。

つまり、浸水で壁紙が濡れてしまうとなかなか乾かないので、プラスターボードや木材も濡れた状態が続くことになります。

プラスターボードの素材は「石膏」なので水に弱く、木材も濡れたままでは腐ってしまう事さえあります。

このような事を考えると、浸水で壁紙が濡れてしまったら剥がしてしまう事が最善だと言えます。

その辺りを深堀します。

浸水した壁紙は剥がしてしまう

浸水してしまったお家では、使えなくなった家具などの家財道具がゴミとして出されますが…

壁紙も再利用するのは難しいと考えてください。

さらに、お家が浸水して壁が濡れてしまうと壁紙だけの被害ではすみません。

ほとんどの場合で、下地までが濡れてしまいますのでキチンとした対応をしないとお家の被害はさらに広がってしまいます。

事実、私の経験では壁紙が剥がれていたお宅の方が復旧が早く、費用も安かったという印象があります。

理由は2つです。

  • 壁紙が無いので下地の乾燥が早い
  • 乾燥しているので部分的な下地の交換で済んだ

要するに、壁紙が残っているなら自分で剥がしてしまった方がいいという事になります。

下地が濡れたままではカビが生える

災害時の復旧では業者が足りず「突貫工事」になる事も珍しくありません。

業者は次から次に原状回復工事の依頼がありますので、「下地の乾燥を待つ余裕がない」との理由から、私の地域では下地が濡れたまま仕上げてしまう事もありました。

すると、数か月後~数年後に壁紙にかびが出てしまいます。

良心的な業者ならこんな手抜きは考えられませんが…

ここぞとばかりに利益に走る業者もいますので「下地の乾燥は必須」だという知識をもって復旧に臨んでください。

浸水で濡れた壁紙を直す方法は3つ

壁紙浸水被害の対処法は3つ考えられます。

  • ⅮⅠYで壁紙を張り替える
  • 火災保険を使って壁紙を張り替える
  • 自腹で壁紙を張り替える

これらの方法ですが、被害直後にはとにかく「やるべき事」が多いので、壁紙は後回しになるのではないでしょうか。

とはいえ、いずれの修復方法を選択するにせよ「壁紙を剥がす」ことは必要ですので、空き時間が出来たら少しでも壁紙を剥がしてください。

それでは、3つの方法を詳しく説明します。

ⅮⅠYで壁紙を張り替える

壁紙が濡れたから自分で張り替えようという方に注意していただきたいのは「下地の状況」です。

なお、下地の復旧が難しいようなら、「下地も変える」ようにしてください。

傷んだ下地のまま壁紙を張り替えても「かびの発生」などで、その内また壁紙の張り替えが必要になりますので。

壁紙の張り方については関連記事をどうぞ。

壁紙のDIY・自分で壁紙を変える【クロスのⅮⅠY】壁紙張り替えを自分でやりたい初心者にプロが徹底アドバイス

火災保険を使って壁紙を張り替える

台風などの災害では火災保険が使えます。

もちろん火災保険に加入してることが前提ですが…。

私の地域で浸水被害が起こった際には、火災保険の保険金を使った復旧工事が多くありました。

詳しくは次の関連記事でどうぞ。

台風被害と火災保険【台風被害リフォーム事例】火災保険未加入で工事金額自己負担だった案件

自腹で壁紙を張り替える

火災保険に入っていなかったり、少額の共済保険では復旧できないという方は実費で修繕するしかありません。

しかし、そんな時にでも業者を比較することをおすすめします。

浸水のリフォーム業者は比較する

先程、「利益に走る業者もいる」と言いましたが、原状回復で失敗したくないなら「業者の比較」は必須です。

要するに、相見積もりを取り寄せる事が必要です。

相見積もりを取れば

  • 費用の比較
  • 資材の比較
  • 工事内容の比較

これらの比較は容易ですし、現地調査の際には人柄さえもチェックできます。

と言っても…「相見積もりを取るのが面倒」だという方もいるのではないでしょうか?

そんな時は、「リフォーム比較プロ」というリフォーム見積もり業者の比較サイトを利用すれば無料で利用できるうえ非常に簡単です。

リフォーム比較プロでは、あなたがお住まいの地域にある工務店を3~4社紹介してくれます。

浸水後の下地状況は工務店にチェックしてもらうのがベストなので、頼める工務店を知らないという方はどうぞご活用ください。

ちなみに、「リフォーム見積もりサイト」をざっくり説明すると

リフォーム業者比較サイトとは
  • 1度の利用で複数社の見積もりが無料で取れる
  • 見積りがインターネットで完結する
  • 全国対応で利用者は300万人以上

こんな特徴があります。

このようなリフォーム業者の比較サイトは数多くありますので、もっと見てみたいという方はこちらの記事もどうぞ。

見積サイトランキング【2022年最新版】リフォーム見積もりサイト徹底比較「おすすめランキング」

浸水した壁紙の処理まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事では、河川の氾濫で自宅が浸水してしまった方に修復方法について紹介しました。

火災保険の保険金で修繕できるのが何よりだと思いますが、こんな時には悪徳業者も増えますのでくれぐれも注意してください。

という事でこの記事は以上です。

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