クロス職人の親方ブログ

【量産のビニールクロス】単価が安いけどメリット・デメリットが知りたい

量産クロス

親方

この道30年、クロス工事の親方です。

量産品クロスについて紹介します。

壁紙を選ぶときに気になるのが…

「壁紙は量産が安いって聞いたけど…メリット・デメリットが知りたい」

こんなところではないでしょうか?

急に「量産クロス」と言っても関係者でもない限り「1000番」「量産」なんて聞いたことがないですよね。

しかし、いざ「壁紙の工事」という時に登場するのが「量産クロス」の存在です。

色々違いがあるようだけど…「1000番」か?…「量産」か?…どっちが良いんだろう…?

とはいえ、そんなに変わらないなら「安い方を使いたい」のが人情。

ということで、プロの私が感じる「量産クロスのメリット・デメリット」を紹介したいと思います。

迷っている方の参考になれば幸いです。

ちなみに、大手国内メーカーの「サンゲツ」では「クロスランク」や「AA級」などのランク分けがありますが、その辺りが知りたいという方はこちらをどうぞ。

クロスランクとはクロスランク(AA級)とは?サンゲツのクロスについて回答します

量産クロスのメリット・デメリット

量産クロスをすすめられて、1番目を引くと思われるのが「価格」だと思いますが、価格以外のメリットってあるのでしょうか?…。

まずはメリットから紹介します。

量産クロスのメリット

  • 施工性が良く仕上りが綺麗
  • 防かび性能が付いている
  • プロでもない限り、一目で量産品だと判断できない

こんなところがメリットだと言えますが、一つずつ詳しく見ていきます。

施工性が良く仕上りが綺麗

量産品の最大のメリットは「施工性」ではないでしょうか。

量産クロスは、施工する職人さんの技術に左右されにくいので仕上りに不満を持つことが少ないと言えます。

つまり、誰が貼ってもある程度のクオリティが望めます。

さらに、張り替えなどのリフォームでは「下地」の影響を受けにくいため、量産クロスを勧めてくる業者が多いです。

防かび性能が付いている

1000クロスでは「消臭機能」や「調湿機能」「汚れ防止」などの機能を持った壁紙がありますが、量産クロスにも「防かび機能」という「かび」にくいとされる機能が付いています。

要するに、湿気が多い水回りに使ってもOKという機能付きです。

プロでもない限り、一目で量産品だと判断できない

「一目で量産クロスだと判断できない」という部分はメリットと言うか「みえ」「プライド」の問題かなとは思いますが、壁紙の見本は2年置きに刷新され新しい壁紙が次々に生まれます。

なので、古い壁紙の張り替えでは私たちプロが見ても「量産クロス」の判定が難しい事もあります。

さらに、最近では新築の建物でも「量産クロス」を使ってコストを抑えています。

つまり「量産クロス」でも大きなデメリットは無いと言えます。

量産クロスのデメリット

上記したように「量産クロス」に大きなデメリットはありません。

とはいえ、敢えて言うなら下記がデメリットになります。

  • 機能性壁紙が無い
  • 柄物の壁紙やデザイン性の高い壁紙が無い
  • 和紙・織物・珪藻土などは無い

詳しく見ていきます。

機能性壁紙が無い

繰り返しになりますが、値段の高い壁紙には「消臭」「調湿」「汚れ防止」など、様々な機能を持った壁紙が用意されています。

詳しくはこちらをどうぞ。

壁紙の種類や機能【豆知識】壁紙の種類が2分でわかる!クロスの材質や機能を解説

一方「量産クロス」には防かび機能以外の性能はありません。

たとえば「寝室にマイナスイオン機能の付いた壁紙を使いたい」と言っても、量産クロスのカタログ内では見つかりません。

なので、どうしても使いたいというなら、高い「機能性壁紙」から選ぶしかありません。

賢いやり方として「量産」「1000番」をお部屋ごとに使い分けるのも一つの方法です。

柄物の壁紙やデザイン性の高い壁紙が無い

残念ながら、量産クロスのカタログでは「柄のある壁紙」は少なく、無地の壁紙がその多くを占めています。

子供部屋に人気の「キャラクター壁紙」や、女性に人気の「エレガントな花柄の壁紙」などはありません。

つまり、強いこだわりがあるなら「1000クロス」がおすすめという事になります。

もちろん「拘らない場所」もあると思いますので、量産品と併用で決めるのがベターです。

和紙・織物・珪藻土などは無い

和紙などの天然素材壁紙もありません。

といっても、高級な天然素材の壁紙は「1000クロス」のカタログにも掲載されていないので、お金に糸目をつけないリッチな方は「天然素材のカタログ」を業者に問い合わせてください。

量産クロスはこんな人におすすめ

ここまで量産クロスのメリット・デメリットを紹介してきましたが…

「いまいちわからない」

…という方にも直感的に分かるよう「こんな人におすすめ」を書いてみます。

量産クロスはこんな方におすすめ
  • 壁紙の張り替えリフォームを考えている方
  • 壁紙より「家具」などのインテリアを優先したい方
  • 「仕上り重視」継ぎ目も目立たず、凹凸の無い綺麗な仕上りを求める方
  • コスト重視の方
  • 機能やデザインに拘りがなくシンプルにしたい方

こんな感じですが、少しだけ補足します。

壁紙の張り替えリフォームの場合、壁紙はモロに下地の影響を受けるのですが、影響を軽減する壁紙は「量産クロス」以外にも「リフォーム推奨品」があります。

詳しくはこちらの記事でどうぞ。

リフォーム推奨品カタログ【リフォーム用の壁紙】推奨品がおすすめ!張替え用のクロスを選ぶ方法

また、量産クロスと言っても国内メーカーは数社ありますので、壁紙のデザインはそれぞれ違います。

気に入ったデザインが見つからない時は各メーカーのサイトを確認することをおすすめします。

取扱メーカーのイメージ【紹介】壁紙(クロス)の製造・販売メーカー一覧

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

この記事では量産クロスのメリットやデメリットを紹介してみました。

ここまで書いてなんですが、壁紙の耐用年数は10年くらいだと言われています。

要するに、いつか貼り変える物なので個人的には「量産クロス」で充分なのでは?…と感じています。

それでは最後に「量産クロス」についてまとめてみたいと思います。

  • 量産クロスは生地が厚く下地の影響が少ない
  • 施工性が良いので「職人の技量」に依存しない
  • 量産クロスはデザインの種類が少なく機能も望めない
  • 特別な拘りが無いなら「安価」な量産クロスがおすすめ

こんなところです。

親方

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最後になりますが、これから壁紙の張り替え業者を探したいという方はこちらの記事もおすすめです。

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マンションにお住まいでリフォームをお考えなら、こちらの記事をどうぞ

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という事でこの記事は以上です。

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