親方
窓枠の「剥がれ」や「色褪せ」が気になったらDIYで修理しましょう。
親方が窓枠にリアテックを貼ってきたので、画像多めでやり方を解説します。
一軒家の「リフォーム」を受注しました。
窓枠の劣化が進んでいたので、リアテックシートを使い綺麗にしましたので、DIYにチャレンジしたい方に手順をお伝えします。
簡単なので、チャレンジしてください。
窓枠の剥がれ補修「ビフォーアフター」
リフォーム前の窓枠をご覧ください。
リフォーム前の窓枠
窓枠材の化粧シートが剥がれてます。
さらに…
夏場の熱で化粧シートが剥がれてしまってます。
その他にも「直射日光」での色褪せもよく見かけます。
こういう窓枠の化粧シートは「剥がして」新しいシートを貼れば綺麗によみがえります。
リフォーム後の窓枠
よみがえった窓枠がこちらです。
さらに…
綺麗に撮影したつもりだったのですが、分かりずらいですね。
とにかく、新品のようになりました。
窓枠剥がれ補修(シールⅮⅠY)に必要なもの
今回使用したものを説明します。
サンゲツ リアテック
今回は「白」を使いましたが「木目調」「レザー調」「レンガ調」「メタリック」本当にたくさんの種類があります。
好きな柄でDIYしてください。
サンゲツ ベンリダイン リアテックプライマー
リアテックはシールになってますが、そのまま貼らずに「プライマー処理」が必須です。剥がれますので…
私はこんな容器で使ってます
フタを開けるとこんな感じです。
この容器が優れもので、作業完了後も刷毛を入れたままでOKです。
次回使う時もこのままの状態をキープしてます。
以前は「刷毛が固まり」使い捨てだったのですが、この容器に変えてから刷毛は捨ててません。
ちなみに、リアテック用のプライマーは「ラッカーシンナー」で薄めて使っています。
割合は1:1くらいです。
この容器に「プライマー1.5ℓ」と「ラッカーシンナー1.5ℓ」でちょうどいい感じです。
プライマーを原液で使うと「刷毛の塗り跡」が残ったり、「塗りムラ」がよろしくないので薄めて重ね塗りをしています。
接着力に問題はありません。
リアテック下敷きカッター
リアテック下敷きカッターは非常に便利です。
リアテックは切らずに離型紙のみカットできます。
使用方法は後ほど説明します。
地ベラ(カット用)
カット用の地ベラです。
切り損じないようガードする道具です。
カッター
カッターは説明不要だと思います。..
とりあえず、このくらいの道具で大丈夫です。
あと「メジャー」「1m定規」なんかあれば完璧です。
それでは、DIYしていきます。
窓枠にシールを貼る下準備
下準備は剥がれかけた「化粧シート」を全て綺麗に剥がすところからはじめます。
手順としては
- 化粧シートを剥がす
- サンドペーパーする
- マスキングする
- プライマーを塗布する
こんな感じです。
画像付きでひとつずつ見ていきます。
サンドペーパーする
化粧シートを剥がし終わったら「サンドペーパー処理」が必要です。
理由はというと、窓枠に「プライマー」を吸収させるためです。
窓枠自体はもともと平滑なので、凹凸を無くす必要はありません。
とはいえ、サンドペーパーで処理しないと「プライマー」が剥離します。
なので、窓枠表面に傷をつけるようサンドペーパーで処理することをおすすめします。
マスキングする
壁紙(クロス)が仕上げってますので「プライマー」が付着しないようマスキングが必要です。
さらに、「マスキングテープ」は「リアテック」より接着力が弱いので完成まで残してください。
このあたりも後述します。
リアテックプライマーを塗布する
こんな感じです。
隅々までしっかり塗布すると剥がれません。
今回は3度塗りしました。
下準備完了
プライマーが乾燥する前に貼るとリアテックが溶けますので、乾燥するまで待ちます。
窓枠にリアテックシートを貼る
いよいよ「リアテックシート」を貼っていきます。
手順は下記の通りです。
- リアテックシートの裁断
- リアテック下敷きカッターで離型紙をカット
- リアテックシートの貼り付け
- 切りシロをカット
詳しく説明します。
リアテックシートの裁断
今回は窓枠の3方向(左、上、右)を貼ります。
それぞれの長さと巾を「2cmくらい」長めに裁断します。
リアテック下敷きカッターで離型紙をカット
材料の上から10cmくらいを目安に離型紙(裏紙)をカットします。
*リアテックはカットしないでください。
リアテックシートの貼り付け
10cmくらいでカットした離型紙をはがし、くっつかないようにポジションを決めます。
斜めにならないよう垂直にしてください。
ポジションが決まったら動かないようしっかり押さえ、離型紙を外した部分をくっつけます。
これでOKです。
あとは残った離型紙を全部外し、上から順番に空気を抜き圧着していきます。
「スキージー」という圧着用の道具はリアテックに付属してます。
私の使ってる「スキージー」はリアテックに傷が付かないよう「フェルト」を巻いています。
こんなやつです。
フェルトはシールタイプですが、そのまま貼り付けると剥がれますので、スキージーに「プライマー」を塗って貼り付けています。
出隅(コーナー)はタオルを使うと綺麗に曲がります。
コツは少しずつ曲げていくことです。
部分的に曲げずに、全体を少しずつ曲げていきます。
切りシロをカット
リアテックを長めに裁断しましたので、余った部分をカットします。
地ベラで「リアテック」をガードするようにカットします。
私の地ベラは1mmの厚みがあります。
カットしたらこんな感じに厚み分が残ります。
窓横のサッシ枠はカッターを添わせてカットすると綺麗です。
壁紙(クロス)に残したマスキングテープは…
こんな感じにゆっくり剥がして完成です。
マスキングテープは「リアテック」より粘着力が弱いので「壁紙」を痛めません。
マスキングテープなしだとリアテックの接着力で壁紙(クロス)が破れてしまいます。
最後に全部のマスキングテープを剥がして完成です。
新品みたいに綺麗になりました。
ちなみに、天板は白で塗装します。
窓枠の剥がれ補修まとめ
傷んだ窓枠のDIYを紹介しました。
化粧シートは経年劣化しますが「リアテック」と同じ「塩ビ」なので代用できます。
窓枠がペンキの時でも「リアテック」でOKですが、プライマーは水性のものが良いです。…ペンキが溶けて剥がれますので。
水性のプライマーが見つからない時は、サンドペーパーとラッカーシンナーでペンキを除去してください。
ということで、この記事は以上です。
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