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親方
シール形状の粘着シートをⅮⅠYで貼る方法を解説します
粘着シートと呼ばれている内装仕上げ材には
- ダイノック
- リアテック
- パロア
- ベルビアン
など沢山の種類がありますが、施工方法はどれも同じようなものです。
この記事では私が「流し台・吊戸棚」に粘着シート(リアテック)を貼るお仕事を頂きましたので、画像を使いながら貼り方を解説したいと思います。
この記事が「ⅮⅠYで粘着シートを貼りたい」という方の参考になれば幸いです。
準備編:ⅮⅠY向けダイノックの貼り方
解説の前にまずは「ビフォーアフター」を見ていただきます。
ダイノックを流し台に貼ったらこうなった
ビフォー(施工前)
一般的な公団流しです。
アフター(施工後)
ご覧の通りキッチンのイメージが大きく変わりました。
今回はこのプロセスを解説します。
ダイノックを貼る道具
プロが使っている道具を全部揃えるのは費用がかさみますので最低限必要なものを紹介します。
カッター・サンドペーパー・裏紙用カッター
カッターとサンドペーパーはご存じだと思いますが「裏紙用カッター」という道具は馴染みがないのではないでしょうか。
これらの道具はそれぞれホームセンターで購入できますが、「裏紙用カッター」は特殊工具ですのでなかなか見つからないと思います。
なので、裏紙用カッターは通販で購入して下さい。
その他にあると便利な道具も書いておきます。
- 1メートル定規
- ドライバー
- スケール(メジャー)
- ボールペン
この辺りがあれば施工可能です。
ダイノックの下地処理剤「プライマー」
ダイノックプライマーは粘着シートの接着力を上げるために必要です。
粘着シートはシール状になっていますので、そのままでも貼り付けることはできるのですが「時間が経つと剥がれる」可能性があります。
そんな剥がれを防止するのが「ダイノックプライマー」です。
プロの場合、下地によってプライマーを使い分けますが「流し台の扉」のような化粧下地にはダイノックプライマーを原液で塗布すればOK です。
プライマーの使い分けが知りたい方は関連記事をどうぞ。

ダイノックを貼る下準備
今回は流し台の扉と吊戸棚の扉にダイノックを貼りますが、施工しやすくするために外せるものを全て外します。
流し台の扉を外します↓
↓
このように、扉を外し「取っ手」も外してしまいます。
次に外した扉の下地処理です。
サンドペーパー
流し台の扉にサンドぺーパーをかけ、プライマーが馴染むよう表面を整えます。
サンドペーパーをかけるときは施工面に凹凸がないかチェックしつつ、表面を全体的にペーパーしてください。
プライマー
サンドペーパーがけが終わったら、粉を綺麗に拭き取り「プライマー」を塗布します。
プライマーの塗布には「塗装用の刷毛」を使うのがポイントです。
材料の裁断
扉の下地処理が終わったら、定規を使ってダイノックを裁断します。
裁断とは、要するに、施工しやすい位のちょうどいい長さにカットするということになります。
ダイノックやリアテックなどの粘着シートの剥離紙には、1㎝単位でメモリ(しるし)が付いています。
裁断の際には目安になるので便利です。
また、施工性を上げるため定規を使って真っすぐカットしてください。
裏紙をカット
先ほど紹介した「裏紙カッター」を使って10㎝位の場所で裏紙をカットします。
裏紙カッターの使い方は画像を使って説明します。
①:裏紙カッターが入るように剥離紙を少しだけめくる
②:裏紙カッターを差し込む
③:メモリに合わせて剥離紙をカットする
裏紙カッターは剥離紙のみを切ることができます。
カットしたら剥がします。
施工編:ⅮⅠY向けダイノックの貼り方
ここからは実際の貼り方を解説します。
剥離紙を10㎝位剥がしたダイノックを真っすぐになるよう貼り付けます。
貼り付けたら「スキージー」を使って空気を抜きます。
スキージーについて少し深堀します。
スキージー
粘着シートの空気を抜く道具「スキージー」ですが、100円ショップ等に置いてある「フェルト」を貼ると材料表面の傷を回避できます。
こんな感じです↓
シールタイプのフェルトもありますのでスキージーに貼るようお勧めします。
ちなみに、スキージー自体はダイノックを購入すれば付いてきます。
ダイノックを圧着
話が逸れましたが、ダイノックの貼り方に戻します。
①:真っすぐを合わせてセットする
②:貼り付け
剥離紙を剥がした箇所を空気が残らないように圧着します。
剥離紙を剥がす
10㎝ほど剥離紙を剥がします。
スキージーで圧着
慣れてくれば剥離紙を全部剥がしても問題ありませんが、初めのうちは「少し剥がす→圧着する」を繰り返してください。
ちなみに、少しずつ施工する理由はというと・・・
- 空気が残らない
- シワにならない
- 変なところに張り付かない
このようなメリットがあり、はじめて貼る素人でも失敗しない点にあります。
余った部分をカットする
貼り付けができたら切りしろ(余白)の部分をカットします。
カットのポイントは次の通りです。
- 地ベラを使う
- カットするラインに型をつける
- 綺麗な刃先でカットする
カットしたら完成です。
ダイノックの貼り終わり
出来上がりをもう1度ご確認ください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
ポイントをまとめます。
- 裏紙カッターがあると貼りやすい
- 下地処理は丁寧に
- 裁断は1㎝~2㎝長めに
- 慣れるまでは少しずつ進める
こんな感じです。
最大のポイントは、下地調整と「裏紙カッター」というところです。
ということでこの記事は以上です。
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