カーテンの専門家
カーテン業界歴15年。窓装飾プランナーのマドカです。
この記事は、賃貸物件の一人暮らしの方向けです。
転職や転勤、そして進学などのタイミングで「一人暮らし」を始める方も多いと思います。
そんな新生活のスタートでは、家具や家電など揃えるものが沢山ありますが、中でもいち早く準備しておきたいのが「カーテン」ですよね。
例えば引っ越しの日にカーテンが準備できていないと、外の視線が気になったり、夜にはプライバシーにも関わるので安心してくつろげません。
そこで今回は、これから賃貸での一人暮らしを始める方に向けて、おすすめのカーテン選びをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
新築の賃貸物件で注意すべきこと!
まずカーテン選びの前に、大切なポイントをお伝えしますね。
賃貸のカーテン選びで、とくに注意していただきたいのが新築の賃貸物件です。
新築の賃貸アパートやマンションは何もかもが真新しく、内見の際にはお部屋のキレイさに心が奪われますよね。
そして物件が気に入ったら、水周りやコンセントなど色んなところを確認すると思いますが、ここで意外と見落としがちなのがカーテンレールの確認なんです。
これを忘れてしまうと、「引っ越し当日にカーテンレールが設置されてないことに気付く」なんてことも…。
ようやく一人暮らしが満喫できると思った矢先に、カーテンレールを慌てて購入しなくてはならなくなります。
賃貸物件のカーテンレールは入居者側が準備するケースも。
また、新築に限らずとも賃貸物件では、カーテンレールが入居者の負担というケースがよくあるものです。
カーテンレールの設置には「窓の採寸が必要」になりますし、取付けまでには時間もかかりますよね。
その上カーテンを取り付けるまでの間は、お部屋の中が丸見えになってしまうので、こうした状況を防ぐためにも、賃貸物件の内見時には必ずカーテンレールの有無を確認するようにしましょう。
カーテンの専門家
カーテンレールが付いていない場合は、自分で取付ける必要があるのか、大家さん側で取付けてもらえるのかを尋ねておくと良いですよ。
※賃貸物件に便利な、つっぱり式カーテンレールの記事も書いてます。
【カーテンの取付け】壁に穴をあけられない時は「つっぱりレール」がお薦め!賃貸の一人暮らしにはどんなカーテンを選ぶ?
では本題の賃貸のカーテン選びについてですが、カーテンの種類や価格もピンからキリまで様々なものがあります。
ただ一人暮らしと言えば、できるだけ「節約したい」という方も多いのではないでしょうか。
とくに学生さんや転勤族の方など、今後も引っ越しの可能性があれば尚更ですよね。
そう考えると、カーテンはある意味で消耗品になってしまいますから、少しでも安いほうがお得♪
低価格で、お部屋の環境に合う機能や好きな色柄のカーテンがみつかれば、節約にもつながると思います。
賃貸の窓には規格サイズのカーテンがおすすめ
実は、賃貸物件の窓は一部を除いて、集合住宅を例に「ほぼ似たような大きさ」で作られてますので、倹約家の人には割高なオーダーカーテンより、安く購入できる「既製カーテン」がおすすめです。
この既製カーテンとは、規格サイズで大量生産されているカーテンのことで、賃貸アパートや集合住宅の窓に巾広く活用されています。
もちろん窓の大きさ次第では、オーダーカーテンのようにぴったりとばかりもいきませんが、既製カーテンでサイズが見つかれば一人暮らしには重宝すると思います。
因みに既製カーテンの主なサイズは、カーテン1枚あたり、
- 巾100cm×丈135cm(レースカーテンは丈133cm)
- 巾100cm×丈178cm(レースカーテンは丈176cm)
- 巾100cm×丈200cm(レースカーテンは丈198cm)
この3サイズが一般的ですが、近年では「巾150cm」や「丈も小刻みに選べる」など、サイズ展開しているお店もありますので、お住まいの窓に合わせて選ぶと良いでしょう。
【カーテンの買い方】既製カーテン・イージーオーダー・フルオーダーの違いをプロが解説します!光や視線をコントロールするならブラインドやロールスクリーンがおすすめ
また賃貸の一人暮らしなら、カーテン以外にも、低価格な「横型のブラインド」や「ロールスクリーン」もおすすめですよ。
ブラインドは、光の調節や外からの視線を手軽にコントロールすることができますし、ロールスクリーンは、高い場所からの視線を遮るのに向いています。
但しブラインドやロールスクリーンは、カーテンレールのようにネジ留めが必要なため、賃貸物件だと、
- 壁にキズがつけられない
- ネジ留めがNG
という事情から、諦めてしまう方もいらっしゃいます。
そのため、ブラインドやロールスクリーンを選ぶ際には、既存のカーテンレールに取付けたり、またはカーテンレールを外して同じ穴にネジ留めする、という方法で設置するのがおすすめです。
因みに、既存のカーテンレールを外す場合は、退居時に原状回復できるようきちんと保管しておきましょう。
カーテンの専門家
カーテンレールにブラインドやロールスクリーンが取り付けできるのは、一般的な角型の機能性レールのみとなります。
また、その場合は専用のカーテンレール取付金具も必要です。
賃貸の一人暮らしにおすすめのカーテンの選び方
また、賃貸の一人暮らしに相応しいカーテンの選び方といえば、
- 既製カーテンのセット販売
- つっぱり式ブラインド・ロールスクリーン
このようなタイプも、低コストでおすすめです。
既製カーテンならセット購入がお得!
大手の通販サイトでは、既製カーテンの「2枚組セット」や「4枚組セット」というのが販売されていますので、一人暮らしにはお財布に優しいと思います。
これは、通常だとカーテンを1枚ずつ購入しなければならないところを、セット売りでさらにお安く購入できるもの。
例えば、カーテン1枚のサイズが「巾100cm×丈200cm」の2枚組セットなら、両開きのドレープ(厚地)カーテンのみが揃います。
またカーテン1枚のサイズが「巾100cm×丈200cm」の4枚組セットなら、両開きのドレープカーテン+両開きのレースカーテンがセットで揃います。
つまり、いずれも「窓1ヵ所分のカーテンがお得に購入できる」という事ですね。
カーテンの専門家
4枚組セットの場合、レースカーテンはドレープカーテンよりも丈が2cmほど短くなりますよ。
ブラインドやロールスクリーンならつっぱり式が便利!
先ほど、ブラインドやロールスクリーンは「カーテンレールにも取付ができる」とお伝えしましたが、賃貸物件でネジ留めNGの場合は、つっぱり式もおすすめです。
つっぱり式ならネジ穴も不要ですし、賃貸物件でカーテンレールがないお部屋でも、手軽に取付けることができます。
また、通常のブラインドやロールスクリーンに比べて、つっぱり式は低価格ですから節約もできるのではと思います。
※つっぱり式のブラインドについては、こちらの記事もどうぞ。
【ネジ穴不要!】つっぱり式のアルミブラインドで遮熱・遮光もばっちり【賃貸の窓】一人暮らしにおすすめのカーテンの選び方・まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は、「賃貸物件の一人暮らしにおすすめのカーテンの選び方」についてお伝えしました。
一人暮らしは自分だけの好みや、好きなインテリアでお部屋をコーディネートできるのが強みですよね。
ただ、カーテン選びもオーダーならお洒落なスタイルが色々と楽しめますが、やはり価格が高くなってしまうのも事実。
賃貸物件を利用する機会の多い転勤族や一人暮らしの方にとっては、カーテンにかかる費用も大きな出費ですから、2枚組や4枚組セットの既製カーテンに、つっぱり式のブラインドやロールスクリーン等、コスパの良い窓周りアイテムにもぜひ注目してみてください。