クロス職人の親方ブログ

【壁紙張り替えの順番】クロス張替えの工程を分かりやすくプロが解説

親方

この道30年クロス職人の親方です。

クロス張り替えの工程を紹介します

壁紙(クロス)の張り替え工程は次の順番で行います。

  • 1.既存の壁紙(クロス)を剥がす
  • 2.下地処理(パテ・シーラー)
  • 3.新しいクロスの貼り付け

大きな流れはこの通りですが状況によって多少異なりますので詳しく解説したいと思います。

クロス張り替えの工程

それでは早速、冒頭で紹介した流れを深堀りしたいと思います。

ただ、壁紙を剥がす前にはコンセントパネルや、壁についている器具・照明などがあれば取り外すことがスタートになります。

障害物を全て取り外してから以下の工程で進めていきます。

1.既存の壁紙(クロス)を剥がす

既存クロスを剥がす

クロスの張替えと言うくらいなので、いま貼ってあるクロスを剥がさないと張替えになりません。

とはいえ、ペラっと剥がれるクロスもあれば、1時間剥がしても30㎝四方くらいしか剥がれない劣化した壁紙(クロス)もあります。

事実、私たちプロのクロス職人でも実際に剥がしてみないと剥がれ具合の見極めができない事もあります。

ここでの説明は省きますが、壁紙の剥がし方を詳しく知りたいという方は関連記事でご確認ください。

【壁紙の剥がし方】クロスの裏紙が残らない時の対処法「石膏ボード」「コンクリート」編

2.下地処理(パテ・シーラー)

クロスのパテ処理

クロスを剥がしたら下地処理を行います。

パテ処理

代表的な下地処理には「パテ」がありますが、既存のクロスを剥がした際に裏紙が残り下地に段差がなければパテをする必要はありません

一方、パテ処理が必要な状況は以下のような下地になります。

  • 裏紙が残らず石膏ボードの表面が剥がれたとき
  • 古いパテにひび割れがあったり、下地に不陸が見られるとき

ただ、新しく貼る壁紙が下地の影響を受けないような厚手のクロスを使うならこの限りではありません。

クロスランクとはクロスランク(AA級)とは?サンゲツのクロスについて回答します

シーラー処理

クロスのシーラー

シーラー処理は以下のような下地に行います。

  • モルタル下地(セメント)
  • ケイカル板下地(石綿板)
  • 張り替え前のシーラー処理が甘い時
  • 石膏ボードの表面が剥がれた時
  • コンパネ板の灰汁留め(合板など)

要するに、シーラーにはクロスが貼れない下地をクロスが貼れる下地に変える役割があります。

少し詳しく説明すると、シーラーを塗布することで下地に被膜を作ることが出来ますが、クロス用の糊はシーラーの被膜に接着しますのでクロスが貼れる下地にすることが出来るという事になります。

また、シーラーには「金属用」や「ラスティック用」などの種類がありますので、用途に合わせてシーラーの種類を選ぶ必要があります。

パテを塗る画像【どっちから?】壁紙下地の順番シーラーとパテどちらが先なのか?

3.新しいクロスの貼り付け

クロスを貼る職人

いま貼ってある既存の壁紙を剥がし、平滑でクロス糊が接着する下地を作ったら新しいクロスを貼り付けます。

と言っても、壁紙(クロス)の厚みは非常に薄く、下地の影響を受けやすい建材です。

つまり、クロスの作業工程において最も注意するポイントは「下地作り」だという事になります。

実際にプロのクロス職人でも、「仕上がりの良し悪しは下地8割」というほど下地作りには手間をかけます。

ちなみに、クロスの貼り方については関連記事で確認してください。

壁紙のDIY・自分で壁紙を変える【クロスのⅮⅠY】壁紙張り替えを自分でやりたい初心者にプロが徹底アドバイス

クロス張り替えの工程(番外編)

一般的なクロス張り替えの工程は前章で説明した通りになりますが、番外編として付け加えたい工程がありますので紹介します。

サンドペーパー

パテ処理後にはパテ表面を整えるためサンドペーパー掛けが必要です。

パテには下地の段差を解消し、凹凸を馴染ませる役割がありますが、パテを盛ることで返って凹凸が目立ってしまうこともあるからです。

また、サンドペーパー後には下地に「削ったパテの粉」が残りますので、クロス糊の接着力を上げるためにパテの粉を取り除いてからクロスを貼り付けるようにしてください。

オープンタイム

オープンタイムとは、クロスに糊をつけてから実際にクロスを貼り付けるまでの時間のことです。

一般的に、クロスに糊をつけると糊に含まれる水分によってクロス自体が伸びてしまいます。

どのくらい伸びるかはクロスの種類によって異なりますが、糊がクロスに馴染むまでオープンタイムを取ることが大切です。

つまり、クロスに糊を付けた直後すぐに貼らないことが大切なポイントです。

とはいえ、クロスの種類によってはオープンタイムを必要としない素材もありますのでチェックが必要になります。

こまめな片付け

クロスの張替えは、とにかく散らかる作業の連続です。

ですので、工程ごとにこまめな片付けが必要だといえます。

「上手いクロス職人」と言われる人の作業現場はいつも綺麗で散らかっていません。

つまり、クロスを綺麗に貼りたいなら「片付け」が大きなポイントだという事になります。

クロス張り替えの工程まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

この記事では「クロス張り替えの作業工程」を紹介しました。

記事の冒頭でもお伝えしましたが、最後にもう一度作業工程をまとめたいと思います。

  • 1.既存の壁紙(クロス)を剥がす
  • 2.下地処理(パテ・シーラー)
  • 3.新しいクロスの貼り付け

この工程に加えて、ペーパー処理、オープンタイム、こまめな片付けを心がければいいのではないでしょうか。

という事でこの記事は以上です。

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