親方
この道30年クロス職人の親方です。この記事では…
- 洗面所の壁紙張り替え費用
- 洗面所クロス費用の計算方法
- 洗面所の壁紙を張り替える時間
このような内容をお伝えします。
私は30年ほどクロス工事に携わってきましたが、洗面所はかび発生率No1のお部屋だと感じています。
洗面所にカビが発生する理由は単純です。
- 浴室が近い
- 洗面化粧台がある
- つまり、湿気が多い
一目瞭然ですよね。
環境的にも湿気がこもりやすい洗面・脱衣所は壁紙(クロス)にカビが生えやすい場所です。
そしてこの記事の結論から言います。
- 洗面所の壁紙張替え費用は2万円~5万円
- 工事内容は2種類
という事で、対策や壁紙張り替えの費用を解説していきます。
洗面・脱衣所の壁紙張り替え費用
結論ですが、実際のところ「カビ」の生えた壁紙は剥がしてみないと進行具合が分かりません。
なぜなら、壁紙の表面だけにカビがある場合もあれば、壁紙の下地まで進行しているケースもあるからです。
ですので、業者の見積は「下地の交換を含めた金額」に設定されている事があります。
つまり、業者から見積もりを貰った段階で「下地取替の金額も入っているのか?」と言う確認は必要です。
簡単にまとめると・・・
- クロス張替えだけの工事
- 下地交換とクロス張替え
このどちらかの工事になります。
それでは、下地の交換も含めた洗面所の張替えは実際どのくらいの金額になるのでしょうか?
一般的な洗面所の壁紙張り替え費用ですが¥50,000前後と考えておけば差し支えないと思います。
とはいえ、費用は業者によって様々ですし、決まった金額があるわけではありません。
ただし、かびをほったらかしにして下地まで侵食すれば費用は当然高くつきます。
洗面・脱衣所のクロス張り替え費用は「面積×単価」?
壁紙(クロス)の張り替え費用は一般的に「面積×工事単価」で計算されます。
ちなみに、一般的な住宅の洗面所の場合だと…
- 天井が4㎡
- 壁が18~20㎡
つまり、25㎡程度ぐらいの面積です。
また、多少大きな洗面所でも天井と壁を合わせて35㎡くらいだと思います。
とはいえ、洗面所の壁紙張り替えを依頼する場合、「面積×工事単価」のような一般的な計算方法で考えていると見積金額が割高でビックリする場合があります。
では、なぜ割高なのでしょうか?…説明します。
洗面所の壁紙張り替えは㎡単価では工事できない
洗面所の壁紙張り替え工事は、面積が少ないため㎡単価(面積×工事単価)では引き受けて貰えない工事です。
理由は「㎡単価では割に合わない」ためです。
クロス屋さんの人件費を考えると、最低でも50㎡位ないと「㎡×1,200円」のような分かりやすい見積りにはなりません。
もしも、洗面所を㎡単価で工事すれば、「ガソリン代・駐車経費」などの経費を差し引けば、職人さんの日当も出なくなりますので、職人さんは他の数量が伸びる案件を優先してしまいます。
要するに、洗面所だけの壁紙張替えはクロス屋さんに嫌がられる工事だという事です。
その他にも「洗濯機の搬出」「床の養生」「工事完了後の清掃」を考えると、洗面所の壁紙張り替え工事は割高になってしまいます。
次に工事期間ですが、一般的な洗面所を職人さんが工事すれば、その日のうちにお風呂や脱衣所は利用できます。
つまり、洗面所の壁紙張り替えは1日もあれば完成する工事だという事になります。
それでは、次で業者を賢く選ぶ方法を解説して行きます。
洗面所のリフォーム業者を賢く選ぶ方法
リフォーム業者は沢山ありますが「価格」や「仕上り」で満足できる業者を探すことが1番大事なポイントです。
要するに、リフォーム費用が安いに越したことはありませんし、リフォームしたにも拘らず再度カビが発生しても困ります。
では、どのようにリフォーム業者を探せばいいのでしょうか?
答えは「比較」することになります。
洗面所のリフォーム業者を比較するには
比較の方法で一般的なのが「相見積もり」ですが、業者1件1件に問い合わせて時間を都合するのは大変な作業です。
ですので、業者1件だけの見積もりでリフォームし、失敗する方も大勢います。
ただ、今や1件Ⅰ件問い合わせたり、業者選びで失敗するリスクを払う必要はありません。
簡単に説明すると、リフォーム業者の比較サイトを使えば解決するからです。
リフォーム業者比較サイトとは
リフォーム業者比較サイトとは、複数のリフォーム会社が登録する総合リフォームサイトです。
リフォーム業者比較サイトを簡単に説明します
- 誰でも無料で利用できる
- ネット上で完結する
- 1回の利用で複数社の見積もりが同時に取れる
このように大変便利なリフォーム業者比較サイトですが、大小合わせると数えきれない程のサイトがあります。
ですので、お住まいの地域によっては対応できないこともありますし、登録しているリフォーム業者の数が少なく評判の悪いサイトもあります。
ということで、おすすめ出来る「リフォーム業者比較サイト」を紹介します。
おすすめはリフォーム比較プロ
- 3~4社の相見積りが比較できる
- 必要事項が少なく「60秒」で無料見積りが取れる
- 厳選された加盟店の工事だから安心
- 自分にあったリフォーム会社をじっくり選べる
おすすめの比較サイトは「リフォーム比較プロ」です。
リフォーム比較プロは累計利用者数30万人を超える総合リフォーム比較サイトです。
利用方法も簡単で、自宅にいながら「スマホ」や「パソコン」から気軽に複数社の見積もりを取寄せることができます。
洗面所の壁紙張替えは、いざ工事に取り掛かったら「クロス以外」の下地工事も発生しがちなリフォームです。
リフォーム比較プロは、あなたがお住まいの地域にある専門業者3〜4社の見積を無料で取寄せ「見積り内容を比較」することが出来ます。
また、リフォーム比較プロでは厳格な審査基準を設けており、審査を通過した業者のみが登録されています。
評判が悪い業者については 登録削除される仕組みになっているので、安心して利用できます。
専門家に気軽な相談が出来るのでリフォームの失敗がありません。
洗面・脱衣所壁紙(クロス)リフォームの流れ
それでは工事の流れを説明して行きます。
以下の工程は私が依頼を受けた場合の流れですが一般的な工程なので、どんな業者でも大きく変わらないと思います。
- 洗濯機など「洗面所」にある全ての物を外に出します。※古い壁紙を剥がす際にホコリやゴミが出るためです。(約30分)
- 床に養生をして床面を保護します。(約10分)
- 古い壁紙(クロス)を剥ぎ取ります。(1~3時間)※この時に下地までカビが進行していたら下地を取り替えます。
- カビキラーなど殺菌作用のある物を使いカビ菌を除去します。(約10分)
- パテ処理(約30分)
- 壁紙の貼り付け(約2時間)
- 片付け・清掃(約30分)
- 搬入(約10分)
- 完了
こんな流れで、全ての工程が終わるまでに5時間~8時間です。
洗面に使いたい壁紙の選び方
「洗面にはどういった壁紙を選べばいいのでしょうか?」
カビの生えた事実を考えると「防カビ機能」の壁紙がおすすめですが、防カビ機能はほとんどの壁紙に付いています。
なので、「防カビ性能」を選ぶ必要はありません。
結論を言うと、壁紙のカタログに「水廻り」の項目がある場合その中から選ぶと良いです。
「水回り」が無い場合は、ビニル層の厚い壁紙(汚れ防止機能付きなど)を選ぶと長持ちすると思います。
詳しくは関連記事をご覧ください
【洗面所の壁紙】プロが本音でおすすめするクロスの選び方「これで決まり」洗面・脱衣所には「カビ」が発生しやすい
壁紙の糊はでんぷん系のため、換気を少しでも怠るとアッという間にカビが発生してしまいます。
カビの発生を抑えるにはこまめな換気は勿論ですが湿気をこもらせない工夫も必要です。
洗面所のカビ対策法方
カビの対策には空気の循環、つまり、換気が1番効果的ですが、「こまめな換気は無理」だという方もいらっしゃいます。
そんな時には…
「お風呂の蓋をしっかり閉め、入口のドアをこまめに閉める」
これだけでも、お風呂からの湿気はかなり改善できます。
その他の対策として、人気の珪藻土マットなどを置いて湿気を抑えると効果的です。
さらに、換気扇を常時回すことも必須です。
また、場合によっては空気清浄機もカビ対策の効果があります。
しかし…
発生してしまったカビは落とせませんので壁紙(クロス)を張り替えるしかありません。
とりあえず、費用だけでも知りたい方は先ほど紹介した「リフォーム比較プロ」で確認することをお勧めします。
洗面所のクロス張替え費用のまとめ
それでは最後にまとめたいと思います。
- 一般的な洗面所なら2万円~5万円程度
- 面積の少ない場所の壁紙リフォームは割高になる
- 工事期間は1日で終わる
ということでこの記事は以上です。
洗面所の床を張替える金額が知りたい方はこちらもどうぞ。
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