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ここでは、ニチベイのアルミブラインド・ワンポール式(セレーノオアシス・セレーノフィット・ユニーク)のスラットが回転しないときのチルター交換方法についてお伝えします。
ちなみにワンポール式は、操作棒と昇降コードが一つになっている左側のタイプです。
ワンポール式のチルター交換は難易度が高く、ブラインドの構造に詳しい「上級者向け」の修理方法となります。
窓装飾プランナーのマドカです
「チルター」とは、操作棒の回転を伝える部品のことです。
赤い矢印が指している四角い部分が「チルター」になります。
まず作業に必要なものは次の5つですが、交換用チルターはニチベイのブラインドを取り扱うお店での購入が必要です。
当方でもお取り寄せができますので、気軽にご相談ください。
- 交換用チルター(用意する部品)
- マイナスドライバー
- ラジオペンチ
- 六角レンチ(3mm)
- セロハンテープ
では早速みていきましょう。
【ワンポール式】ブラインドが回転しないときの「チルター」を交換する方法【ニチベイ編】
窓装飾プランナーのマドカです
因みに、ここでの修理方法は2017年の6月以降に購入されたブラインドで「右側操作(ワンポール式)」に関する手順となります。
ブラインドのチルターを交換する際の手順
手順①:ボックスキャップを外し、シャフトがチルターから抜ける位置までスライドさせる
まず、ブラインドの左側(反操作側)のボックスキャップを外して、シャフトがチルターから抜ける位置までスライドさせます。
その際シャフトに付いているシャフト止め(3mm六角レンチ締め)1ヵ所を緩めてからずらしてください。
引用:ニチベイ
手順②:チルターカバーを取り外す
次にチルターカバーを取り外します。
その際チルターカバーの上部穴に、マイナスドライバーなどで差し込むと簡単に取り外すことができます。
手順③:ボックスキャップとスペーサーQを取り外す
次にボックスキャップ、スペーサQをチルターと一緒にスライドさせて取り外します。
手順④:チルターから昇降コードを抜く
次にチルターから「昇降コード」を抜きます。
コード止め本体をラジオペンチなどで押し下げて、コード止めのカバーから取り外します。
手順⑤:操作棒を取り外す
次に操作棒を取り外してください。
このとき、マイナスドライバーを操作棒とチルターのジョイント部の隙間に差し込み、嵌合部を広げて操作棒を取り外します。
手順⑥:新しいチルターに交換する
次に新しいチルターと交換します。
交換したらスペーサーを元に戻してヘッドボックスに挿入します。
手順⑦:チルターへ昇降コードを通す
次にチルターへ昇降コードを通します。
ストッパーを通過した昇降コードを、絡みが無い状態でチルターのコードガイド部に挿入し、ジョイント部より引き出してください。
手順⑧:シャフトを元の位置に戻す
次にシャフトを元の位置に戻します。
その際、全てのドラムの樹脂部が同一線上になるようにし、チルターのシャフト穴の突起部センターを上向きにして、ドラム樹脂部とチルター突起部センターが同一線上となるように注意しながらシャフトを通してください。
シャフトを通し終えたら、シャフト止め(3mm六角レンチ締め)を元の位置で確実に締めてください。
手順⑨:昇降コードをポール内に通す
次に昇降コードをポール内に通します。
その際セロハンテープ等でねじれが無いよう、昇降コードの先を束ねていきます。
そしてセロハンテープを剥がし、④の逆手順でコード止め本体に固定し、コード止めカバーを取り付けてください。
手順⑩:ボックスキャップを取り付ける
最後に、商品左側(反操作側)のボックスキャップを取り付ければ完了です。
まとめ
以上が、ニチベイブラインド「ワンポール式」の「チルター」の交換方法になります。
ブラインドの修理にも、故障の部位や操作方法、そしてメーカーの種類によって違いがありますので、故障の際にはまず手持ちのブラインドを確認してみましょう。
ご自身でも修理ができるという方は、くれぐれもケガをされないよう気をつけて行って下さい^^
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