カーテン専門家
カーテン業界歴15年。窓装飾プランナーのマドカです。
この記事を書いている私は、2008年からインターネットでオーダーカーテンを販売。スワッグバランスも全国各地にお届けしています♪
カーテンの上飾りとして人気の「スワッグバランス」
興味はあるけれど、もっと詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。
弊社でも、スワッグバランスの取り付け方や費用等、さまざまなご質問をいただきます。
そこで今回は、スワッグバランスについて解説したいと思います。
※カーテンバランスを詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
【カーテンバランス(上飾り)】取り付け方から採寸方法まで【プロが解説】【初心者向け】スワッグバランスとは
スワッグバランスは、カーテンや窓の上部に飾る窓装飾の一種で、半円状に弧を描く曲線と波打つようなヒダの重なりが特徴的です。
こちらは弊社の製作事例の一部ですが、上の画像は東京都の店舗様、下の画像は京都府のお客様へ納品させていただいたものです。
写真の中央にみえている5つの半円が「スワッグ」
左右の垂れ下がりを「テール(又はカスケード)」と呼びます。
また、窓の大きさによってスワッグの個数(偶数または奇数)なども選ぶことができます。
装飾性が高まるスワッグバランス
スワッグバランスを取り入れると、次のような効果が得られます。
- 窓辺がゴージャスにみえる
- エレガントな空間演出
- お部屋全体の装飾性が高まる
ほかにも、「窓を大きくみせる」効果や「光漏れを防ぐ」ことで省エネ効果にも期待できるなど、スワッグバランスは装飾性と機能性を兼ね備えたインテリアアイテムといえます。
スワッグバランスにかかる費用は?
よくあるご質問で多いのはやはり価格についてですが、スワッグバランスを含めてカーテンバランスは、
- 窓の大きさ
- 選ぶ素材
- バランスのスタイル(オプションなど)
によってお値段も変わります。
ですので相場をお伝えするのは難しいのですが、スワッグバランスにかかる費用を一部だけ弊社の例でご紹介すると
スワッグバランスの価格、79,747円(税込)
製作サイズは、横幅262cm:スワッグ(3コ)の高さ37cm:テールの長さ74cm。
スワッグバランスの縁飾り(フリンジ)なし
スワッグバランスの価格、59,400円(税込)
製作サイズは、横幅200cm:スワッグ(3コ)の高さ25cm:テールの長さ60cm。
スワッグバランスの縁飾り(フリンジ)有り
スワッグバランスの価格、206,962円(税込)
製作サイズは、横幅350cm:スワッグ(5コ)の高さ45cm:テールの長さ100cm。
スワッグバランスの縁飾り(フリンジ)有り
このようになっています。(※窓1ヵ所のお値段です)
この価格を「高い」と感じるか「安い」と感じるかは人それぞれだと思いますが、決して安いものではありませんね。
生地やサイズ・オプションによって価格が変わる
他にも、スワッグバランスには細やかな縫製技術が求められます。
優雅な曲線を描くには生地を斜め使いにしたり、大きさの比率や柄合わせなどの緻密な計算も必要ですし、上質な生地になるとそれなりにコストもかかってしまいます。
また下の写真ではバランスの裾に縁飾り(フリンジと呼びます)がついていますが、この縁飾りをつける場合と、つけない場合とでも価格が違ってきます。
つまりスワッグバランスは
「選ぶ生地(素材)」
「製作サイズ」
「スワッグの数」
「テールの長さ(またはテールの有無)」
「縁飾りの有無」
これらによって価格にも違いが生じるということです。
一般的な大きさの掃き出し窓(横幅180cm位)だったら、大体5万円前後~になるでしょう。
小さい窓ならスワッグ1つ分でもつくれますし、輸入生地だと上をみればキリがないので、何十万、数百万というケースも珍しくありません。
国内メーカーの生地であれば、横幅200cmの場合、およそ50,000円~300,000円前後の価格帯になるのではと思います。
スワッグバランスの取り付け方は?
では、バランスの設置方法をみていきましょう。
スワッグバランスの取り付け方には、主に次の2つの方法があります。
・専用のバランスレールをつかう
・既存のカーテンボックスを利用する
どちらの場合でもマジックテープで取り付けるのが一般的ですが、マジックテープが使えない場所には、釘やタッカー(住宅用のホッチキス)を利用することもあります。
バランスレール
出典:TOSO
画像は、バランスレール本体のイメージです。
出典:TOSO
バランスレールには、初めからマジックテープ(オス)がついていますので、そこにバランス本体のマジックテープ(メス)をぴったりとくっつけて取付けます。
カーテンボックス
画像は、カーテンボックスのイメージです。
このような造作タイプのカーテンボックスに取り付ける場合もマジックテープで貼り合わせますが、埋め込み式のカーテンボックスには、マジックテープやバランスレールを使います。
スワッグバランスは自分で取り付けができるの?
スワッグバランスは自分でも取り付けることはできますが、バランスレールを使う際には壁にネジ穴を開ける必要があるため難易度が上がります。
ですから、取付けが不安という方は「バランスレールの購入と同時」にバランスを設置してくれる業者に頼むほうが安心だと思います。
※取り付け方についてはこちらの記事もお役立て下さい。
【カーテンバランス(上飾り)】取り付け方から採寸方法まで【プロが解説】スワッグバランスはどんな窓にも付けられるの?
スワッグバランスは、
「掃き出し窓」
「腰高窓」
「多角形の窓」
など、色んな窓に取り付けることができます。
とはいえ、窓の形状や下地の状況次第では取り付けができないこともあります。
窓の高さも重要
またスワッグバランスを検討する際には、窓の形以外にも「窓の高さ」に注意しなくてはいけません。
というのも、スワッグ本体の高さ(約30cm~40cm前後)を考慮する必要があるからです。
例えば、180cmの高さからスワッグバランスを設置すると、それだけ窓の開口部は狭くなってしまいますよね。
なので窓の出入りが困難になったり、身長が高い人にとっては頭とスワッグ本体がぶつかることになってしまうため、窓の高さは重要ポイントとなります。
カーテン専門家
窓の上部に「小壁」があったり、窓より数十cmほど高い位置からバランスを取りつけることができれば解消できます。
スワッグバランスはどこで買えるの?
スワッグバランスは、一般的にオーダーカーテンを取扱うお店やインターネット通販でも購入することができます。
ただ、お店によっては製作を断られてしまう可能性もありますので、カーテンに詳しい専門家が対応してくれるお店を選ぶと良いでしょう。
スワッグバランスの納期は?
スワッグバランスの納期については、お店によって違いはありますが、当店では製作開始から約1週間~10日前後でお届けしています。
ただ、輸入カーテンを専門に取り扱っているお店では、数か月ほどかかる可能性もあるでしょう。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
スワッグバランスは、高級感のある演出にぴったりのインテリアアイテムです。
エレガントなお部屋づくりの際に、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事もお役立てください。
【スワッグバランス】失敗しないために確認しておくこと 【カーテンの上飾り】スワッグバランスのお洒落な施工事例【40選】 【知らなきゃ損】リビングの窓がおしゃれに変わる!【カーテンの上飾り】