カーテン専門家
カーテン業界歴15年。窓装飾プランナーのマドカです。
レースカーテン選びも、お部屋の雰囲気に合わせるのがコツです!
私たちの暮らしに欠かせない「カーテン」。
特にレースカーテンは、日差しを和らげたり外からの視線も防げるので、窓にレースカーテンが掛かっているだけで「安心する…」という方も多いのではないでしょうか。
ただひと口にレースカーテンといっても、色んな種類がありますよね。
なのでドレープ(厚地)カーテンとの組み合わせだったり、どんなレースを選べば良いのか、コーディネートに迷ってしまう事もあると思います。
そこで今回は、お部屋のテイスト(タイプ)別にレースカーテンの種類とコーディネート術をお伝えしますので、迷った時の参考にしてください。
おしゃれ部屋になるレースカーテンの選び方とは?
因みに、皆さんはどのようにレースカーテンを選びますか?
お部屋の環境や好みによって選び方も変わりますが、最近ではリネンや綿などの自然素材も人気がありますよね。
私自身もレースカーテンが大好きで、できることなら好みのレースを全部集めて、日替わりでローテーションを楽しみたいほどです(笑)。
種類はどちらかというと、柔らかくて透明感のあるシアーやカラーレース、また刺繍のエンブロイダリーレースだったりシャリ感のあるリネンにも目がくらみます。
話が逸れましたが「レースカーテンの選び方のポイント」としては、まず第一にお部屋の雰囲気(テイスト)にあわせること!
これが窓周りをおしゃれに、センス良くスタイリングするコツです。
例えば、
- エレガンスな空間 → 刺繍レース
- ナチュラルな空間 → 無地レースまたは、天然素材レース(綿・麻混合など)
- モノトーンな空間 → シックなカラーレース
このように、予め〇〇風な部屋にしたい…というイメージを決めてから、それにマッチするレースカーテンを選ぶと失敗が少ないです。
日差しや視線が気になる場所には「機能性を重視」する!
とはいえ、レースカーテンを選ぶ時は「機能面」も重要なチェックポイントになります。
●窓の外からの視線が気になる
●日差しが眩しい
など、デザインよりも機能性を重視するときは「ミラーレース」や「遮熱レース」のような、機能性レースカーテンを選びましょう。
窓装飾プランナー
機能性レースは種類が限られていますので、選ぶ時にはミラーレースや遮熱レースなどの名前で検索したり、カーテンショップで欲しい機能を伝えると相応しいものを探してもらえるはずです。
おしゃれ部屋になる!レースカーテンのコーディネート術
では、お部屋の雰囲気に合うレースカーテンはどのように選べばいいのでしょうか。
それは先述のように、空間のインテリアテイストと、レースカーテンの素材やデザインをあわせることです。
つまりレースカーテンにも、
「シンプル」
「ナチュラル」
「カッコいい」
「エレガント」
「可愛い」
などのイメージに当てはまる色や柄が数多く存在しますので、適当に選ぶのではなく、家具類をコーディネートするようにお部屋の雰囲気にぴったりのレースカーテンを見つけるということですね。
機能性は除外してレースカーテンの種類を挙げてみると、
●刺繍レース(裾の一部や全体に刺繍されているもの)
●プリントレース(ハンドプリントやワーププリント等)
●天然素材(リネン100%、コットン100%)
●天然素材風(リネンやコットンのような風合いの混合素材)
●カラーレース(主に白以外の色付いたもの)
●オパールプリント(透ける部分と透けない部分のプリント模様を活かしている)
●オーガンジー(極薄手でハリと透明感が特徴的)
●ケースメント(レースとドレープの中間的でボリュームがある)
ざっと挙げてもこれくらいはみつかります。なので、
- エレガントな空間 → 刺繍入レースカーテン
- 木目調の空間 → 天然素材のレースカーテン
- モノトーンの空間 → グレーのレースカーテン
というように、お部屋の雰囲気にマッチしやすいものをみつけてコーディネートするのがおすすめです。
窓はひときわ視線が集中しやすい場所で、レースカーテンはほぼ一日中閉めたままの状態ですから、お部屋のセンスを左右するといっても過言ではありません。
最近はおしゃれなレースカーテンが続々と発売されているので、白のレースと決めてしまうのは非常に勿体ないと思います^^;
お部屋のテイスト別!レースカーテン選びのポイント
ここからはレースカーテン選びのポイントを解説していきます。
新しい住まいづくりでも、「理想のスタイル」や何となく「こんな雰囲気にしたい」とか想像しますよね。
そのイメージにあうレースカーテンを探してみましょう。
お部屋の「インテリアテイスト」には、大きく分けると次のようなスタイルがあります。
- シンプルモダン
- ナチュラル
- 北欧
- トラディショナル(エレガンス&クラシック)
- 和モダン
他にも、アジアンやシャビーシックにミッドセンチュリーなど、細かく分けるとまだまだありますが、ここでは一般的に馴染みのあるスタイルを例に、どんなレースカーテンがマッチするのかをみていきましょう。
シンプルモダン空間におすすめのレースカーテン
多くの人に支持される「シンプルモダンな空間」には、柔らかな無地のボイルレースカーテンがおすすめです。
刺繍やプリント柄よりも、さらりとした無地レースのほうがインテリアを邪魔せずにシンプルさが際立ちますよ。
色は、白を選ぶと空間全体が明るくすっきりとした印象になり、グレーやブラックのシックなカラーレースを選ぶとモダンで格好良くまとまります。
ナチュラル空間におすすめのレースカーテン
無垢の板や植物などの自然素材を活かした「ナチュラル空間」には、コットンやリネンのレースカーテンがおすすめです。
100%天然素材ではなくても、コットン調やリネン調でもOK!
ポリエステルとの混合素材なら水洗いしても伸び縮みが少ないので、まめにお洗濯をする方にも向いています。
北欧空間におすすめのレースカーテン
シンプルさと木のぬくもりが特徴の「北欧空間」には、無地や細めのストライプだったり、優しいプリント柄のレースカーテンがおすすめです。
プリント柄なら、フロントレースがgood!
フロントレースは通常の使い方とは逆になり、室内側にレースカーテンを取り付けます。
無地のドレープカーテンの手前にレースカーテンを掛けることで柄が目立ちますので、夜になっても素敵な柄に癒されますよ。
また北欧スタイルといえば、木目調のシンプルな家具をコーディネートするのが定番ですが、窓辺に小鳥のモチーフや植物柄のレースカーテンをさり気なく合わせることでお部屋のアクセントにもなりますし、室内を明るく演出できると思います。
トラディショナル空間におすすめのレースカーテン
エレガンスやクラシックなど優美で格式高い装飾を取り入れた「トラディショナル空間」には、ダマスク柄や花柄、刺繍をモチーフにしたレースカーテンがおすすめです。
色は白や生成りを選ぶとインテリアがより引き立ちますし、茶系や黒っぽいレースを選ぶとアンティークな雰囲気に近づきますよ。
無地のレースカーテンの場合は、そのままだとシンプル過ぎるので、カーテンの縁にトリムやフリンジ等でちょっとアレンジするのも面白いです。
和モダン空間におすすめのレースカーテン
和の魅力と現代的なインテリアデザインを融合した「和モダン空間」には、天然素材風のレースカーテンやケースメントカーテンがおすすめです。
先にもご紹介したリネン風やコットン風のレースカーテンなら、和のテイストにも馴染みやすいのはもちろんですが、目の粗いざっくりとした風合いのケースメントも似合いますよ。
ケースメントカーテンは、レースカーテンとドレープ(厚地)カーテンの中間的な位置付けで、1枚でも使いやすいレースカーテン。
レースの編み目が大きくラフなボリューム感が特徴的で、完全な遮蔽を必要としない和室にはぴったりだと思います。
レースカーテンのコーディネートにはお洒落なタッセルも!
出典:TOSO
このように、お部屋のテイスト別におすすめのレースカーテンを一部だけご紹介しましたが、殆どのご家庭ではドレープ(厚地)カーテンと二重吊りでお使いになってると思います。
もしも、「我が家はレースカーテンのみ」という方は、カーテン留めのタッセルにも注目してみてください。
レースカーテンは一日中閉めっぱなしのことが多いので、「タッセルで束ねる」という発想はあまりないかもしれませんが、レースカーテンの二重吊りや、日中でもレースカーテンを全開にしているときはタッセルが活躍します。
小物とはいえ、タッセルに拘ってみるだけでも窓辺がグッとおしゃれになりますよ。
【窓際の主役】カーテンタッセルの種類と選び方のポイントまとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は、「おしゃれ部屋になる!レースカーテンのコーディネート術」についてお伝えしました。
いざお部屋の模様替え、、という時にカーテンを一式まるごと取替えるのは、費用もかかるので難しいですよね。
でも窓は非常に目立つ場所ですから、レースカーテンを取り替えるだけでも、部屋を大きくイメージチェンジすることができます。
ドレープカーテンとの組み合わせに迷ったり、どんなレースカーテンをコーディネートをすれば良いか悩んだ時にはぜひ参考にしてくださいね。
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