親方
和室を洋室にリフォームする方法や費用を紹介します。
需要が大きい「和室から洋室」に変えるリフォームですが、どうすれば和室を洋室にできるのでしょうか?
結論を言うと、「床」「壁」「天井」の変更が必要です。
そして、その方法は2つあります。
それは…
- ⅮⅠY・セルフ(自分で)
- 業者に依頼
このどちらかです。
ということで、この記事では「和室を洋室に変えるポイント」を紹介しつつ、セルフと業者の費用についても触れてみたいと思います。
和室を洋室にするならⅮⅠY?それとも業者?
それでは、初めに費用の結論からお伝えしたいと思います。
和室を洋室にするリフォームはⅮⅠYの方が安く押さえられます。
とは言え、ⅮⅠYだと最終的にはコスパが悪いリフォームになります。
つまり、本格的に和室を洋室にリフォームするなら圧倒的に「業者」がおすすめです。
理由を言うと…
- 材料費や工具が高い
- リフォーム知識や技術が必要
- 空いた時間でリフォーム出来るほど簡単ではない
- 労力の割に仕上りが悪い
これらがあります。
要するに、いずれにしろお金をかけるなら綺麗に仕上がる「業者」に任せた方が満足できるという訳です。
たとえば、断熱性や遮音性、床のレベルが合ってないなどの細かい部分が後々あなたを後悔させます。
もっと言うなら、最安値業者をサッサと見つけて依頼する方が悩む時間も解消されます。
ちなみに、あなたの地域にある最安値業者は「リフォームの比較サイト」を使えば見つかりますので、気になる方は関連記事をご覧ください。
【2024年最新版】リフォーム見積もりサイト徹底比較「おすすめランキング」次では、ⅮⅠYにチャレンジしたいという方に向けて「床」「壁」「天井」のリフォーム方法と費用を紹介したいと思います。
和室を洋室にするリフォームを費用も含めて解説
繰り返しになりますが、和室を洋室に変えるには「床」「壁」「天井」のリフォームが必要ですが、具体的には以下の変更で洋室に生まれ変わります。
- 畳→フローリング
- 壁→大壁に変更しクロスを貼る
- 天井→クロスを貼る
詳しく解説していきます。
床の変更「畳」を「フローリング」に変える
和室と言えば「畳」ですよね。
余談ですが、畳の香りは日本人の心を癒してくれます。
逆に言うと、畳を撤去して「フローリング」に変えない限り「和室」のイメージは残ってしまいます。
ですので、和室を洋室にするなら畳を撤去し、フローリングへリフォームすることが必須です。
そして、畳をフローリングに変えるには下記の工程が必要になります。
- 畳の撤去・廃棄
- フローリングにするための下地組(根太組)
- フローリング貼り・巾木設置
この工程です。
業者に依頼する費用は6畳間で約10万円~20万円が相場です。
※費用はリフォーム業者によって違いますので、安く抑えるには比較することが大事です。
一方、ⅮⅠYでのポイントは「根太組み」でしっかりとレベルを取り、フラットな下地を作ることになります。
ただ、畳の処分やフローリングを貼る道具を揃えるとなるとⅮⅠYの場合でも5万円~10万円の費用が必要です。
和室の「壁」と「天井」を壁紙に変更して洋室にする
和室の壁には左官で仕上げる「砂壁」「京壁」「聚楽壁」などの素材が使われていることがありますが、古くなると問題が起こる場合もあります。
私が良く耳にするのが…
「壁がポロポロ落ちる」
という、掃除しても掃除しても…いつの間にか汚れてしまう和室特有の問題です。
とはいえ、問題の原因がハッキリしているだけに対処法もシンプルですよね。
毎度毎度の掃除がストレスに感じるなら、今の壁を「壁紙」に変更すればOKです。
つまり、完全な洋室にするのが目的ではなく、「ポロポロ問題」さえ解決できればいいという方は壁紙に変えるだけでOK。
完全な洋室化よりコストもかかりません。
その方法については、下記の記事にて詳しく説明していますので参考にしてください。
【自分でリフォーム】和室の砂壁をⅮⅠYでクロスに変える方法と費用壁と天井にべニアを張り洋室化する
和室を洋室にするなら、最終的には「壁紙」で仕上げるのがベターです。
といっても「砂壁・京壁」のような既存の和室下地そのままでは、壁紙を貼れないので…壁紙用の下地として「ベニヤ板」を上張りする方法があります。
他にも「プラスターボード」を貼る方法や、既存の「壁材」を剥がす方法があります。
費用が安いのは「壁材を剥がす方法」ですが、それなりのデメリットがあります。
- 下地の不陸調整が難しい
- シーラー処理が難しい
- 後々かびや剥がれが起こりがち
このようなデメリットです。
さらに、一般的な和室の天井には目地の付いた「木目調パネル」が貼ってあると思いますが、パネルの間に「目地」がありますので、パテ埋めする必要がありますし、手抜きすると後々壁紙が剥がれてくる事もあります。
費用については、「6畳の和室を壁紙に変えるリフォームを業者に依頼」すると
- べニア板を上張りし壁紙を貼る:約10万円~15万円
- 既存の壁材を剥がして壁紙を貼る:約6万円~10万円
こんな感じです。
※費用はリフォーム業者によって違いますので、安く抑えるには比較することが大事です。
ちなみに、ⅮⅠYの場合では7割程度の費用で済みますが業者ほどの完成度は望めません。
和室を洋室に変えるには柱の処理も大切です
ここまでは「床」「壁」「天井」の変更を紹介してきましたが、本格的な和室の場合「柱」が露出していることも問題になります。
古くなった柱を塗装する方法もありますが、柱が露出したままでは「和室感」が残ります。
この「柱」が露出した状態の壁を専門用語では「真壁」仕様と呼びます。
真壁仕様の特徴はと言うと…
- 和風の雰囲気が作れる
- 和室構造の作りである
- 柱の露出により経年劣化のメンテナンスが大変
要するに、和室向きの構造だという事になります。
一方、洋室の壁では「柱」の露出は見られず、平坦な壁がスッキリした印象を与えますよね。
この柱を隠す工法の事を「大壁」仕様と呼んでいます。
大壁仕様の特徴をまとめると…
- 壁に見切りが無いのでスッキリした印象を受ける
- お部屋が広く見える
- 壁紙を張り替えることで模様替えが楽しめる
こんな感じです。
つまり、和室を洋室にするなら「大壁仕様」の構造に変える事がポイントになると言えます。
といっても、その方法は簡単で「柱」を隠すようにベニヤ板やプラスターボードを貼ればOKという訳です。
この点を見て分かる通りなのですが、既存の壁材を剥がして壁紙を貼るリフォームでは「柱」が露出したままですので完全な洋室化は難しいという事になります。
この辺りを考慮しつつリフォーム業者を探してみてはいかがでしょうか。
リフォーム業者の賢い探し方
リフォームの専門業者は沢山ありますが「価格」や「仕上り」で満足できる業者を探すことが1番大事なポイントです。
1社だけで工事を決めてしまうと「ぼったくり」ではありませんが「リフォーム費用が適正なのか?」判断が出来ません。
ということで、おすすめ出来る「リフォーム業者比較サイト」を紹介します。
一括見積を取って最適な業者を探す。
おすすめの比較サイトは「リフォーム比較プロ」です。
リフォーム比較プロは累計利用者数30万人を超える総合リフォーム比較サイトです。
自宅にいながら「スマホ」や「パソコン」から気軽に複数社の見積もりを取寄せることができます。
- 3~4社の相見積りが比較できる
- 必要事項が少なく「60秒」で無料見積りが取れる
- 厳選された加盟店の工事だから安心
- 自分にあったリフォーム会社をじっくり選べる
「リフォーム比較プロ」で相見積もりを取り、業者を「比較」すれば自分の条件にあった最安値の会社を探せます。
リフォーム比較プロは、あなたがお住まいの地域にある専門業者3〜4社の見積を無料で取寄せ「見積り内容を比較」することが出来ます。
また、リフォーム比較プロでは厳格な審査基準を設けており、審査を通過した業者のみが登録されています。
評判が悪い業者については 登録削除される仕組みになっているので、安心して利用できます。
専門家に気軽な相談が出来るのでリフォームの失敗がありません。
まとめ
最期までご覧いただきありがとうございます。
この記事では「和室」を「洋室」に変えるポイントを紹介してきました。
最後に、6畳の和室を完全に洋室化したときの費用を紹介して終わりたいと思います。
完全な洋室化ですので、既存の壁材を剥がすリフォーム費用ではありません。…下地としてベニヤ板を張り、大壁仕様にするという場合の費用になります。
- 畳をフローリングに変更:15万円~20万円
- ベニヤ板を上張りし大壁に変更:10万円~15万円
- 壁紙で仕上げる:3万円~5万円
このくらいが相場ですので、すべてを合計して考えると「30万円~40万円」のリフォーム費用が一般的な費用になります。
という事でこの記事は以上です。