窓装飾プランナーのマドカです
巻きずれ(巻き乱れ)のロールスクリーンは早めに直しましょう。
ロールスクリーンの生地を上げたとき、突然スクリーンが斜めに巻き取られて、片側が「竹の子のような形」になってしまった経験はありませんか。
これは、ロールスクリーンの巻きずれ(巻き乱れ)という現象です。
もしそのまま使い続けると、生地が傷んだりほつれの原因にもなりますので、できるだけ早いうちに対処したいですね。
そこで今回は、ロールスクリーンの巻きずれの直し方についてお伝えします。
記事の内容は、
- ロールスクリーンが「巻きずれ」になったときの直し方
- ロールスクリーンが巻きずれ(巻き乱れ)になる原因と対処法
- ロールスクリーンを使うときの注意点
- まとめ
このような流れです。
※ロールスクリーンが巻き上がらない状態でお悩みの方はこちらの記事をどうぞ。
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ロールスクリーンが「巻きずれ」になったときの直し方
最初に結論からいいますと、ロールスクリーンの「巻きずれ」はシールを貼ることで解決します。
国内メーカーのロールスクリーンには、購入の際に「巻きずれ調整用シール」が同封されていますので、これを使って直します。
もしシールが無かったり見当たらないときは、「市販のセロテープ」や「ビニールテープ」でも代用できますので大丈夫です。
「巻きずれ調整用シール」の使い方
シールを貼る前に、まずスクリーンがどちら側にズレているのかを確認しましょう。
窓装飾プランナーのマドカです
「右側に寄ってる?」それとも「左側に寄ってる?」
巻きずれ調整シールやテープは、左右どちらかの「竹の子状」になっている側に貼りつけます。
手順は次の通りですので、下の画像を参考にしてください。
- 手順1.巻取りチューブの地肌(パイプ)が出るまでスクリーンを引き下ろす
- 手順2.生地を寄せたい方向にシール(テープ)を貼る
- 手順3.巻き乱れが直らない場合は、さらにその上からテープを重ねる
窓装飾プランナーのマドカです
「プルコード式」の場合は、シールを貼ったあとストッパーが解除せずに生地が巻き上がらなくなることがあります。その時はパイプを少しだけ奥側に回して手を放すと、スクリーンが巻き上がるようになりますよ。
このように、シールやテープを貼ることで「巻きずれは直せる」と思いますが、ただのズレではなく別の原因で巻きずれになっている可能性もありますので、その原因をきちんと確認しておくことが大切です。
ロールスクリーンが巻きずれ(巻き乱れ)になる原因と対処法
ロールスクリーンが斜めに巻き上がるときは、次のような原因が考えられます。
- ロールスクリーンの設置場所が水平になっていない(傾いている)
- スクリーン本体にゴミ等(突起物)が付着している
- ブラケットが等間隔(正しい位置)に付いていない
- 操作方法が誤っている
では順番にみていきます。
ロールスクリーンの設置場所が水平になっていない(傾いている)
出典:TOSO
1つめは、ロールスクリーンの取りつけ方が水平になっていないケースです。
画像のように本体のフレームがほんの少しでも傾いていると、生地が斜めに巻き取られる原因になります。
このままの状態では、一時的に巻きずれを直せても再び繰り返す可能性がありますので、次のように対処してください。
1.フレームの取り付け位置(設置場所)が水平になっているか確認する
2.斜めになっていたら水平になるよう調整する
スクリーン本体にゴミ等(突起物)が付着している
2つめは、ロールスクリーンに突起物などのゴミがついているケースです。
このような場合でも、スクリーン本体が巻きずれをおこす可能性がありますので、念のため生地を全て降ろしてチェックしてみてください。
ブラケットが等間隔(正しい位置)に付いていない
3つめは、ロールスクリーンを取り付ける際の金具「ブラケット」が、壁や窓枠の正しい位置にネジ留めされていないケースです。
通常であればこのブラケットは、ロールスクリーンの横幅に対して「等間隔」で取り付けますが、もしかすると画像のように左寄りになっていたり、あるいは右寄りになっているかもしれません。
その場合は、次のように対処してください。
ブラケットをスクリーンのフレーム両端から4~6cmの位置を基準にして、等間隔に取り付ける。
操作方法が誤っている
4つめは、操作方法が誤っているケースです。
ロールスクリーンの巻きずれで特にありがちなのが、「スクリーンの端っこ」を引っぱったり、手で上げ下げすることです。
この動作を繰り返しているとスクリーンが斜めに引かれるため、段々と竹の子状に巻きずれしてしまうという訳ですね。
特に画像のような「プルコード式」の場合は、左図のように「スクリーン下部の中央」にグリップと紐がついているため水平に上げ下げが出来ますが、右図のようにグリップが端の方にズレていたりすると生地が斜めにヨレる原因になります。
もしもプルコードの位置が端の方にズレていたら、次のように対処してください。
プルコードを中央に戻して、スクリーンを真下(水平)に引くようにする。
ロールスクリーンが故障だと感じたら?
たとえば、ロールスクリーンが壊れてしまったり、自分では直せないときには販売店やメーカーに連絡してみましょう。
国内メーカーのロールスクリーンであれば、スクリーン内部の「パーツ」や「部品」等が故障している場合、購入してから3年以内の保証があります。
但し、保証期間内とはいえ故障の原因や内容によっては「保証の対象外」となるケースもありますので、故障だと感じたらまずは早急に問い合わせることをお勧めします。
※ロールスクリーンのメーカー保証についてはこちらの記事で解説しています。
【ロールスクリーンの故障】こわれたときの対処法ロールスクリーンを使う際の注意点
ロールスクリーンは多くの部品で構成された「メカもの」ですから、やはり何年も使い続けると何らかの不具合が出やすくなるものです。
ただ「巻きずれ」に関しては、取り付けや操作方法に問題がなければ、ほとんど回避することができます。
特に、ロールスクリーン下側のウェイトバーを直接操作する「グリップ式」や「プルコード式」の場合は、端の方をもたずに必ず中央で操作して、スクリーンが斜めにならないよう水平な状態に保ちましょう。
ロールスクリーンを買い換える場合は「つっぱり式」もお勧めです
また、使えなくなったロールスクリーンを買い換えるときは、「つっぱり式」も便利です。
名前通りつっぱり式なので、取り付ける場所は「壁と壁の間」や「窓枠の内側(枠内の天井付け)」に限られますが、ネジ留めが不要なので手軽に設置できます。
とくに壁や窓枠に穴をあけられない場所にはお勧めですね。
※つっぱり式のロールスクリーンはこちらからご覧いただけます。
※一般的なロールスクリーンはこちらからご覧いただけます。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事をもう一度まとめます。
ロールスクリーンの片側が、斜めに巻き乱れてきたら、
- 巻きずれている側(竹の子状になっている側)をチェックする
- スクリーンを全て引き下ろして「パイプ」が丸見えの状態にする
- 巻きずれしている側と同じ位置に「巻きずれ防止シール」を貼る
この3つの手順で直してみて下さい。
1枚のシールやテープで巻きずれが直らない場合は、重ね貼りで試してみると良いかもしれません。
ということで、今回は「巻きずれで斜めになったロールスクリーンの直し方」をお伝えしました。
困った時はぜひ参考にしてください。
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