クロス職人の親方ブログ

【いい加減な工事】壁紙張替え後に問題やトラブルが起きた時の対処法

壁紙リフォームのクレーム対処法

親方

クロス職人の親方です。

壁紙張り替えのリフォームをした直後にも拘わらず剥がれや浮きなどが気になるときの対処法を紹介します。

せっかくお金をかけて壁紙をリフォームしたのに、仕上がりに満足できないという方が多く、トラブルに巻き込まれることもよくあります。

このようなトラブルを抱えたときの対処法を知っておくと慌てずに済みますので参考にしてください。

この記事では

  • まずは補修を依頼する
  • 違う職人に補修してもらう
  • 別の業者にやり直しを依頼し、かかった費用を請求する

このような対処法を具体的に説明します。

まずは補修を依頼する

親方

実はクロス職人の腕の良し悪しに大きな差はありません。

よく「腕の悪い」職人さんにあたったせいで仕上がりに不満が残ったと聞きます。

しかし、一人前の職人さんであれば「技術」に大きな開きはありません。

では何が違うのか?

結論としては「手間」をかけたか否か?ということです。

時間をかけ丁寧に作業すれば、仕上がりに大きな違いはでないのでトラブルになることはまずありません。

逆にいうと時間も手間もかけず、バタバタとスピードを気にした結果トラブルになるパターンが大半ではないでしょか。

これは「工事単価」に直結した問題になります。

単価が高ければ「手間」をかけることができますし、単価が安ければ最低限度の「手間」しかかけられません。

クロス屋さんにも生活がありますので。

とはいえ、それは別問題なので仕上りに不備があったら施工した業者に手直しをしてもらうべきです。

壁紙の補修は基本無料

壁紙の補修や手直しは基本的に無料で直してもらえます。

ただし、壁紙以外の問題(下地)の場合は事前の打合せ状況によって異なります。

薄い壁紙を使ったことで、下地が目立ってしまったというケースもあります。

クロス屋さんはパテで下地を平滑にしますが、経年による下地材の反りなどはパテで直すことができません。

なので、事前の打合せが重要です。

おこり得る問題の指摘があり、了承したのかという部分があいまいだと泣き寝入りするしかありません。

ですので「下地」についての補修はどちらに責任があるのかを明確にする必要があります。

壁紙の無料補修を要求できるもの

以下の不備がリフォーム直後に見つかった場合、無料で直してもらえます。

  • 壁紙の継ぎ目(ジョイントの開き)
  • 壁紙の剥がれ
  • 枠材や巾木などの隙間

このような場合は工事業者に連絡し対応してもらってください。

すべて技術的な問題ですので、料金が安かったなどの理由は関係ありません。

しかし、繰り返しになりますが「下地」が原因の場合、どちらに責任があるかによって「有料」か「無料」なのか変わります。

違う職人に補修してもらう

補修しても直らないという場合も考えられます。

壁紙を貼るよりも「補修」の方が難しかったりしますので、同じ職人さんが補修に来ても「直せない」可能性があります。

ですので、補修後のチェックで直ってない時には「違う職人さん」に補修を頼むよう伝えてください。

ただし、違う職人さんでも直せない場合は「張替え」てもらう相談も必要だと思います。

壁紙の継ぎ目(ジョイント)の隙間にコーキングを詰めるだけのような補修では後々黒ずんだり、またすぐに目立つこともあります。

壁紙に使う糊の希釈(水で溶かす)で水分が多い場合、接着力が不十分なため、いろんな不備がでますので張替えないと根本的な解決にはなりません。

違う職人さんに補修してもらっても直らない時は「張替え」を頼むという姿勢で良いと思います。

別の業者にやり直しを依頼し、かかった費用を請求する

補修では直らず、張替えになった場合でも前回と同じクロス屋さんでは不安だという方もいると思います。

そんなときには違うリフォーム業者に依頼するしかありません。

とはいえ「料金」の問題が発生しますので、誰が支払うのかを決めないといけません。

ここで重要なのは以下の通りです

  • 自分に責任があれば自分が支払う
  • 業者に責任があれば業者にお願いする

ひとつずつ見ていきます。

自分に責任がある場合とは

ここでいう自分の責任とは「打合せ時にリスクの説明を受けて承知していた」のような場合です。

下地に不備があることを事前に聞いていたにも拘わらず「薄い壁紙」を選んだり、下地を取り替えるよう勧められたのに「下地を交換」しなかったなどが考えられます。

経験値が豊富な業者なら、打合せの段階でリスクを説明します。

承知の上での問題発生なら自己責任といわれても仕方ありません。

リフォーム業者に責任がある場合とは

リフォーム業者に責任があると考えられるのは以下のような場合です。

  • 下地が悪いなどの説明がなかった
  • 薄い材料を使うリスクの説明がなかった
  • ジョイントの開き、壁紙の剥がれなど技術的な要素
  • 補修を頼んでも対応しない

このような時は「業者」に責任があるのは明白ですので「料金」の支払いを求めるべきです。

壁紙リフォーム業者選びの重要性

このようなトラブルが起きるのは「業者選び」のミスが原因です。

1社のみの見積りで決めてしまったり、価格が安いという理由だけで選んでしまうと失敗する可能性が高くなります。

業者選びでは「担当者の印象」や「見積書の丁寧さ」で判断すると大きくハズレることはありません。

自分が注意することで避けられるのは「業者選び」の部分が圧倒的に多いので慎重に選んでください。

これから業者選びを考えてる方には【壁紙の張り替え業者】クロスのリフォーム業者を選ぶ方法と値段の比較ができる記事もおすすめです。

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まとめ

壁紙を張替えるリフォームでトラブルが起きた時の対処法を記事にしました。

安い「単価」の場合、クロス屋さんは手抜きになりがちです。

説明した通りですが、大方のクレームは職人さんの手抜きによるものなので、しっかり指摘し、補修を頼んでください。

高くて手抜きの業者は論外ですが、「単価」や「工事金額」の高い業者はそれなりの理由があるかも知れないと考えると選ぶ基準が変わるかもしれません。

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