親方
フロアタイルの浮きが気になる方向けの記事です
先日SNSで以下のツイートを見かけました。
ちょっと気になったので👀
最近新築でも賃貸のお部屋では床材はフロアタイル仕上げになってる物件をよく見るようになってきましたね👀
一定数こんなのが現れますね👀#新築マンション#賃貸マンション#1Kマンション#フロアタイル pic.twitter.com/wvdNMrN5ek
— お掃除侍”丸” (@osouji_samurai) May 22, 2020
画像を見ると分かりますが、明らかにフロアタイルが浮いています。
「これは業者の手抜きなのでしょうか?」
原因は手抜きではなく「知識不足」なのではないかと思います。
ということで、フロアタイルの浮き・突き上げの理由と対処法について記事にしたいと思います。
フロアタイルが浮かない施工方法
フロアタイルを施工するうえでは前提となる大事な条件が公式サイトに書いてあります。
それは、「温度」についてのことです。
- 施工時の室温は10℃以上が望ましい
- 急激な温度変化は避ける
- 使用する床材を施工する場所の温度になじませる
- 夏の暑いときには接着剤の取り扱いに注意する
このような説明があるので、あらかじめ空調などを使いフロアタイルが貼れる温度調整が必要です。
加えて、フロアタイルの「浮き」や「突き上げ」を防ぐには注意するべきポイントがあります。
- フロアタイルの下地
- 接着剤のオープンタイム
- フロアタイルの取り扱い
順番に見ていきます。
フロアタイルの下地
フロアタイルを貼る場合、下地状況に注意しないと施工不良の原因になります。
例えば・・・
- 不陸
- 乾燥
- 汚れ
この辺りは重要なポイントだと言えます。
要するに、「綺麗な下地」を作らないとフロアタイルが浮いてしまう原因になります。
具体的には・・・
- パテで平滑な下地を作る
- 下地(モルタル)を十分乾燥させる
- ホコリ、油脂類、塗料、ワックスなどを取り除く
詰まるところ、接着剤の性能を落とさない下地作りが必要だという事になります。
また、コンクリート下地などに直接フロアタイルを貼る場合は下地水分の指数にも注意が必要です。
ちなみに、コンクリートに10%以上水分があれば施工はできません。
接着剤のオープンタイム
床用の接着剤には「オープンタイム」というものがあります。
簡単に言うと、「接着剤を塗布した後すぐに貼らない」という事です。
ただ、オープンタイムは以下の要素で異なります。
- 接着剤の種類
- 季節
- 気温
ご覧のようにオープンタイムはすべて統一ではないので、状況に応じた正しいオープンタイムを取る必要があります。
ちなみに、ほとんどの接着剤の容器にはオープンタイムの目安が書いてありますので参考にしてください。
フロアタイルの取り扱い
フロアタイルは先ほど述べた「下地とオープンタイムが適切」でも浮いたり剥がれたりすることがあります。
理由はフロアタイル自体の伸縮によるものです。
分かりやすく言うと、「温度が高ければフロアタイルは伸び、気温が低ければ縮む」という事になります。
つまり、フロアタイルの浮きや突き上げは、フロアタイルが伸びたことが原因だと言えますし、気温が下がれば目地に隙間ができる現象も見られます。
それらを防ぐための最後のポイントが「フロアタイルの取り扱い」です。
具体的な取り扱い方法は以下の通りです。
- フロアタイルを馴染ませる
- 仮敷きする
- 施工後養生期間を取る
このようになりますが、1つずつ詳しく解説します。
フロアタイルを馴染ませる
フロアタイルを貼る前には箱から出し一定期間馴染ませる必要があります。
低温時はタイルを箱から出して表面を上に積み重ね、24時間以上室温に馴染ませてください。
サンゲツ
つまり、「フロアタイルを箱から出してすぐに貼るな」ということです。
仮敷きする
ここで言う「仮敷き」とは、接着剤を使用せずにフロアタイルを敷きこむことです。
最もベストな方法は「仮敷き」しつつ、「フロアタイルを馴染ませる」ことではないでしょうか。
要するに、仮敷きしたら翌日以降に接着剤を塗布すれば「馴染ませる」こともクリアできます。
施工後養生期間を取る
フロアタイルを接着剤で貼った後には十分な圧着が必要です。
また、水洗いやワックスの塗布は一定期間後に施工するよう注意書きがあります。
施工後、エマルジョン系接着剤の場合は1週間以上、溶剤系接着剤の場合は2日以上の養生期間を取った後で、水洗い・ワックスがけをお願いします。
養生期間中は直射日光、空調による急激な温度変化を避けてください。
サンゲツ
分かりやすく言うなら、フロアタイルを貼った直後は「立ち入り禁止」などの処置をして接着剤を硬化させる必要があるという事になります。
フロアタイルの浮きを補修する
フロアタイルが浮いてしまった時の補修方法は次の通りです。
- ドライヤーなどで温める
- 長い部分をカットする
- 瞬間接着剤で接着する
伸びてしまったフロアタイルをカットしますが、温めることでカットが要らないケースもあります。
フロアタイルが縮んだ時の補修
フロアタイルが縮んで目地に隙間ができた時の補修には床用のコーキングを使えばOKです。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。。
この記事では「フロアタイルの浮き・突き上げ・剥がれ」について記事にしました。
フロアタイルの施工方法をまとめると
- 室温(10℃以上)に注意する
- 綺麗な下地で施工する
- 接着剤のオープンタイム・養生期間に注意する
このようになります。
また、補修する場合は、フロアタイルをドライヤーで温めることがポイントになります。
という事でこの記事は以上です。
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