私たちが普段から何気なくつかっている「レースカーテン」
そんなレースカーテンにも様々な機能があったり、ちょっと違ったスタイルで作れるのをご存知でしょうか。
一般的にレースカーテンの役割は、日中の「室内の様子をみえにくく」したり「窓辺を美しく飾る」ことですが、他にはどんな機能があるのか気になりますよね。
そこで今回は、レースカーテンの種類とスタイルについてご紹介します。
レースカーテンの機能にはどんなものがある?
レースカーテンには、大きく分けて
「外からの視線を防ぐ」
「紫外線を防ぐ」
「熱を遮断する」
「花粉をキャッチする」等…。
その他にも様々な機能があります。
窓まわりの環境は人それぞれですが、住まいに適した機能やデザインを選ぶことは、快適なライフスタイルにつながります。
レースカーテンの選び方
レースカーテンを選ぶポイントとしては、機能とデザインのどちらを優先したいかということです。
例えば「機能性」で考えてみると、
外からの視線が気になるときはミラーレース。
紫外線が気になる場合はUVカット。
という選び方になりますが、これに対して「デザイン」で考える場合は、刺繍付きだったり、好きな色柄で選ぶ。という選択肢になります。
つまりレースカーテンをデザインで選ぶ場合は、自分の好みが優先できると言えるでしょう。
また生地選びで迷ったときには、まず「部屋の方角(光の入り方)」や「外からの視線(プライバシー)」を確認すると素材が絞りやすくなります。
生地を選んだ後は、次に使い勝手を考えましょう。
例えば、左右開きでシンプルに使うなら、プリーツ仕立てのレースカーテン。
開閉の少ない窓だったら、おしゃれなバルーンシェード。
というように、窓の形やお部屋のテイストにあわせて選ぶのがおすすめです。
ではどんな種類のレースカーテンがあるのか順番にみていきましょう。
レースカーテンの種類
ボイルレースカーテン
ボイルレースは、ポリエステルや綿を平織りにした薄い織りが特長で、レース生地の中でも人気の高いレースカーテンです。
シンプルでさらりとした「キメ細かな手触り」が魅力です。
薄地で透過性がありますので、特に外からの視線が気にならない場所に向いています。
掃き出し窓・腰高窓・出窓におすすめです♪
ラッセルレースカーテン
レースカーテンの大半を占める、透かし穴と編みが特長のラッセルレースカーテン。
古くから、レースといえばラッセルレースを指すことも多く、この編み目にこだわる方もいらっしゃいます。
ザラっとした質感がほしい方に、お勧めのレースカーテンです。
透け感があるので、特に外からの視線が気にならない場所に向いています。
掃き出し窓・腰高窓・出窓におすすめです♪
カラーレースカーテン
最近はバリエーションも多いカラーレース。色使いも豊富で無地でも存在感があります。
一見使いにくそうなカラーレースですが、お部屋のインテリアや家具の色に合わせてコーディネートすれば、とてもおしゃれな空間をつくれます。
厚地カーテンに白系のシンプルなものを選ぶとカラーがひき立ちますし、茶系等のダーク色を合わせるとモダンな印象になります。
掃き出し窓・腰高窓・小窓・間仕切りにおすすめです♪
エンブロイダリーレースカーテン
エンブロイダリーレースの機械によって、生地に刺繍模様を施したレースカーテンをエンブロイダリーといいます。
女性らしさを演出するならエレガントな刺繍を表現することができ、お部屋が華やかな印象になります
例えば、厚地のカーテンに花柄を選べばよりエレガントな印象になりますし、無地を選べば控えめで落ち着いた印象にもなります。
掃き出し窓・腰高窓・出窓におすすめです♪
レースカーテンの機能
ミラーレースカーテン
ミラーレースは、日中の外からの視線を防ぐレースカーテンです。
光沢のある糸を生地の裏面に使用することで光の反射率が大きくなり、室内を見えにくくする仕組みです。
昼間のプライバシーが気になる方にお勧めのレースですが、夜は電気をつけると室内が丸見えになるので注意が必要です。
また普通のレースに比べてプライバシー性能を優先させるため、比較的厚めの生地が多くなります。
掃き出し窓・腰高窓・出窓・小窓におすすめです♪
ウェーブロンシアー
ウェーブロンシアーは、昼夜共に外からの視線を防ぐレースカーテンです。
特殊な糸をつかい太陽の光を反射させることで外からのプライバシーを守るので、夜もレース1枚で過ごす方に向いています。
生地の特性上、室内からも外がみえにくくなってしまうことがあります。
掃き出し窓・腰高窓・におすすめです♪
遮熱レースカーテン
遮熱レースは、遮熱糸が日射を乱反射させることでカーテンを通過する赤外線を減らし室内温度の上昇を防ぐ省エネ対策カーテンです。
特に強い日差しが気になる西向きの窓や東向きの窓におすすめです♪
UVカットレースカーテン
UVカットレースは、紫外線効果のあるレースカーテンです。
室内の日焼け(色あせ)の原因となる紫外線を吸収し、生地を透して入ってくる紫外線の量を低減します。
紫外線が気になる方におすすめです♪
レースカーテンのスタイル
レースカーテンには、見ているだけでうっとりするお洒落なスタイルがあります。
その種類には、日常の生活に欠かせない開閉するものと、窓を装飾する目的でつかう開閉しないものがあります。
センタークロス
センタークロスは、真ん中を少しだけ重ね合わせるレースカーテンです。
レース本体の「中央」や「裾」に、フリルやフリンジ(縁飾り)をつけることができます。
両開き中央のカーテンフックを交差させてリングランナーにかけると、カーテンが左右に開かずに固定されます。
またフックを交差しなければ、普通の両開きカーテンとしても使えます。
縦長の窓におすすめのスタイルです♪
※開閉できます。
クロスオーバー
クロスオーバーは、中央を3分の1程度かさねて縫い合わせたスタイルです。(一体型)
中央と裾には、フリルや刺繍フリンジをつけることができます。
掃き出し窓・出入りのない等・FIX窓におすすめのスタイルです♪
※開閉できません。
スカラップカーテン
M字型スカラップの裾にフリルを付けたスタイル。
フリルをあしらった可愛いデザインは、室内からも室外からも美しい窓辺を演出します。
出窓におすすめのスタイルです♪
※開閉できません。
アーチ型レースカーテン
アーチ状の裾に刺繍トリムを付けたスタイル。
トリムは大人っぽい上品な窓辺を演出するのにぴったりです。
出窓におすすめのスタイルです♪
※開閉はできません。
セパレーツ・リボン付
リボンの付いたセパレート型のスタイル。上部は一体型の縫製になります。
多角の出窓や連続した小窓、FIX窓におすすめの可愛らしいスタイルです♪
※開閉はできません。
セパレーツ・トリム付
トリムの付いたセパレート型のスタイル。上部は一体型の縫製になります。
多角の出窓や連続した小窓、FIX窓におすすめのフェミニンなスタイルです♪
※開閉はできません。
シェードで選ぶレーススタイル
プレーンシェード裾トリム
プレーンシェードの裾に刺繍トリムを付けたスタイル。
シンプルな生地が、裾にアクセントを加えるだけでエレガントな印象になります。
腰高窓におすすめのスタイルです♪
※上下に開閉します。
シャープシェード・カラーバー
横に等間隔のカラーバーを入れたシャープシェード。カラーは6色から選べます。
透明感のあるレース生地にカラーを取り入れることで、グッと明るい印象になります。
腰高窓におすすめのスタイルです♪
※上下に開閉します。
シャープシェード・バイアステープ
バイアステープを付けたシャープシェード。バイアスは付けたい位置を選べます。
テープをアクセントにすることで引き締まった印象になります。
腰高窓におすすめのスタイルです♪
※上下に開閉します。
バルーンシェード・共生地フリル
バルーンの形が特長のフリル付きシェードスタイル。
膨らんだスワッグ部分のフリルが優雅な雰囲気を演出します。
生地を上げると裾がバルーンの形になり、生地を下ろすと裾は真っ直ぐになります。
掃き出し窓や腰高窓におすすめのスタイルです♪
※上下に開閉します。
ムースシェード
中央をしぼったようにみせるシェードスタイル。(昇降コードで上げ下げします)
生地を上げると裾の中央が絞られ、生地を下ろすと裾は真っ直ぐになります。
玄関先の飾り窓や採光用の小窓をおしゃれに魅せるスタイルです♪
※上下に開閉します。
オーストリアンシェード
さざ波のように半円を描いた美しいウェーブが優雅でゴージャスなシェードスタイル。
昇降コードで開閉します。
掃き出し窓におすすめの華やかなスタイルです♪
※上下に開閉します。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
このように「レースカーテン」とはいっても、色んな種類がありますよね。
オーダーなら自分の好きな形やデザインが作れます。
窓の雰囲気にあわせて、ぜひ自分好みのオリジナルスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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