クロス職人の親方ブログ

【新築の壁紙が汚い】クロス職人の見習いが貼った?そんな時の対処法

新築のクロスが汚い

親方

この道30年クロス職人の親方です。

せっかく新築でマイホームを建てたのに…仕上りが汚い。

そんなときの対処法を紹介します。

新築のクロスが気に入らない時、どう対応すれば良いのかお悩みではないでしょうか。

この記事では以下のような内容を説明します。

  • 新築クロスの仕上り適正レベルとは?
  • クロスが汚くなる原因
  • 対処法①クロスを張替えてもらう
  • 対処法②クロス屋さんを変えてもらう

この記事で悩みが解消されれば幸いです。

新築クロスの仕上り適正レベルとは?

親方

新築の壁紙って、どのくらいの仕上りが合格ラインなのでしょうか?

この章ではクレーマーにならないために、仕上がりの品質を説明します。

結論からいいます。

新築クロスの仕上がりは、施主が「綺麗」だと思えたら適正です。

ただ、綺麗と感じるのは主観的で個人差があります。

しかし、お金を払う以上は「家主」の主観が全てです。

一般的に、工務店やハウスメーカーでは引渡し前に「自主検査」を行いますので、基本的には合格ラインで引き渡されます。

自主検査で不備があれば、引き渡す前に改修され、お客さんは不備に気づくことなくマイホームに入居となります。

それでも汚いと感じる場合の原因は

  • 自主検査で見落としがあった
  • そもそも自主検査がされてない
  • 自主検査は行われたが改修されなかった

このような感じだと思います。

ひとつずつ詳しくみていきます。

自主検査で見落としがあった

自主検査といっても人間のすることですので「完璧」という訳にはいきません。

隅々までチェックしたつもりでも、見落としがあることもあります。

そんな見落としレベルなら簡単に改修できますので、すぐに不備を伝えるべきです。

見落としレベルではなく、パッと見で酷いと感じる場合はクレームをつけても問題ありません。

そもそも自主検査がされてない

自主検査や点検をせずに引き渡しする業者も「まれ」にあります。

それは会社の方針でしょうから良いのですが、その場合は最低でも「施工者」が自主的な点検をするべきです。

壁紙の工事は「工務店」や「住宅メーカー」では、自社の社員が施工するわけではありません。

下請けの「内装屋さん」「クロス屋さん」が責任施工というスタイルが大半です。

とはいえ、仕上りが汚い場合はクレームをつけるべきです。

自主検査は行われたが、改修されなかった

自主検査で「不備」が見つかっても対応しないのは最悪です。

このぐらいで良いだろうと甘く見られているのかもしれません。

いずれにしても納得いく仕上がりになるまで「改修」してもらうべきだと思います。

クロスが汚くなる原因

それでは、下地も新品の新築でクロスの仕上りが汚い原因はというと

  • クロス屋さんの技術不足
  • 大工さんの技術不足

このように考えられます。

クロス屋さんの技術不足

クロス屋さんによっては、まだまだ技術不足だと感じる人もいます。

分かりやすくいうと、修行中の「弟子」です。

一人前のクロス屋さんなら、明らかに汚いというミスは考えられません。

一般の人が見て「汚い」と感じるのは

  • クロスの継ぎ目(ジョイント)
  • 柄があってない
  • パテの跡が目立つ

などが考えられます。

このようなミスが原因で「汚い」と感じるなら「半人前」のクロス屋さんが施工したのかもしれません。

大工さんの技術不足

クロス屋さんではどうしようもない場合もあります。

いわゆる「下地」です。

クロスの下地として使われる「プラスターボード」の張り方が悪いと「パテ処理」では平滑に出来ない事もあります。

見分け方は、天井や、壁が「波打ってる」ように感じたら「下地」が原因かもしれません。

それ以外が綺麗なら大工さんが原因かもしれません。

いずれにしても「汚い」と感じるなら直してもらうのは当然なので、対処法を説明します。

※パテについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

パテが目立つ【クレーム案件】新築なのにクロスのパテが目立って壁がボコボコの「原因」

対処法①クロスを張替えてもらう

対処法で考えられるのは、壁紙を「張替え」てもらうことです。

繰り返しになりますが

  • クロスの継ぎ目(ジョイント)が目立つ
  • 柄があってない
  • パテの跡が目立つ

このような症状はクロス屋さんの「技術不足」が原因なので、張替えを依頼した方がスッキリします。

とはいえ、壁紙の張替えでは、プラスターボードの上に「裏紙」が残りますので、気分的にスッキリしない人もいるのではないでしょうか。

天井や壁が波打ってるように見えるなら「下地」の交換も必要です。

しかし、下地の交換は工事期間が延びるうえ費用も高くつきます。

なので、そこまでするのは可哀想だと感じたら我慢するしかありません。

対処法②クロス屋さんを変えてもらう

親方

最善の対処方法はこの章です。

納得できないかもですが、このあたりで妥協してください。

下地の交換までもは要求しない代わりに「クロス屋さん」の変更を要求するのは妥当です。

上手いクロス屋さんなら、下地の問題も「パテ処理」でうまく調整できるかもしれません。

下地が目立つ原因は「光」ですので、凹凸部分を緩やかになるようパテを広げることで見た目は誤魔化せます。

上手いクロス屋さんはパテの重要性を理解してますので、やり直しの案件では「パテ処理」に神経を使うのではないでしょうか。

ですので、クロスが汚いと感じたらクロス屋さんを変更してもらい、張替えてもらうのがベストだといえます。

もちろん「汚い」と感じるのは主観的な部分ですので、気が引けると感じれば我慢する方が良いかも知れません。

まとめ

新築のクロスが汚いときの対処法を記事にしました。

最後に分かりやすくまとめたいと思います。

クロスが汚いときの対処法

  • クロス屋さんを変えて、クロスを張替えて貰う

クレーマーだと思われない境界線

  • 逆にクレーマーだと思われても納得できるマイホームが優先

こんな感じです。

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