クロス職人の親方ブログ

【壁紙張り替えの材料】壁紙の選び方だけで仕上がりが変わる?失敗を防ぐ方法

壁紙リフォームの選び方で悩む女性

親方

クロス職人の親方です。
壁紙張り替えで「薄すぎる材料」を使うとヤバいかもです。

壁紙のリフォームでは、どんな材料を使うのかで仕上りに差が出る場合があります。

例えば

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ID非公開さん

2018/3/3108:32:49

リフォームが雑すぎて困ってます。

中古マンションを購入し、全面リフォームしました。

完成後見たところ、壁紙の貼りかたが雑すぎて、直したいところがたくさんあります。(10箇所以上)
写真は、出窓のカウンターと壁の境目です。これはどう思いますか?
このくらいは許容範囲ですか?
ちなみに反対側は、写真はありませんが壁紙とカウンターの間に隙間があいています。

大金を払ったのだし、入居前しか大々的にリフォームできないのに、とっても残念です。今日の午後、責任者の方にきてもらい、話しますが、どのくらいが許容範囲なのか、素人では分からないので教えてください。
でも、私が職人だったらこれはないと思いますが…(>_<)

Yahoo知恵袋より引用

Yahoo知恵袋にこのような質問がありました。

写真はありませんので確認できませんが、このような状況にならないよう説明したいと思います。

ということで、この記事では

  • リフォーム時に壁紙を選ぶ注意点
  • 壁紙の選び方
  • 失敗しない業者選び

について紹介します。

リフォーム時に壁紙を選ぶ注意点

まず、リフォームは新築ではないということを頭に置いてください。

つまり、新品の壁紙下地ではないということ。

詳しく説明します。

  • 新築は壁紙を貼る下地も新品
  • 壁紙張替のリフォームは下地が中古

このようになります。

「当たり前でしょ?」

と思われるかもですが、結構重要なポイントのなりますので、詳しく説明します。

新築は下地も新品

当然ですが、新築時には壁紙の下地であるプラスターボードや合板も新品です。

新品の下地では、ボードの繋ぎ目がそのままの状態ですので、平滑にするためクロス屋さんが下地処理としてパテ埋めします。

薄い壁紙を使う場合は特に慎重に「ビス穴」や「釘穴」にも念入りにパテ処理を施し凹凸のない下地に仕上げます。

パテ処理こんな感じです。

パテ処理後にサンドペーパーでさらに平坦な下地にしていきます。

なので、新築のプラスターボードでは、壁紙も浮くことなく綺麗に仕上げる事ができます。

壁紙リフォームは下地が中古

一方、リフォームで壁紙だけを張替える場合ですが、壁紙を剥がすと裏紙という薄い紙が残るように設計されています。

張替え下地

壁紙を剥がしても画像のような状態です。

画像の通り、裏紙が残った状態では「パテ処理の跡」が全く分かりません。

つまり、壁紙を張替えるリフォームでは下地の状態が直視できず平滑なのか判断できないのです。

これが「壁紙リフォーム」で薄い壁紙を選んだ際の仕上りの難しさだと言えます。

ですので、苦情として多い「ボコボコしている」を完全に防ぐには下地まで交換が必要なこともあります。

とは言え、単純に「業者の手抜き工事」が原因の場合もあります。

「技術不足」「打合せ不足」「経験不足」では下地の良し悪しに関わらず綺麗に仕上がりません。

こんな「業者選び」の失敗は出来るだけ避けたいものです。

しかし、業者によっては利益が少ない案件だと「手抜きする業者」もありますので慎重になる必要があります。

業者選びについては【壁紙の張り替え業者】クロスのリフォーム業者を選ぶ方法と値段の比較ができる記事が参考になると思います。

壁紙業者の探し方【壁紙業者の探し方】5分で分かるクロス張り替え業者を選ぶ方法「クロス職人のおすすめ」

リフォームする時の壁紙の選び方

そんな壁紙リフォームでの、壁紙の選び方ですが上記を踏まえて考えると「下地」に左右されない壁紙を選ぶことが最善の方法だと言えます。

壁紙の「隙間」や「切り方」はクロス屋さんの技術の問題ですので、上手い職人さんをお願いしますと依頼することで解決しますが「ボコボコ」など、下地の問題は予算に左右されます。

下地を変えるだけの予算があれば、どんなに薄い壁紙でも問題ありません。

しかし「そこまでの予算はない」と言う場合では、クロス屋さんが「裏紙」まで剥がし、下地を直視し、パテを使って下地を作り変えるしかありません。

これだけでも大変な手間ですので、費用は別途必要です。

リフォーム推奨の壁紙から選ぶ

なので「出来るだけ予算を掛けたくない」と言うなら、リフォーム推奨の壁紙を使うことが後々不満が残らない上手な選び方だと思います。

リフォーム推奨の壁紙については【リフォーム推奨品】張替えの壁紙が見つからない時にはどうすればいいの?という記事をご覧ください。

リフォーム推奨品カタログ【リフォーム用の壁紙】推奨品がおすすめ!張替え用のクロスを選ぶ方法

デザインや機能で選ぶ

上記では下地に左右されない「リフォーム推奨品」を紹介しましたが「デザイン」や「機能面」といった部分を重視して選びたいという方も多いと思います。

壁紙・クロスの選び方】もう迷わない「プロ」が教える基本編という記事ではそのあたりを解説しています。

壁紙・クロスの選び方【壁紙・クロスの選び方】もう迷わない「プロ」が教える基本編

部分的にデザインを変える「アクセントクロス」という手法もあります。

アクセントクロスを壁の一面だけに使うことで「おしゃれ」「素敵」「エレガント」にできます。

使い方や選び方が知りたい方は【アクセントクロス40選 】失敗したくない方にプロが選び方を解説という記事をご覧ください。

アクセントクロス【アクセントクロス】サルでもわかる7つのポイントをプロが徹底解説!「実例」「選び方」「失敗しない方法」を伝授

失敗しない業者選び

壁紙のリフォームで失敗しないために一番大事なポイントは「業者」選びだと言えます。

また引用になりますが…

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ID非公開さん

2017/12/1923:46:49

リフォーム業者にフローリング・壁紙・巾木の交換を依頼したのですが、
壁紙の仕上がりにあまり納得がいかない状況です。

人手による作業ですし、ある程度致し方ないだろうとは思うのですが、
最初から剥がれているような所もあり、かなり下手なのではないかと思っています。

業者にはまだ半金を支払っていませんし、逃げられる前に
クレームを入れるべき所は直させようと考えていますが、
専門性のある方から見てこの仕上がりはどのように思われますでしょうか。
上手or下手の基準を判断することが私には難しいので、ご意見を頂けると助かります。

1:見づらいですが、角の部分で壁紙が破れています。
2:ちょっと汚すぎではないでしょうか。
3:見づらいですが、壁紙のミミの部分が波打っています。ハサミで切った?
4:壁紙が剥がれています。さすがにこれは修正対象だと思っています。
5:(3)と同様に壁紙のミミが波打っています。左側はミミがほとんどありませんが、右側は結構あります。
6:ちょっと下手すぎではないでしょうか。

Yahoo知恵袋

このようなトラブルは頻繁に発生しています。

せっかくお金をかけて壁紙をリフォームする訳ですので、万全の準備で望んでください。

張替えリフォーム以外の「壁紙の選び方」はこちらをどうぞ。

壁紙・クロスの選び方【壁紙・クロスの選び方】もう迷わない「プロ」が教える基本編

まとめ

壁紙リフォームについて記事にしました。

不満が残る要因としては

  • 仕上りが気に入らない
  • デザインが気に入らない
  • 施工業者の対応が気に入らない

このあたりが考えられます。

最後にまとめると

  • 仕上りが気に入らない→リフォーム推奨品を選ぶ
  • デザインが気に入らない→選び方を学ぶ
  • 施工業者の対応が気に入らない→業者の選定に慎重になる

このようになります。

壁紙のリフォームで絶対に失敗しない方法も記事にしています。

壁紙のリフォームが分かる【100%】クロスのリフォームが分かる!プロが教える壁紙張替え

リフォーム業者の賢い探し方

リフォームの専門業者は沢山ありますが「価格」や「仕上り」で満足できる業者を探すことが1番大事なポイントです。

1社だけで工事を決めてしまうと「ぼったくり」ではありませんが「リフォーム費用が適正なのか?」判断が出来ません。

ということで、おすすめ出来る「リフォーム業者比較サイト」を紹介します。

一括見積を取って最適な業者を探す。

おすすめの比較サイトは「リフォーム比較プロ」です。

リフォーム比較プロは累計利用者数30万人を超える総合リフォーム比較サイトです。

自宅にいながら「スマホ」や「パソコン」から気軽に複数社の見積もりを取寄せることができます。

チェックポイント
  • 3~4社の相見積りが比較できる
  • 必要事項が少なく「60秒」で無料見積りが取れる
  • 厳選された加盟店の工事だから安心
  • 自分にあったリフォーム会社をじっくり選べる

壁紙リフォームは、いざ工事に取り掛かったら「クロス以外」の工事も発生しがちなリフォームです。

「リフォーム比較プロ」で相見積もりを取り、業者を「比較」すれば自分の条件にあった最安値の会社を探せます。

リフォーム比較プロは、あなたがお住まいの地域にある専門業者3〜4社の見積を無料で取寄せ「見積り内容を比較」することが出来ます。

また、リフォーム比較プロでは厳格な審査基準を設けており、審査を通過した業者のみが登録されています。

評判が悪い業者については 登録削除される仕組みになっているので、安心して利用できます。

専門家に気軽な相談が出来るのでリフォームの失敗がありません。