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【遮光カーテン】1級・2級・3級の違いと光漏れを防ぐ取りつけ方

完全遮光1級カーテン

太陽光の強い陽射しを防いだり、お部屋のプライバシーが必要なときに、遮光カーテンという選択肢があります。

遮光カーテンを選ぶ時にとても重要なのが、遮光の等級を正しく理解して選ぶこと。

ひとくちに遮光カーテンといっても、1級・2級・3級にランクが分かれていて、その効果には大きな違いがあるのです。

せっかく購入したのに、効果が足りなかったり、一方で暗くなりすぎては意味がありませんよね。

今回は、遮光カーテンの等級による効果の違いと、光漏れを防ぐ取り付け方についてお伝えします。

※遮光1級・2級・3級の北欧カーテンに興味のある方は、こちらも覗いてみて下さい。

【スミノエ デザインライフ】北欧カーテン45選!遮光生地を集めました

遮光カーテンとは?

まず、遮光カーテンとはどういうものでしょうか?

遮光カーテンは、文字通り、光を遮ることを目的としたカーテンのことです。

日中の眩しい陽射しや西日などを遮り、夜には室内の明かりを外に漏らさないという機能性があります。

このような効果が得られる理由には、遮光カーテンの生地にひみつがあるのです。

2つの画像で比較してみましょう。

遮光効果の無い一般的なカーテンの裏地

こちらは、普通のカーテン(遮光無し)の裏面です。

一般的な種類の生地は、表側のデザインが裏からみても分かり、薄地のため光が通りやすくなります。

遮光1級カーテンの裏地

一方、こちらは遮光1級カーテンの裏面です。

裏地がグレーのような無地になっているのがお分かりいただけると思いますが、これが遮光機能をもたらしています。

つまり、裏地の部分に黒っぽい糸を織り交ぜることで遮光効果を高め、光を通しにくくしています。

遮光カーテンを選ぶ理由と条件

では、遮光カーテンを選ぶ理由には何があるでしょうか?

  • 朝日や西日による陽射しが眩しい
  • 帰宅時の部屋の明かりが外にもれるのがイヤ
  • プライバシーを守りたい
  • 家具などの日焼け防止
  • 畳の色褪せを防ぎたい
  • 赤ちゃんのお昼寝のため
  • 仕事上の都合で日中に睡眠が必要
  • 空調効率のUP

ほぼこのような理由があてはまるのではないかと思います。

遮光カーテンを選ぶといっても、「ただ暗くなればいい」と思うかもしれません。

でも暗くしたい条件は人それぞれで、全てが同じではないですよね。

光りを完全に遮断したい人もいれば、暗くしたいけど真っ暗なのは苦手という人もいます。

このような条件にあわせて、遮光カーテンを選ぶときには等級を使い分ける必要があります。

遮光カーテンの等級の違い

遮光カーテンの等級は、大きく分けて完全遮光1級遮光1級遮光2級遮光3級の4タイプに分類されています。

完全遮光1級 遮光率100% 人のシルエットが認識できないレベル
遮光1級 遮光率99.99%以上 人の顔の表情が認識できないレベル
遮光2級 遮光率99.80%~99.99%未満 人の顔あるいは表情がわかるレベル
遮光3級 遮光率99.40%~99.80%未満 人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル

数字上ではわずかな差にみえますが、人の目は0.1%の光漏れを察知してしまうようです。

このように、遮光カーテンの機能には差があるため、目的に合った等級を選ばないと失敗してしまいます。

ではどのような違いか、等級を順番にみてみましょう。

完全遮光1級(遮光率100%)

完全遮光 遮光1級カーテン
人のシルエットが識別できないレベル

完全遮光1級カーテンは、かなり真っ暗な状態になります。

生地の裏面に特殊な樹脂などのコーティングがされていて、生地本体からの光漏れもほとんど感じられません。

騒音に対しても高い効果を発揮するので、防音カーテンとしての需要が高く、車の音がうるさい道路に面した窓や、電車の騒音が気になる場所、室内で楽器を演奏する場所にも向いています。

完全遮光1級は裏面のコーティングの作用で、白っぽい色でも高い確率で光を遮断することができますが、完全に光を遮るときに注意したい点は、カーテンと窓の隙間による光漏れです。

なので、カーテンの取り付け方にも配慮したほうがいいでしょう。

※完全遮光1級をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にして下さい。

【完全遮光1級カーテンとは】防音としての効果やメリット・デメリット

遮光1級(遮光率99.99%以上)

遮光1級カーテン
人の顔の表情が識別できないレベル

遮光1級カーテンは、ほぼ暗くすることができます。

ただ同じ遮光1級でも、白などの明るい色は少しだけ光を採り込む可能性があるので、暗さを求める場合は、ダーク系の色を選ぶのがおススメです。

白っぽい遮光1級は、通常よりも少しだけ明るいと思った方が間違いないかもしれません。

遮光2級(遮光率99.80%~99.99%未満)

遮光2級カーテン
人の顔あるいは表情が分かるレベル

遮光2級カーテンは、やさしい光を採り込みます。

真っ暗にならず程よい明るさを確保できるので、遮光カーテンの中でも人気がある等級です。

透け具合が欲しい時におススメの遮光カーテンです。

遮光3級(遮光率99.40%~99.80%未満)

遮光3級カーテン
人の表情は分かるが事務作業には暗いレベル

遮光3級カーテンは、うっすらとした光を採り込むので、明るさを感じる等級です。

なので遮光機能としては気休め程度にしかならず、あまり期待しない方が正解だといえます。

普通のカーテンに比べれば多少の効果は感じられますが、わずかに光を遮る程度にとどまります。

3級の遮光カーテンを選ぶときには、ある程度の光を通すものと考えておきましょう。

普通のカーテン(遮光無し)

非遮光品 遮光なしカーテン

遮光なしのカーテンは、外からの光を採り込みます。

一般的に室内は明るくなるので、日中の間にカーテンを閉じても室内が真っ暗になることはありません。

同じ生地による遮光等級の違い

たとえば同じ柄の生地でも、茶色は遮光1級、ベージュは遮光3級と表示されている場合があります。

この理由は、色による透過性の違いによるもので、茶色なら光を通しにくく、ベージュなら光を通しやすくなるということです。

これは同じ等級のカーテンにも当てはまり、濃い色は透けにくく、淡い色は透けやすくなってしまいます。

また、窓の方角や光の入り方によっても影響があるといえるでしょう。

なお完全遮光1級カーテンについては、前述のように、生地裏面の特殊コーティングでほぼ同じ効果が期待できるため、白っぽい色でもあまり差はないといえます。

遮光カーテンは種類が限られているので、お気に入りがみつからないケースもあると思います。

このような場合は、遮光の裏地をつけて機能を満たす方法があります。

※遮光裏地について興味のある方は、こちらの記事を参考にして下さい。

【遮光カーテンのつくり方】手持ちのカーテンに裏地をつける簡単ウラ技

光漏れを防げるカーテンの取り付け方

では、同じ遮光カーテンでもきちんと効果を感じられる場合と、そうでない場合があるとしたら、その原因はどこにあるでしょうか?

それは、カーテンの大きさ(サイズ)や取り付け方の違いです。

たとえ遮光生地でも、窓とカーテンの隙間から光を感じることで、その効果は半減してしまいます。

光漏れを防ぐには次の方法があります。

  • カーテンレールを長めにする(横幅を大きくする)
  • カーテンレールを高い位置にとりつける
  • カーテンの裾を長くする
  • カーテンの両サイドを折り返す

では順番にみてみましょう。

カーテンレールを長めにする

カーテンレールを窓枠よりも長めにすることで、窓の両サイドからの光漏れを防げます。

一般的な機能性カーテンレールと、装飾性カーテンレールでは多少違いがあります。

理想的なレールの長さは下記を参考にして下さい。(家具やエアコンなどの障害物がない場合の目安です)

機能性カーテンレールの場合

機能性カーテンレール

  • レールの長さを、片側10cm程度(両側合わせて約20cm)長くする。

装飾性カーテンレールの場合

装飾性カーテンレール

  • レールの長さを、片側10cm~15cm(両側合わせて約20cm~30cm)長くする。(両端の飾りキャップは除きます)

カーテンレールを高い位置にとりつける

カーテンレールを窓枠よりも高い位置に取りつけると、窓上部からの光漏れが軽減されます。

理想的な取り付けの高さは、下記を参考にして下さい。(下地のある場所に)

機能性カーテンレールの場合

機能性カーテンレール

  • 窓枠よりも10cm~15cm程度上方向に取りつける。

装飾性カーテンレールの場合

装飾性カーテンレール

  • 窓枠よりも12cm~15cm程度上方向に取りつける。

カーテンの裾を長くする

カーテンの裾を長くすることによって、窓の下側からの光漏れを防げます。

裾の長さは、床に着く程度か、好みでさらに長くします。

床に着いてしまうので、長さは状況に応じて検討しましょう。

※カーテンレールの選び方については、こちらの記事を参考にして下さい。

カーテンレールの種類と上手な選び方|取り付け時の注意点

カーテンの両サイドを折り返す(リターン仕様)

カーテンの左右リーターン

カーテンの左右の折り返し

カーテンレールのサイド側を、折り返し(リターン仕様)にするだけでもかなり光漏れが軽減されます。

斜めからの視線をカットしたり冷暖房効率も高まるので、一般的なカーテンにも応用できる方法です。

完全に光を遮断する場合は、カーテンの吊り方やサイズ・カーテンレールの位置にも注目しましょう。

この記事のまとめ

遮光の等級と、光漏れを防ぐ取りつけ方をまとめると、次のようになります。

遮光カーテンの等級

  • 完全遮光1級(かなり真っ暗な状態になる)
  • 遮光1級(ほぼ暗くすることができる)
  • 遮光2級(やさしい光を採りこむ)
  • 遮光3級(明るさを感じる)

光漏れを防ぐ取り付け方

  • カーテンレールを長めにする(横幅を大きくする)
  • カーテンレールを高い位置にとりつける
  • カーテンの裾を長くする
  • カーテンの両サイドを折り返す

このように、遮光の等級には室内を暗くする効果に違いがあり、カーテンの取りつけ方でも差が生じます。

また室内の温度上昇を抑えたり、家具などの日焼け防止やプライバシーを守れるという点においても役立ちます。

遮光カーテンだから全てが真っ暗になるというわけではないので、目的に応じて等級を選べば、上手な選び方につながるでしょう。