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【クロス職人の独立】ベテランが自己紹介を兼ねてアドバイスします

クロス職人の師匠

19歳でクロス職人に弟子入りして、30年の月日が流れようとしています。

この記事では、私のこれまでを自己紹介を兼ねてお伝えします。

どうすればクロス職人として仕事が切れずに食っていけるのか?

また、いまではクロス職人を卒業し、内装工事店としてして日々を送っていますが、なぜ個人のクロス職人が会社組織にできたのか?

この記事の中でお伝えできればと思います。

あなたがこれからクロス職人として独立し、ゆくゆくは内装工事店として頑張りたいのであれば、きっと参考になると思います。

クロス職人としての経歴

ハッキリ言えるのは、クロス職人がしたくてこの業界に入った訳ではありません。

どちらかというと、いまでもクロス職人は性格的に向いてないと思っています。

就職もせずフラフラしている私を見兼ねた親の紹介でクロス職人の弟子になったのがすべての始まりでした。

そんな私の経歴を大まかに紹介します。

  1. 19歳、クロス職人に弟子入り
  2. 24歳、一人親方として独立
  3. 26歳、はじめての弟子を取り、数の勝負を決意する
  4. 33歳、ある事をきっかけに仕事が増える
  5. 41歳、自分でクロスを貼る事がほとんど無くなる

こんなクロス職人人生を送ってきました。

詳しく説明したいと思います。

19歳でクロス職人を始める

さっきも書いた通り、親のツテで弟子入りしました。

弟子入りした当初は、片付けや水汲み、雑用の毎日で、クロス職人になった事をものすごく後悔していました。

はじめて壁紙を貼らせて貰ったのは、半年~1年後・・

その間が本当に長く感じました。

しかし、雑用期間中に兄弟子や師匠の仕事を見ていたので、以外にもクロス貼りの才能を発揮します。

私は器用な方ではありませんし、几帳面な性格でもありません。

雑用期間中、親方に口うるさく「目で仕事を盗め」と連呼されていましたが、その効果が出たんだと思います。

24歳でクロス職人として独立

24歳で一人立ちした訳ですが、本当はこのまま師匠の下で一生職人でも良いと考えていました。

師匠もそのつもりで、跡取り候補として可愛がってくれていたのですが、私が24歳、師匠が36歳。

突然、師匠が亡くなります。

ガンでした。

ショックが大きく、地元に帰り、一時は全く畑違いの仕事に就いていましたが・・

運命なのでしょうか?

この仕事を続ける方向にどうしても人生が流れていきます。

一念発起した私は、地元の内装資材問屋すべてに電話営業を開始。

何とか生活するべく、必死でした。

あなたが独立を考えてるなら、計画的にしましょう。

クロス職人の独立資金はどのくらい必要か?

関連記事に書いていますので、知りたい方はご覧ください。

26歳で初めて弟子をとりました

弟子を取るのは大変です。

弟子の給料を保証し、一人前に育てるのは本当に骨が折れる作業です。

自分一人で気楽にやっている方が、人生バラ色です。

しかし、この頃の私は「オイシイ現場」に飢えていました。

クロス職人なら、伸びる現場に入ると収入が全然違う事を知っていると思いますが、この頃の私は金にならない小さい現場に飽き飽きしていました。

人数を抱えてないと、大きい伸びる現場が回って来ません。

そんな心境を知っているかのように、クロス職人をやってみたいという2歳年下の弟子に出会いました。

大変なのは百も承知でしたが、勝負に出る事に決めました。

そして、私は勝負に勝つ事ができました。

2人になると徐々に大きな仕事が貰え、さらに、気が付けば4人体制で多くの現場を掛け持ちしながら回していました。

33歳で始めた事がきっかけで良い仕事が増える

4人体制で仕事を続けていましたが、この頃の私は、下請けには限界があることを感じていました。

仕事量はかなりあったのですが、工事単価の事情で「儲かる」という訳ではありませんでした。

このまま馬車馬のごとく働けば、全員の給料は問題ありません。

しかし、いつも忙しく余裕のない私から「独立したい」という一番弟子の思わぬ申し出がありました。

予期せぬ突然の申し出に困惑しました。

普段は、私のチームと、一番弟子のチームに分かれ現場に入っていましたので、正直、一番弟子独立後の体制が描けませんでした。

もう一度考え直すように説得しましたが、他人の人生をとやかく言う事はできません。

最終的には「仕事に困ったらいつでも相談するように」と伝え、独立する事を承諾しました。

彼は今でも一人親方のクロス職人として頑張っています。

忙しかった日々が本当に辛かったんだと思います。

 

一番弟子が独立したこともあり、暫くは3人で仕事量を減らしながらやっていましたが、環境が変わり「弟子は独立する」という現実を知った私は「何かを考えないと」という危機感を感じていました。

この頃に始めたのがホームページでした。

ホームページで仕事を受注できれば、下請けとは違い工事単価が上がります。

クロス職人がHPを使い仕事を探す事で、お客様にとっても余計な中間マージンが省けるので、メリットしかないと考えていました。

とは言っても、HPなんか作った事がない私は、HPの参考書を片手に四六時中パソコンに向かっていました。

私がパソコンに夢中でも仕事はあります。

ここで私はもう一度勝負に出ました。

将来の仕事量を信じて、新しい弟子を取ったのです。

結果として、ホームページで獲得した仕事が今では主力になっています。

思い返せば、下請けの仕事をしたのは、ここから数年だったと思います。

41歳くらいでクロスを貼る事がほとんど無くなる

40代になると普通ならベテランと言われる年代ですが、私の場合は「熟練の技」よりも営業的な活動がメインになっていました。

弟子も次々に独立して行きましたし、何より、忙しくクロスを貼るのが嫌でした。

今でもクロスを貼る事はありますが、たまに貼ると楽しく思えます。

下請けさんや従業員が貼ったクロスの点検や、お客様との打合せが私には向いているのかもしれません。

 

今の私から言えるのは、綺麗な仕事をする職人さんは、性格もキチンとしているという事です。

そういう職人さんはどこでも重宝されます。

あなたが独立を考えているなら、どうすれば仕事が見つかるか知りたいと思います。

クロス職人の仕事の探し方や、独立後の収入についてまとめた関連記事がありますので、興味があればご覧ください。

まとめ

自分の半生を振り返ってみました。

あらためて文章にすると、色んな記憶が蘇ります。

今回、振り返って気付きましたが、人はなりたい自分になれるんでは無いでしょうか?

現実を変えようと思えば、勝負するタイミングは必ずやってきますが「勝負」ではなく、初めから勝ち試合に思えます。

今後、あなたが独立を考え行動するとしても、独立する事はすでに決まってるのかも知れません。

どうか、手抜きのないキッチリとした仕事を貫き、自分の人生にチャレンジして下さい。