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【壁紙・クロスの寿命】一般的に何年で張り替える?壁紙の耐用年数・壁紙 クロスはどのくらい長持ちするのか

壁紙の寿命

親方

プロのクロス職人で、親方の私が壁紙の「寿命」や「耐用年数」を本音で話します。

壁紙・クロスに寿命はあるのでしょうか?

私が見積りに伺うと必ず話題になるのが、壁紙の寿命です。

なので、今回はいろんな角度から「壁紙の寿命」や「張り替え時期の目安」を記事にしていこうと思います。

壁紙の劣化が気になる方や、張り替え・リフォームをご検討されてる方はぜひ参考にして下さい。

壁紙の寿命・耐用年数

壁紙・クロスに寿命はあるのでしょうか?

また、壁紙の寿命とは何でしょうか?

壁紙は経年劣化する消耗品だという考えは一般的にあまり浸透していません。

新築時に壁紙を張って終わりという風潮がありますが、月日が経つと黄ばみや破れ、剥がれなどが目立ってきます。

綺麗に取扱っているつもりでも、生活のなかで知らないうちに劣化してしまいます。

原因は直射日光で黄ばむ場合もありますし、手垢によって汚れてしまう場合もあります。

様々な原因で劣化しますので、劣化に関してはそういうものだと考えて割切るしかありません。

壁紙メーカーの考える耐用年数とは?

壁紙製造メーカーは日本国内だけでも数社ありますが、どのメーカーの営業マンと話しても、耐用年数については5~10年という答えが返ってきます。

もちろん、住まいの環境や、普段のお手入れによって耐用年数に開きはありますが、いつまでも綺麗な状態を保てる訳ではありません。

壁紙製造メーカー自体が張り替えを想定して営業いますので、リフォーム推奨品の壁紙が作られていたりもします。

このようなことから、壁紙は「自分が気になり始めたら張り替えの時期」だと考えるのが良いと思います。

壁紙・クロスが劣化する原因

それでは、なぜ「壁紙は劣化する」のでしょうか?

上で紹介した外的要因もありますが「汚れ」や「日焼け」を全て対策したとしても劣化してしまいます。

壁紙が劣化する最大の原因は収縮です。

壁紙を作る素材には時間とともに縮んでしまう要素がありますので、手入れを怠らず綺麗に取扱ったとしても、時間が経てば隙間が出来たり、継目(ジョイント)が開いてくる事があります。

住まいの環境や条件によっては一年くらいで縮んでしまう場合もあります。

この事を理解していないと、施工技術や施工業者の問題だと勘違いをしてしまいますので注意が必要です。

壁紙・クロスの寿命を超えたらどうなるのか

壁紙の寿命や耐用年数にコレといった決まりはありませんが、ずっと放置し、ほっといたらどうなるのでしょうか?

住んでる本人が、劣化した壁紙が気にならないと言うのであれば特に問題はありません。

しかし諸事情が発生し、いざ張り替えようと思った時に問題が起こります。

上でメーカーの考える耐用年数について書きましたが、この耐用年数を大きく超え、あまりにも劣化した状態で放置すると、張り替え時に綺麗に剥がれず新しい壁紙がボコボコの状態で仕上がる場合もあります。

これは壁紙だけの問題ではなく、壁紙に使われている接着剤も同様に劣化していることが原因です。

接着剤が劣化すると、壁紙を剥がした際に残るはずの裏紙が残らず、下地材の表面ごと剥がしてしまい、破壊してしまう事があります。

こうなってしまうとパテ処理などでは対応できず、下地の交換まで必要になりますので、大きく予算が増えてしまいます。

張り替えの予算を抑えたいならクロス職人さんに直接頼むと安価です。

【壁紙の張り替え】安く抑えたいならクロス職人さんに直接依頼するという記事で依頼する方法を解説しています。

壁紙・クロスは環境や部屋ごとに寿命が変わるのか?

部屋によっては綺麗で張り替えが必要ない場合もあります。

あまり使って無い部屋は直接手で触れる事もないので、綺麗な状態を保つ期間が延びますし、室温や日光にも左右されますので、全てが同じ条件で劣化する訳ではないという事です。

壁紙の張替え・リフォームを検討する場合は、綺麗な部分は省いても良いと思います。

壁紙の寿命を延ばす方法

壁紙の寿命や耐用年数を紹介して来ましたが、少しでも長持ちさるにはどうすれば良いのでしょうか?

説明していきます。

壁紙を綺麗な状態で保つ

普段からのお手入れで寿命を延ばす事は出来ます。

ホコリや塵がついたまま放置すると劣化を早める原因になりますので、飲食物や調味料などの汚れは、すぐにかたく絞ったスポンジやタオルで汚れを吸い取るように拭き取ります。

汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を少量まぜた水溶液を使ってください。

壁紙表面に残った洗剤は変色の原因になりますので、真水かぬるま湯できれいに拭き取ってください。

拭いても取れない場合は「タワシ」や「歯ブラシ」が有効です。

※強い洗剤やシンナーなどの有機溶剤は、変色や表面破損の原因になります。

室内環境を整える

閉めきった環境では空気の循環が悪く、壁紙の劣化を促進してしまいます。

窓を開けたり、換気して空気の循環を意識する事が大事です。

とくに、湿気でカビが発生しがちな脱衣室やキッチン、結露も壁紙の劣化を早める原因になります。

室内環境を整える事で長持ちさせてください。

こまめに補修する

傷んだ部分をこまめに補修することも壁紙の寿命を延ばす効果的な方法です。

自分で補修したい場合は壁紙の補修方法を詳しくまとめた記事がありますので参考に補修してください。


自分で補修する自信がなかったり、綺麗に直したいときはプロに依頼するのも良いと思います。

壁紙でもDIYが流行っていますが、落とし穴もあります。

  • 自分で補修して失敗すると余計なお金がかかります
  • 補修するつもりが最初より汚くなった
  • 思ったよりも難しい

「誰でも簡単に壁紙が張れるという」キャッチコピーはセールスの基本なので、引っかからないような注意も必要ですよね。

DIYと同程度の金額で壁紙の工事をしてくれるこういったサービスを検討するのも良いと思います。


ちなみに、壁紙の張り替えは火災保険を使うこともできます。

壁紙の張り替えは金額的にも高くつく場合がありますので、火災保険で工事できれば負担がありません。

もちろん火災保険に加入していることが条件ですが….

火災保険に加入してるという方は、保険申請が可能か無料調査してくれる便利なサービスもあります。

詳しくは【おうちの保険相談センター】こんなことにも火災保険が使えるの?をご覧ください。

おうちの保険相談センター公式サイトはこちら

壁紙・クロスの張替・リフォームの時期

お住まいの形態によって張替え・リフォームへの考え方が変わります。

それぞれの場合を書いていきます。

一般住宅の壁紙・クロス張替え時期は?

自身で所有し暮らしている場合

自分の所有する戸建の場合、上記した通り、気になった時に壁紙を張替えるのが一般的です。

いつまでも放置すると予算が膨らむ可能性もありますので、良い業者を見つけ、上手に張替え・リフォームプランを立てる事をお勧めします。

関連記事に壁紙張替えの業者選びで失敗しない方法や、一軒家、戸建ての壁紙張替にかかる費用などを記事にしていますので知りたい方は参考にして下さい。

賃貸物件オーナーの場合

賃貸物件として貸しているなら退去時に壁紙の状態を確認する機会があります。

このくらい大丈夫だろうと見送ってしまうと、次回の退去までの期間が予測できませんので、劣化がかなり進行してしまう場合があります。

ご自身の資産ですので、退去時に劣化を見つけたら張替える事をお勧めします。

張替え・リフォームを依頼する場合、これまでの業者で良いのか?

と疑問の場合は下記の記事も参考にして下さい。

賃貸物件借主の場合

借家として暮らしている場合、壁紙の張替え・リフォームには不動産、オーナーの許可が必要になります。

経年劣化が原因で壁紙を張替えたい場合には、相談すればオーナーさんに予算を都合して貰える場合もあります。

長い間住んでいるなら一度相談する事をお勧めします。

マンションの壁紙・クロス張替え時期や必要な事

自身で所有し暮らしている場合

マンションの場合でも、壁紙の張替え時期は気になった時です。

しかし、マンションの場合は、張替え・リフォームは自分勝手に進める事ができません。

マンションによって違いがありますが、大抵のマンションは管理組合に届ける必要があります。

工事許可が下りるまでの期間を調べたり、上下、左右に暮らす方への挨拶も必要です。

工事業者が決まってすぐに工事出来る訳ではないので、スケジュールの調整が必要です。

経験豊富なリフォーム業者を選べば、流れを知っていますので自分で調べる必要はありませんが、不慣れな業者や壁紙の職人さんに直接依頼する場合は時間と手間が必要です。

マンション壁紙の業者選びや費用について、下記の関連記事も参考になると思います。

賃貸物件オーナーの場合

所有して貸している場合、張替え時期は一般住宅と同じですが、マンションという環境では、管理組合や隣接する部屋への配慮も必要です。

アパートの壁紙・クロスの張替え時期は?

アパートではオーナーに壁紙張替えの決定権がありますので、借主の場合はオーナーの許可が必要です。

ご自身がオーナーの場合、退去の度に壁紙を張替えるのは必ずしも得策ではありません。

築年数が新しいなら壁紙の張替えをお勧めしますが、建物が古いのなら壁紙の変更だけで入居率が大きく変わるとは思えませんので、費用対効果も考えながら有利な決断が必要です。

どうしても汚れや劣化が酷い部分だけの張替えも視野に考えて下さい。

まとめ

壁紙の寿命について書きましたが、結論をいうと壁紙には寿命があるという事になります。

内装の仕上材として主流の壁紙ですが、メリット・デメリットがあります。

他の内装仕上げ材に比べて安価で、比較的簡単に模様替えやリフォームできますので、寿命だと感じたならば張替え・リフォームを考えてみてはいかがでしょうか。